2021

2021-06-24
加藤 巧「Re-touch」2021年6月24日(木)~7月18日(日)

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加藤 巧 「Re-touch」
2021年6月24日(木)~7月18日(日)

休廊日:毎週月~水曜
開廊時間:12:00~18:00(* 18:00以降はアポイントメント制/電話orメールでお問い合わせください)
会場:the three konohana

 

【関連イベント】
「トークセッション 加藤巧×岩名泰岳」

トークゲスト:岩名泰岳氏(画家)
収録日・場所:2021年6月27日(日)、the three konohanaにて
※ 本展会期中にYouTubeに公開

現在開催中の加藤巧「Re-touch」展の関連イベントとして、「トークセッション 加藤巧×岩名泰岳」を収録で実施しました。
共に関西圏に近い東海地方に拠点を置き、同世代のペインター(画家)のお二人が、本展の加藤さんの作品を起点に、お互いの制作や活動の環境、絵画制作についての思考や向き合い方など、幅広い対話を展開しました。

* * *

このたびthe three konohanaでは、加藤 巧(KATO Takumi, b.1984)の弊廊では5年ぶりの個展を開催いたします。

14~15 世紀の画家、チェンニーノ・チェンニーニの絵画技法を起点に、絵画の材料研究と並行して制作を続けてきた加藤は、ここ5年国内外の企画展を中心に精力的な発表をおこなってきました。2018年の京都芸術センターでの企画展とイギリス・ロンドンのCity & Guilds of London Art Schoolでのアーティスト・イン・レジデンス、19年の京都大学総合博物館での「タイムライン-時間に触れるためのいくつかの方法」、そして20年のVOCA展など、それぞれ技法や材料を起点にした作品を発表し、加藤が手掛ける絵画制作の範囲に広がりと深みを得る時期となりました。

この5年の活動の展開を経て、本展は「接触」をキーワードに、加藤の絵画にまつわる思考や行為を新たな枠組みで捉え直すことを狙いとします。本展の出品作品は、加藤がこの1年間に制作したもので構成しますが、コロナ禍以前と現在の制作の状況や環境に大きな変化はないと加藤は言います。ひとりスタジオの中で絵画材料や技術に触れ、思索と行為の積み重ねによって作品に仕上げていく。この日常的な制作環境を保つことを、自らの活動の中で変わらず一貫しておこなってきました。あらゆる物事に先入観なく丁寧に触れ続け、自らに受容することにより、過去と現在それぞれの時間に対等に向き合うことができる、今の時代に即した絵画のあり方の探究をさらに推進させています。

さらに、現在の社会状況の中で、改めて自らの「接触」への意識の強さに気づいたことから、本展の作品には近年見られなかった具体的なモチーフが散見されます。加藤の絵画を構築する行為に、社会への主張が明確に帯び始めたしるしであり、現代社会との接点としての絵画のあり方、制作行為の拡張・越境へと進む彼の意識が、本展の作品からは強く垣間見られます。

このコロナ禍で頻繁に見聞きする「接触」という言葉には、物理的な行為と人間同士のコミュニケーションについてイメージすることが多くなりました。加藤の絵画への対峙にはこの双方の要素がまさに含まれており、彼の絵画材料や技術との対話は、絵画のみの限られた範囲に留まらない、私たちの日常にあるあらゆるコミュニケーションに示唆を与える可能性を有しています。ただ一度ではなく、何度も思索や行為を重ねることにより理解・体得への道標があること。日常への回帰とこれまでの日常の根底にあるものを見直すために、目の前の物事に繰り返し接触することに躊躇わないこと。加藤の作品から立ち現れる、彼の様々な思考に積極的に触れていただければ幸いです。

 

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《Dialogue (P.D.F)》2020【出品予定作品】
顔料、アクリル樹脂(Paraloid B72)、乾性油、蜜蝋、樹脂プラスター、寒冷紗、兎膠、木製パネル  各 47.0 x 33.0 cm [2枚組]

 

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《One month》2021【出品予定作品】
顔料、漆喰、蜜蝋、乾性油、Jesmonite®︎ AC100、樹脂プラスター、木製パネル 60.0 x 80.0 cm

 

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「タイムライン-時間に触れるためのいくつかの方法」展示風景(京都大学総合博物館、2019年)[撮影:守屋友樹]

 

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《Macaloni》2019 (「VOCA展2020」出品作品)
顔料、漆喰、樹脂プラスター、ジェスモナイト、アルミ材、木材 240.0 × 170.0 × 2.0 cm[撮影:上野 則宏]

 

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「ニューミューテーション」展示風景(京都芸術センター、2018年)[撮影:大島拓也]

 

