山中 俊広

2019-04-01
「HUB-IBARAKI ART PROJECT 2018-2019」【2019年3月29日(金)~9月29日(日)】

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ttk山中がチーフディレクターを担当する「HUB-IBARAKI ART PROJECT 2018-2019」が、3月29日(金)より大阪府茨木市内にて開催しております。
6か月間にわたる長期間のアートプロジェクトとして、期間中は多数のプログラムを茨木市内各所で実施いたします。ぜひご参加くださいませ。

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■ 開催概要

プロジェクト実施・開催期間|2019年3月29日(金)-9月29日(日)
会場|茨木市内各所(プログラムによって会場が異なります)

作家|冬木 遼太郎
発表作品|《突然の風景(Sudden View)》
作品公開発表|2019年5月26日(日)、 茨木市中央公園 北グラウンドにて

テーマ|アートと茨木のひと・まちづくり-「公共/パブリック」を考察する、6か月間のアートプロジェクト

プロジェクト内容|作品制作・発表、トーク、ワークショップ、市民交流の取り組みなど、13種類のプログラムを実施

チーフディレクター|山中 俊広(インディペンデント・キュレーター)
ディレクター|山本 正大(少年企画)
事務局|茨木市文化振興課

主催|茨木市、アートを活用したまちづくり推進事業『HUB-IBARAKI ART』実行委員会

公式ホームページ|https://www.hub-ibaraki-art.com/

お問合せ先|茨木市市民文化部文化振興課内 アートを活用したまちづくり推進事業『HUB-IBARAKI ART』実行委員会
(〒567-8505 茨木市駅前三丁目8-13 茨木市役所南館8階 TEL:072-620-1810(直通) Mail:bunkashinkou@city.ibaraki.lg.jp)

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■ ごあいさつ

『HUB-IBARAKI ART PROJECT 2018-2019』は、まちなかで実施する「アートプロジェクト」として、新たなアートの体験のかたちを提案します。
今年の選定作家、冬木遼太郎が発表する作品《突然の風景(Sudden View)》を中心に、その制作過程から、発表、その後の考察・アーカイブまでの一連の流れに、計13のプログラムを6か月の間に散りばめて実施・開催します。

――― リアルタイムに鑑賞する、たった1日のみの「作品」

今年のHUB-IBARAKIのハイライトとなる冬木の作品《突然の風景》を、リアルタイムに鑑賞できる期間は、6か月間のうちたった1日しかありません。5月26日(日)の発表に向けて、多くの人々に関心を持ってお越しいただけるように、プロジェクトの周知活動、作品発表の特殊な形態についての説明、市民との対話の機会などを、茨木市内で積極的に動き、作っていきます。

近年全国の至るところで開催されているまちなかでのアートのイベントの多くは、作品展示・鑑賞に重きが置かれています。しかし今年のHUB-IBARAKIでは、作品やアートを介して作られる場や状況を大切にしていることが大きな特徴です。むしろ、数多くのプログラムを実施して、6か月間動き続けるHUB-IBARAKIの状況そのものが「作品」と言えるのかもしれません。

――― 「アート/作品」が茨木のまちに作用し続ける6か月間

今年のHUB-IBARAKIでは、作品が出来上がるプロセスを共有する機会と、茨木のまちとアートの関係を様々な視点で考察するための取り組みを、公開のプログラムとして実施します。さらに、全てのプログラムの実施レポートは公式サイトとアーカイブボードで随時公開し、その場に立ち合えない人々とも速やかに現場の動きを情報共有することに努めていきます。アートの行為が茨木の日常にどのように関与し、影響を及ぼしていくかをその都度確認していく、「アートによる社会実験」として位置付ける6か月間です。

――― 「公共(パブリック)」を考える

冬木遼太郎が制作する《突然の風景》は、公共の場でのコミュニケーションを主題に、公共の場で発表するために計画した作品です。2011年の東日本大震災、そして昨年茨木市内も見舞われた2つの自然災害を機に、コミュニティーや他者とのコミュニケーションのあり方を見直す機運が高まりつつあります。今年のHUB-IBARAKIのプログラムも、アートプロジェクトという公共の場で実施するという前提に向き合い、改めてこのプロジェクトは誰に向けて何を伝えるべきなのかと、本来の意義や目的を再考して構成しています。

冬木とHUB-IBARAKIの双方が提示する「公共」にも、それぞれに考え方の差異があります。むしろ、各々が様々な考えを巡らせるために、一つの答えに留まらない状況を保つことが大切であり、その均衡を作ることができるのがいまのアートの力だと私たちは考えます。

