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「まよわないため」に、まよい続けること

140111mayowanai

ttk2年目最初の展覧会がスタートいたしました。

11日から会期が始まりました「まよわないために -not to stray-」、最初の1週目は大変たくさんの方々にお越しいただきました。幸先良いttk2年目のスタートが切れましたこと、心より御礼申し上げます。

当展はDirector’s Eyeシリーズということで、ttkとしましても2度目のグループ展となっております。野口卓海さんのディレクションの下、ttkの空間をメディアの異なる4組の作家が構成しておりますが、昨年のDirector’s Eyeの結城加代子さんによる「SLASH」展と比較してご覧になられる方が多いかと思います。

昨年の結城さんの企画は、Director’s Eyeのこけら落としでしたので、この形式の完成モデルを提示していただくことを狙いとしておりました。結城さんのように第一線で活躍するディレクターを招くという意図よりも、これから表舞台にどんどん立っていくべき若手ディレクター・キュレーターに経験を積んでもらうことが、Director’s Eyeの本来の目的としております。

野口さんは、パブリックな会場での企画経験は多数積み重ねていますが、ギャラリーのような展示に特化したスペースでの展示は初めてになります。さらに、「まよわないために」の企画趣旨のように、現代の美術の文脈に特化したアプローチで展覧会を企画することも初めてのことです。一定の実績はあるけれども、更にここttkでの企画と展示を通じて、不足している経験を積み重ねて、今後のディレクター活動の展開への足がかりにしていただきたいと思っております。

野口さんのディレクターとしての個性は、これまでも多くの同世代の作家に対して執筆してきた評論文にあると思い、展覧会のオープンにあわせて新たなテキストを書いてもらいました。こちらはttkのみで配布しておりますので、お越しになられた際にはぜひご一読いただければ幸いです。また会期後半から終了間際に向けても、もう一度書いていただくようにお願いしております。

当展の展示構成も、昨年の結城さんの展示と対照的に4組の作家がはっきりと空間を分けた配置となっております。個々の作家の本来の表現プラスアルファによる展示内容から、80年代半ば生まれの作家たちの常々の表現の中にある共通点や相違点を探り出すことが目的となっていますので、その狙いにおいては意図どおりの展示となっております。じっくりと各作家の個性を認識していただき、また今回は久々に展示が一番奥のベランダまで広がっておりますので、ttkの空間を行き来していただきながら、彼らがいまの時代を「まよわないために」探り続けているものを一つ一つ見極めていただければと思います。

今年2014年のttkのラインアップは、30歳未満のいわば若手の作家・ディレクターで大半を占めています。当展も含め今年のttkの企画は、昨年と違って多少の荒削りさが随所に見られる内容になるかと思います。お越しいただきご高覧いただいたみなさまからは、ぜひ屈託ないご意見ご感想を多数お聞かせいただきたく思っております。みなさまの直接的かつ率直なお言葉を通じて、彼らの今後の成長と展開をサポートしていただければ幸いに思います。

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