2021-04-08
森村 誠 展「the Language Study Methods for the Beginners」@SYP GALLERY 2021年4月8日(木)~5月2日(日)

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森村 誠《Collins Pocket Italian Dictionary (English 16064g, Italian 11969g)》2021
英伊辞典、コニカルビーカー

 

・ 森村 誠 展「the Language Study Methods for the Beginners」展示記録

 

森村 誠 展「the Language Study Methods for the Beginners」
【the three konohana 共催企画】

会期:2021年4月8日(木)~5月2日(日) 月・火・水休廊
(※ 東京都の緊急事態宣言により4月29日(木)~5月2日(日)は休廊、5月13日(木)と14日(金)に臨時開廊)
開廊時間:13:00~19:00
会場:SYP GALLERY(162-0065 東京都新宿区住吉町10-10)
アクセス:都営新宿線曙橋駅A2出口より徒歩4分、都営大江戸線若松河田駅河田口より徒歩12分
オープニングレセプション:4月10日(土)18:00-20:00 (予定)

https://sypgallery.com/

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言葉の重みを量ることは、語学初心者用の辞書でも、または学術的な辞書であっても、どんな辞書を使っても変わらず難しいことなのです。

森村 誠

本展では、森村が2012年から継続して制作している「言葉の重みを量るプロジェクト」シリーズの最新作に加えて、過去の作品も共に展示致します。

「言葉の重みを量る」とは一体どういうことなのか。物理的に量れないはずのものを量るにはどうすれば良いのかというシンプルな疑問、そして大学時代の英国留学や国外での制作発表活動を通じて、多くの外国人と出会い積極的にコミュニケーションを重ねてきた私的な経験から、この作品シリーズは出発しています。
この森村の作品は、バイリンガルの辞書の全てのページから漏れなく「g」だけを慎重に切り抜き、その紙片を言語ごとに分けて、瓶に閉じ込めています。さらにその紙片を数えた数字をタイトルに反映することで、本来量ることのできない「言葉の重み」を計量しようと試みているものです。

現在のコロナ禍の中、日本と海外を行き来することが難しい状況になり、外国人と直接コミュニケーションを取る機会は急激に少なくなりました。一方で、オンライン上でのやり取りにシフトしたことにより、SNSやメールなど文字や言葉を扱う機会は普段よりも増えました。つまり、どんな社会状況や環境になっても、他者とコミュニケーションを取ることが当たり前の人類にとって、「言葉の重み」はいつどこでも直面させられるものと言えるでしょう。

森村は、1冊の辞書の制作のために年単位の長い時間を要します。淡々と同じ行為の反復だけで制作する彼の取り組み方にも、「言葉の重み」の性質は明確に現れていると思います。本展タイトルは日本語に訳すと「初心者の為の語学学習法」となりますが、普段の辞書の使い方と明らかに違う方法で制作する森村の姿勢から、この時期だからこそ、改めて言葉を学ぶことの原点に立ち返る機会にもなればと思います。ぜひこの機会にご高覧いただければ幸いです。

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2021-01-11
「Gallery Collection 2020-2021」2021年1月14日(木)~3月下旬[完全予約制]

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「Gallery Collection 2020-2021」
2021年1月14日(木)~3月下旬(予定)

主な出品作家:泉茂、加賀城健、加藤巧、森村誠

※ ご来廊は終日予約制にて承ります。(曜日、時間は問いません。)
※ ご来廊をご希望の方は、SNS(Twitter、Facebook)のメッセージまたはメール(info(at)thethree.net)にて、ご希望の日時を明記の上、ご希望日の2日前までにご連絡ください。
※ 当方の都合により、ご希望の日時に添えない場合がございます。なにとぞご了承くださいませ。

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このたびthe three konohanaでは、3月下旬までの間、「Gallery Collection 2020-2021」を完全予約制で開催いたします。

本展では、昨年ttkで開催した展覧会に出品した4名の作家の作品を中心に展示いたします。
また、ttk山中のプライベートコレクションの展示も併設し、合わせてご覧いただけます。

通常の開廊日・時間以外もご来廊可能な場合がございますので、お気軽にご希望の日時をお問合せくださいませ。

なお、昨今の新型コロナウイルス感染拡大予防として、ご来廊のお客様へは以下のご対応をお願いいたします。

  • マスクを必ず着用の上お越しください。体調不良の方はご来廊をお控えください。
  • 展示会場入口にアルコールを用意しておりますので、手の消毒をお願いいたします。
  • ご来廊時に非接触型の体温計にて体温を測定いたします。37.5度以上のお客様はご入室をご遠慮ください。
  • スマートフォンをお持ちの方は、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の稼働、または「大阪コロナ追跡システム」の登録をお願いいたします。