 

『HUB-IBARAKI ART PROJECT』は、茨木市のまちづくりのためのアートの取り組みです。その前提の中で、アートとまちがよりダイナミックに相互作用を与えあう関係になり、できる限り多くの市民とその場と時間を共有し、多様な価値観を包み込むことのできる6か月間になれば幸いです。

HUB-IBARAKI ART PROJECT チーフディレクター 山中 俊広

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2018-11-14
「HUB-IBARAKI ART PROJECT 2018-2019」作家公募のご案内

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大阪府茨木市で実施しているアートプロジェクト「HUB-IBARAKI ART PROJECT」に、ttk山中がチーフディレクターとして参画することになりました。

当プロジェクトでは、2018-19年の作家を公募しております。応募締め切りは12月17日(月)まで、みなさまのご応募をお待ちしております。

公式ホームページ:https://www.hub-ibaraki-art.com/
公募概要:https://www.hub-ibaraki-art.com/pages/1030941/page_201705291428

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【募集期間】 2018年11月9日(金)〜12月17日(月)必着

【募集人数】1名 (グループも可)

【制作補助費】80万円

【作品展示期間】6か月(予定)

【展示場所】茨木市内の会場に展示

【応募方法】応募要項と応募用紙をダウンロード、必要書類を用意の上、応募申込先まで持参または郵送してください。

【応募申込先・お問合せ先】
アートを活用したまちづくり推進事業『HUB-IBARAKI ART』実行委員会事務局
〒567-8505 茨木市駅前三丁目8-13 茨木市 市民文化部文化振興課内 電話:072-620-1810

主催:茨木市、アートを活用したまちづくり推進事業『HUB-IBARAKI ART』実行委員会

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2017-11-13
飛鳥アートヴィレッジ 作品展 「ほどけたもの語りとの邂逅」@南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館 【2017年11月18日(土)~26日(日)】

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ttk山中がプログラム・コーディネーターを担当する「飛鳥アートヴィレッジ」の今年度の展覧会は、11月18日(土)より、奈良県明日香村の南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館にて開催いたします。
ぜひご高覧賜りますよう、よろしくお願いいたします。

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■ 開催概要

飛鳥アートヴィレッジ 作品展 「ほどけたもの語りとの邂逅」

開催日時:
2016年11月18日(土)~26日(日) ※22日(水)休館
10:00~17:00 (入館は16:30まで)

出品作家:
藤野 裕美子、町田 藻映子、山本 紗佑里

会場:
南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館
〒634-0111 奈良県高市郡明日香村岡1150
TEL:0744-54-9300
(近鉄吉野線 橿原神宮前駅、飛鳥駅よりバスで約20分、無料駐車場有)
http://inukai.nara.jp/

入場無料

プログラム・コーディネーター:山中 俊広(インディペンデント・キュレーター)

主催:「Creative飛鳥・未来への風」実行委員会
後援:明日香村、(一財)明日香村地域振興公社、(公財)古都飛鳥保存財団、国土交通省近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所

飛鳥アートヴィレッジ Facebookページ:https://www.facebook.com/asukaartvillage/

お問い合わせ先:
明日香村教育委員会教育文化課
〒634-0141 奈良県高市郡明日香村川原91-1
TEL 0744-54-3636

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□ 関連イベント

藤野 裕美子 ワークショップ「日常の発見を手のひらの日本画に」
開催日時:11月18日(土)13:00~16:00 参加無料/予約不要
対象年齢:小学生以上 所要時間:約30分
各自制作した作品はお持ち帰りできます(材料・道具はこちらで準備します)

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■ 本展趣旨

村外の若手アーティストが、明日香村民との交流を通じて、「あすか」を題材にした作品を制作・発表するプログラム『飛鳥アートヴィレッジ』は、今年度で5年目の開催となります。今年度も南都明日香ふれあいセンター犬養万葉記念館を会場に、公募で選出した3名のアーティストによる展覧会を開催いたします。

今年のアーティストたちは、明日香の人々の暮らしの痕跡が残る場所に共通して関心を寄せています。村の中心地から山間部にも足を運び、空き家やお墓などの過去の暮らしのイメージが残る場所や、暮らしに密接な風習がいまも実際におこなわれている現場を頻繁に訪れました。さらにその場に関係する村民からさまざまな思い出話を聞いて、作品制作の素材を集めてきたことも共通しています。

いったん人々の手が離れ、記憶が薄れつつあった場所の扉が、村民との出逢いを機に再び解き放たれ、同時に村民の記憶の中に仕舞い込まれていた思い出話の断片にも触れる体験が、アーティストたちの取材の中で度重なりました。過去の逸話と現在の風景をつなぎ合わせ、そしてそれらの余白を埋めていくために、各々の想像力と表現手法を駆使して、現代に息づく「あすか」の物語を情景として紡いだ作品を展開していきます。

暮らしのかたちが画一化されていく現代において、「あすか」の土地が培ってきた独自の歴史や風土、風習が、いまの明日香の人々の暮らしにどのような作用を与えてきたのか。今年のアーティストたちはその誘因や過程に強く惹きつけられ、各々の作品制作への動機になったように思います。今年も3名の作品を通じて、「あすか」の本質や魅力を再発見する視点を、新たに見い出す機会になれば幸いです。

プログラム・コーディネーター 山中 俊広

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2017-10-12
「見っけ!このはな 2017」開催 2017年11月3日(金・祝)~5日(日)

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毎年秋恒例の此花区梅香・四貫島エリアのまちなかイベント「見っけ!このはな」、今年は11月3日(金・祝)からの3日間で開催いたします。

今年の「見っけ」は、前身「このはな咲かせましょう」から数えて今年で10年目の開催を迎えることとなりました。
エリア内のスペースが期間中にオープンして様々なイベントをおこなう普段のスタイルに加えて、10周年を記念してのトークショーも開催します。

この会期中のttkは展覧会準備中のため、スペースとしての参加はありません。
ttk山中が個人として参加し、トークショー「10周年だよ!全員集合」のコーディネートと、まち歩きツアー「このはなぁーとツアー」のナビゲーターを担当します。

10周年の区切りとなる「見っけ!このはな」、今年も多くのみなさまのお越しをお待ちしております。

 

【開催概要】
日時:2017年11月3日(金・祝)、4日(土)、5日(日) 12時~17時 (スペースやイベントによっては17時以降もオープンしています)
場所:大阪市此花区梅香・四貫島エリアのアトリエ・ギャラリー・オルタナティヴスペース・店舗など約20軒
アクセス:JR 環状線・阪神なんば線「西九条駅」、阪神なんば線「千鳥橋駅」より徒歩圏内
受付:モトタバコヤ (此花区梅香1-18-28)、PORT(此花区四貫島1-6-6) ※受付にて地図や当日プログラム等をお渡しします。

入場料:無料(イベントによっては有料のものもあり)
内容:作品展示、ライブ、ワークショップ、オープンアトリエ、まち歩きツアー、飲食、物販など

開催イベントや会場の詳細は下記のHPやSNSをご覧ください。随時情報を更新します。

公式HP:http://mikkekonohana.com/
Twitter:https://twitter.com/mikkekonohana
Facebook:https://www.facebook.com/mikkekonohana

 

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2017-04-27
「飛鳥アートヴィレッジ」 2017年度参加アーティスト募集のご案内

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奈良県明日香村が主催するアートプロジェクト「飛鳥アートヴィレッジ」、本年度の参加アーティストの募集がスタートいたしました。

ttk山中は、本年度もプログラム・コーディネーターとして、作品制作と成果発表展示のサポートを担当いたします。
応募締切は6月16日(金)です。多くのみなさまのご応募をお待ちしております。

☆ 募集要項・応募用紙ダウンロード:http://www.asukamura.jp/topics/art_village_2017/yoko.html
☆ 飛鳥アートヴィレッジ Facebookページ:https://www.facebook.com/asukaartvillage/

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□  趣旨

「飛鳥アートヴィレッジ」は、様々な芸術の分野で活動する若手アーティストを対象としたアートプロジェクトとして、明日香村のサポートの下で2012年度から実施し、今年度で5回目の開催となります。これまでに18名のアーティストが参加し、独自の視点で飛鳥・明日香村を主題とした作品を制作・発表していただきました。 悠久の歴史と文化、そして豊かな自然に育まれた飛鳥の風土に触れ、さらに地元の人々との交流を通じて、次の時代の芸術表現を開拓するとともに、飛鳥のアイデンティティを新たに読み解く作品が生まれる機会となることを願います。

 

□ 募集概要

【公募概要】
■ 応募資格 芸術の分野で活動する20歳以上40歳未満の方(応募時の年齢とする)

■ 募集定員 3名程度(屋内2名 屋外1名)

■ 応募基準
・飛鳥(明日香村)の様々な要素を主題または題材とした作品を制作・発表できること (作品のジャンルは自由)
・明日香村民との交流事業を、制作準備または作品展示期間に必ず実施できること (出品作品の制作に関する作業・リサーチ、ワークショップの実施など)
・個人のSNS、ブログなどで、作品制作の活動や展覧会の情報発信に積極的に協力できること

■ 応募方法
明日香村役場HPからダウンロードした応募用紙に必要事項を記入し、過去の活動をまとめたポートフォリオ1冊(20ページ以内)を同封して、郵送にてご応募ください。 (※Eメールでの提出は不可。)
ポートフォリオは、過去4年以内に制作した複数の作品や課題の写真、コンセプト、関連資料などをクリアファイルにまとめたもので、規格はA4サイズとします。

■ 応募締切 2017年6月16日(金)消印有効

■ 選考及び結果通知
提出書類をもとに、選考委員により選考・決定し、結果は7月中旬に郵送にて通知します。

■ 選考委員(予定)
山中 俊広(インディペンデントキュレーター)
烏頭尾 精(日本画家、京都教育大学名誉教授)
脇田 宗孝(陶芸家、奈良教育大学名誉教授)

□ 応募書類の送付先/お問い合わせ先
〒634-0141 奈良県高市郡明日香村川原91-1  明日香村教育委員会内「飛鳥アートヴィレッジ」係
TEL:0744-54-3636 FAX:0744-54-4647 E-mail:a-kyoiku@tobutori-asuka.jp

 

【プログラム概要】
■ 作品制作
日程:2017年7月中旬~11月上旬(随時)
期間中、明日香村に滞在または訪問して、必要な作品の題材のリサーチや制作を順次進めていただきます。
現地での滞在場所や制作場所、制作にかかわる地元関係者の紹介・仲介は、参加アーティストの必要に応じて、実行委員会スタッフが対応、調整します。

■ 作品展示(展覧会)
日程:2017年11月18日(土)~26日(日)
会場:南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館
会場の展示プランは、プログラム・コーディネーターと相談の上で決定します。制作準備の動向に合わせて、実行委員会スタッフ、地元関係者、他の参加アーティストとも調整しながら進めます。

■ プログラム・コーディネーター  山中 俊広

■ 制作補助費  (旅費、作品運送費、滞在費、材料費、交流事業費を含む)
屋内展示:上限1人10万円
屋外展示:上限1人20万円

■ 主催 Creative飛鳥・未来への風実行委員会

■ 後援 明日香村、一般財団法人明日香村地域振興公社、公益財団法人古都飛鳥保存財団、国土交通省近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所

 

 

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2016-10-21
飛鳥アートヴィレッジ 作品展 「瀬々の音  玉藻のゆらめき」@南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館 【2016年11月19日(土)~27日(日)】

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ttk山中がプログラム・コーディネーターを務める「飛鳥アートヴィレッジ」の今年度の展覧会は、11月19日(土)より、奈良県明日香村の南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館にて開催いたします。
ぜひご高覧賜りますよう、よろしくお願いいたします。

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■ 開催概要

飛鳥アートヴィレッジ 作品展 「瀬々の音  玉藻のゆらめき」

開催日時:
2016年11月19日(土)~27日(日) 会期中無休
10:00~17:00 (入館は16:30まで)

出品作家:
楠本 衣里佳、橋川 昇平、望月 めぐみ

会場:
南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館
〒634-0111 奈良県高市郡明日香村岡1150
TEL:0744-54-9300
(近鉄吉野線 橿原神宮前駅、飛鳥駅よりバスで約20分、無料駐車場有)
http://inukai.nara.jp/

入場無料

プログラム・コーディネーター:山中 俊広(インディペンデント・キュレーター)

主催:「Creative飛鳥・未来への風」実行委員会
後援:明日香村、(一財)明日香村地域振興公社、(公財)古都飛鳥保存財団、国土交通省近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所

飛鳥アートヴィレッジ公式HP:http://creative.asuka.co/

お問い合わせ先:
明日香村教育委員会教育文化課
〒634-0141 奈良県高市郡明日香村川原91-1
TEL 0744-54-3636

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□ 関連イベント

望月めぐみ 切り絵ワークショップ「古代のかたちを作ろう!」

開催日時:11月23日(水)12:00~16:00 参加無料/予約不要
対象年齢:小学生以上 所要時間:約20分
各自制作した作品はお持ち帰りできます(材料・道具はこちらで準備します) ※会期中随時、作家による切り絵の公開制作もご覧いただけます

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■ 本展趣旨

20代、30代の若手アーティストが、明日香村民との交流を通じて、飛鳥を題材にした作品を制作・発表するプログラム『飛鳥アートヴィレッジ』は、今年度で4回目の開催となります。今年度は南都明日香ふれあいセンター犬養万葉記念館に会場を移し、公募で選出した3名のアーティストによる展覧会を開催いたします。

『飛鳥アートヴィレッジ』で参加アーティストが作品に反映させる飛鳥へのまなざしは、毎年さまざまな対象に向けられています。今年度のアーティストは、歌や物語、芸能や祭りなど現代の飛鳥に受け継がれた有形無形の「伝承」に関心を向け、さらに水や川にまつわるイメージが、表現方法の異なる3名の作品に共通して織り込まれます。

明日香川 瀬々の玉藻の うち靡き 心は妹に 寄りにけるかも(作者不詳/万葉集 巻13-3267 )

現代に遺された飛鳥のさまざまな「伝承」は、多くの人を介し、自然の作用や変化に委ねながら、今の形態や状況に至ったものと思います。時の経過が遺したものや、変わりゆくものと変わらないもののただなかで、常に人々と自然が互いに「寄り添う」関係であり続けたことは、この土地の営みと歴史の醸成をもたらした飛鳥のアイデンティティのひとつと言えるでしょう。こうした現代に至る飛鳥の様相に本展の作品が結びついて、次代の飛鳥を示唆するメッセージが表現されていきます。

村内で日々の生活を営む人々とも、また古代の痕跡や豊かな里山の自然に魅了されて村を訪れる人々とも異なる飛鳥への視点と解釈は、今年度の3名のアーティストの作品にも込められています。本展を通じて、飛鳥の本質とその魅力について、さらに思いを巡らせる機会になれば幸いです。

プログラム・コーディネーター 山中 俊広

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2016-06-07
「飛鳥アートヴィレッジ」 2016年度参加アーティスト募集のご案内

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奈良県明日香村が主催するアートプロジェクト「飛鳥アートヴィレッジ」、本年度の参加アーティストの募集がスタートいたしました。

ttk山中は、本年度もプログラム・コーディネーターとして、作品制作と成果発表展示のサポートを担当いたします。
本年度から、開催時期、実施システム、展覧会の会場など、内容が大きくリニューアルしました。
応募締切は7月15日(金)です。多くのみなさまのご応募をお待ちしております。

☆ 募集要項・応募用紙ダウンロード:http://www.asukamura.jp/topics/art_village_2016/index.html
☆ 飛鳥アートヴィレッジ Facebookページ:https://www.facebook.com/asukaartvillage/

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□  趣旨

「飛鳥アートヴィレッジ」は、明日香村のサポートの下でおこなわれる、若手アーティストを対象とした作品制作・発表のプログラムとして、2012年度より毎年開催しています。今年度より、プログラムの実施形態をリニューアルしました。村内でのリサーチと制作活動を柔軟に進められるスケジュールとシステムになり、これまで以上に飛鳥の様々な要素を作品制作に反映できるプログラムになりました。
歴史と自然に育まれた飛鳥の風土に触れ、さらに地元の人々との交流を通じて、次の時代の芸術表現を開拓するとともに、飛鳥のアイデンティティを新たに読み解く作品が生まれる機会となることを願います。

 

□ 募集概要

【プログラム概要】
■ 作品制作
日程:2016年8月~11月上旬(随時)
期間中、明日香村に滞在または訪問して、必要な作品の題材のリサーチや制作を順次進めていただきます。
現地での滞在場所や制作場所、制作にかかわる地元関係者の紹介・仲介は、参加アーティストの必要に応じて、実行委員会スタッフが対応、調整します。

■ 作品展示(展覧会)
日程:2016年11月19日(土)~27日(日)
会場:南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館
会場の展示プランは、プログラム・コーディネーターと相談の上で決定します。制作準備の動向に合わせて、実行委員会スタッフ、地元関係者、他の参加アーティストとも調整しながら進めます。

■ プログラム・コーディネーター  山中 俊広

■ 制作補助費  最大1人10万円(旅費、作品運送費、滞在費、材料費、交流事業費を含む)

■ 主催 Creative飛鳥・未来への風実行委員会

■ 後援 明日香村、一般財団法人明日香村地域振興公社、公益財団法人古都飛鳥保存財団、国土交通省近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所

 

【公募概要】
■ 応募資格 芸術の分野で活動する20歳以上40歳未満の方(応募時の年齢とする)

■ 募集定員 3名程度

■ 応募基準
・飛鳥(明日香村)の様々な要素を主題または題材とした作品を制作・発表できること (作品のジャンルは自由)
・明日香村民との交流事業を、制作準備または作品展示期間に必ず実施できること (出品作品の制作に関する作業・リサーチ、ワークショップの実施など)
・個人のSNS、ブログなどで、作品制作の活動や展覧会の情報発信に積極的に協力できること

■ 応募方法
明日香村役場HPからダウンロードした応募用紙に必要事項を記入し、過去の活動をまとめたポートフォリオ1冊(20ページ以内)を同封して、郵送にてご応募ください。

■ 応募締切 2016年7月15日(金)消印有効

■ 選考及び結果通知
提出書類をもとに、選考委員により選考・決定し、結果は7月下旬に郵送にて通知します。

■ 選考委員(予定)
山中 俊広(インディペンデントキュレーター)
烏頭尾 精(日本画家、京都教育大学名誉教授)
脇田 宗孝(陶芸家、奈良教育大学名誉教授)

 

□ 応募書類の送付先/お問い合わせ先
〒634-0141 奈良県高市郡明日香村川原91-1  明日香村教育委員会内「飛鳥アートヴィレッジ」係
TEL:0744-54-3636 FAX:0744-54-4647 E-mail:a-kyoiku@tobutori-asuka.jp

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☆  今年度の大きな変更点

・展覧会の開催時期が秋(11月)になりました。
(※これまでは、1月にレジデンス、3月に展覧会でした)

・展覧会開催までの期間中、各自の都合に合わせて、明日香村に滞在・訪問してのリサーチおよび制作活動が可能になりました。
(※これまでは、所定の10日間に明日香村に滞在することが必須でした)

・制作補助費が増額になり、用途も制作費以外に交通費、宿泊費、作品輸送費にもお使いいただけることになりました。
(※これまでは、作品制作にかかわる材料費のみ)

・展覧会会場は、南都明日香ふれあいセンター・犬養万葉記念館を初めて使用します。

 

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2016-03-25
KAMO活動終了の御礼

KAMO(Konohana Arts Meeting for Osaka)は、今月21日に実施しました20回目の開催を持ちまして、3年間の活動を終了いたしました。
最終回は、1年目の会場があった此花での久々の開催となりましたが、いつものKAMOと変わらない幅広い立場の方々にご参加いただき、フィナーレにふさわしい1日になりました。本当にありがとうございました。

当初KAMOは、広く「アート」についての知見を広げ理解を深めるきっかけを、アートに従事する人々のみならず観客側に立つ人々にも対等に得ることを目的 に、大阪や関西を中心としたアートにかかわる方々の現場の声を聞くための場として始動しました。この3年の間に、アートの現場の動向も少しずつ変化し、 KAMOと同様の勉強会スタイルのトークショーも各所で多数立ち上がるようになりました。また、KAMOメンバー各々の環境の変化もあり、KAMO自体の 開催意義や活動方針も臨機応変に対応させながら、当初からの計画でした3年の活動を無事に遂行することができました。
このKAMOを通じて、アートについての考え方や関わり方について深く考える機会になった、これまで出会うことのなかった分野の人々とつながりができた、 さらには実際のアートの現場で新たな活動をするきっかけとなったという声も多数頂戴しました。あらためて3年のKAMOの活動が、みなさまのアートと触れ 合う日常や、大阪・関西のアートの現場に少なからず刺激を与えられたことに安堵しております。この3年間20回のKAMOの企画にご参加いただきました多 くのみなさま、トークやワークショップのゲストとして、また会場提供でご協力いただきました多くのみなさまに、心より御礼申し上げます。

今後KAMOメンバーも、それぞれの立場でアートにかかわる活動を続けてまいります。また各所で何らかのかたちで、アートの現場でご一緒する機会もあるか と思いますが、これからも共にアートの魅力を楽しみ、深めあい、そして一人でも多くの方々に発信していける関係であり続けたいと思っております。3年間、 ありがとうございました。

2016年3月25日
KAMOメンバー一同
山中俊広 森崎幸一 安川エリナ 大歳芽里

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2015-10-03
「奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2015」10月10日(土)よりスタート!

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ttk山中がアートディレクターを務める「奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2015」が、10月10日(土)から奈良県内の5つのエリアにて開催いたします。

今年の「はならぁと」は、会期前半にサテライトエリアの「ぷらす」が生駒宝山寺参道と五條新町エリアにて開催し、会期後半の10月24日(土)からメインエリアとなる「こあ」が宇陀松山(宇陀市)と、八木札ノ辻・今井町(橿原市)の3つのエリアで11月3日(火・祝)まで開催いたします。

奈良県内で3ヶ所ある「重要伝統的建造物群保存地区」の全てが開催エリアとなっている今年の「はならぁと」は、地域ごとの歴史や町並みの特徴をより強く感じることのできる内容となりました。4名のキュレーターが担当するメイン会場「こあ」エリアでは、キュレーター・作家は積極的に滞在し、町との対話を通じて展示を企画実施。「ぷらす」エリアでは、地域に縁のある作家を中心に、さまざまな展示を行います。

多くのみなさまのご来場、心よりお待ちしております。

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□ 開催概要

≪はならぁと こあ≫
開催エリア:宇陀松山/八木札の辻/今井町
会期:2015年10月24日(土)~11月3日(火・祝)

≪はならぁと ぷらす≫
開催エリア:生駒宝山寺参道/五條新町
会期:2015年10月10日(土)~10月18日(日)

開場時間:10:00~17:00  会期中無休

ナイトビューイング(こあキュレーター会場):
・宇陀松山、今井町 10月24日(土)・30日(金)・31日(土) 17:00~19:00
・八木札の辻 魚住勇太ADSR展 10月24日(土) – 11月3日(火・祝) 17:15~19:45

入場料について:
今年の『はならぁと』は、こあエリアのキュレーターが担当する4会場のみ有料です。
缶バッジ型入場フリーパス(300円)をご購入いただき、こあキュレーター会場入口にてご提示ください。
1つの缶バッジでどの会場でも何度でもご入場いただけます。
ガイドブックをお持ちの方は、P.75にある缶バッジ引換券をご提示ください。

※缶バッジは各エリアインフォメーション、または各こあキュレーター会場入口にてお買い求めください。
※高校生以下は無料です。
※有料のワークショップやイベントは別途料金がかかります。

運営:
主催 奈良・町家の芸術祭HANARART実行委員会
共催 奈良県
実行委員長 山本 陽一(NPO法人大和社中 理事長)
アートディレクター 山中 俊広(インディペンデント・キュレーター)

公式HP:http://hanarart.jp/

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アートディレクターが語る今年の『はならぁと』のみどころ

「歴史と未来、まちと芸術が交差する」。この今年の『はならぁと』のキャッチコピーは、5つの開催エリアの地理的な位置や、両極の概念が交じり合う というような、表面的な“交差”のイメージのみに留まりません。今年の開催地となる5エリアは、古来から奈良の外に視点を向け、対外的な活動と交流によっ てまちが栄えていった歴史と経緯を持っています。

今年、5年目という一つの区切りの年を迎える『はならぁと』。今年も、現代のあらゆる芸術に関わる60組以上のキュレーターとアーティストが、奈良 県内に集います。なかでも、今年の「こあ」エリアのメイン会場を担当する4名のキュレーターは、現代美術系のキュレーターが大半を占めた昨年の構成から大 きく様変わりしました。美術・音楽・デザイン・演劇と、多岐にわたる領域のキュレーターで構成され、現代の芸術をより幅広く包括することのできる『はな らぁと』になりました。加えて、領域横断の傾向が進む現代の芸術の動向と、今年の各開催エリアの風土・歴史が結びついた、『はならぁと』の多数の展示・作 品が指し示す奈良の現状と未来に、あらゆる思考と想像、そして感覚を解き放ちながら、数多くの気づきを得ていただく機会になれば幸いです。

そして今年は、芸術に関する展示・イベントのみならず、各エリアにて現地の人々が主催する、地域を楽しむためのイベントも多数用意しております。芸 術とまち、双方が表現するさまざまな奈良のイメージは、奈良県外からご来場いただくみなさまの日常とも、多数の交差する要素が見いだされていくはずです。

近年、全国各地で多数の芸術祭・アートプロジェクトが開催されていますが、地域振興という一方向的な目的に留まることなく、改めて『はならぁと』を 開催し続けていることの意義を私たちは考えていかなければなりません。現代の芸術と地域文化がいかにして自らの表現やメッセージを成熟させ、それらを現代 の社会にいかに反映すべきかを考え、実践する場としても、今年の『はならぁと』をより強く位置づけたいと思います。

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「はならぁと2015 公式ガイドブック」販売中!

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今年は、ガイドブック限定お得なクーポンや缶バッジ引換券つきです。
はならぁと全エリアの紹介、こあキュレーター、アーティストの紹介はもちろん、今年の見所、町家の活用の取組み、対談、クーポン、マップ等、コンテンツ充実の公式ガイドです。ttkでも販売しております。

1冊500円(税込み):A5サイズ 80ページ

※キュレーター会場への入場パスとなる缶バッジは、各エリアインフォメーション、または各こあキュレーター会場入口にて引換えしていただけます。

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2015-02-23
飛鳥アートヴィレッジ 「彼方(かなた)のうつわ」@国営飛鳥歴史公園 高松塚周辺地区芝生広場【3/6(金)~15(日)】

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ttk山中がプログラム・コーディネーターを務める「飛鳥アートヴィレッジ」の成果発表展覧会を、3月6日(金)より奈良県明日香村の国営飛鳥歴史公園 高松塚周辺地区芝生広場にて開催いたします。
ぜひご高覧賜りますよう、よろしくお願いいたします。

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■ 開催概要

飛鳥アートヴィレッジ 作品展 「彼方(かなた)のうつわ」

開催日時:
2015年3月6日(金)~15日(日) [会期中無休] 10時~17時

出品作家:
栗原 亜也子、東條 陽太、中尾 美園、藤井 龍、堀内 崇志

会場:
国営飛鳥歴史公園 高松塚周辺地区芝生広場
〒634-0144 奈良県高市郡明日香村平田
TEL 0744-54-2441
(近鉄吉野線 飛鳥駅より徒歩7分、無料駐車場有)
http://www.asuka-park.go.jp/

入場無料

プログラム・コーディネーター:山中 俊広(インディペンデント・キュレーター)

主催:明日香村
共催:国営飛鳥歴史公園、奈良県立万葉文化館、 (一財)明日香村地域振興公社
協力:岡村印刷工業株式会社

飛鳥アートヴィレッジ公式HP:
http://www.asukamura.jp/topics/art_village_2014

お問い合わせ先:
明日香村役場 企画政策課
〒634-0111 奈良県高市郡明日香村大字岡55
TEL 0744-54-2001(代表)

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■ 当展趣旨

本展は、今年1月に実施した2014年度の「飛鳥アートヴィレッジ」のアーティスト・イン・レジデンス・プログラムに参加した5名の若手アーティストによる、成果発表としての展覧会です。今年で3年目を迎える本展は、初めての屋外での展示となります。5名のアーティストは、10日間のレジデンスプログラムの中で、いまに生きる飛鳥の人々との交流を重ね、現地の自然豊かな風景と古代の歴史遺産を目の当たりにしながら、いにしえから現代までの果てしなく長い飛鳥の時間軸の存在を自らの印象に強く刻みました。

今年の展示会場となる高松塚公園の芝生広場は、古墳石室壁画の発見・調査を機に造営されたいまの空間です。穏やかな田園風景と観光地としての整備が進む環境が併存するいまの飛鳥は、都として栄えていたかつての飛鳥とは別の表情を見せています。古代の飛鳥の人々が生きた痕跡の大半は、後世の人々の営みの堆積とともに徐々に地表の下へと埋もれていき、いま私たちの眼前にある飛鳥の風景は、約1500年の蓄積によって成立した「現代」の飛鳥であることを、5名のアーティストたちは10日間の滞在の中で共通して感じ取りました。

今年のアーティストたちは、作品制作の着想を「現代の飛鳥」に傾けています。二つの古墳に挟まれた谷間のような展示空間を「器(うつわ)」に見立てて、独自の視点と解釈で飛鳥を表現した作品を発表いたします。いまの飛鳥の風景から自らの想像力を駆使して、いかに古代の飛鳥の姿を思い描くことができるかが、あらためて現代に生きる私たちに試されているように思います。人類の文明の進化が、これまで把握不可能だった歴史の空白を埋める一方で、現代社会の思惑による整合性からも避けられません。そんな「現代の飛鳥」に向き合いながら、本展が過去の飛鳥のみならず未来の飛鳥の姿へも想像と思考を巡らせる機会になれば幸いです。

プログラム・コーディネーター 山中 俊広