2023, EXHIBITIONS, PAST
開廊10周年記念展 Vol.2 泉 茂「Newly Discovered Works」2023年9月15日(金)~10月8日(日)
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・泉 茂「Newly Discovered Works」 展示記録
・テキストリーフレット(執筆:稲葉征夫、山中俊広、福元崇志)
the three konohana 開廊10周年記念展 Vol.2
泉 茂「Newly Discovered Works」
会期|
Yoshimi Arts:9月13日(水)~10月1日(日)10月8日(日)[* 会期延長しました] 12時~19時(日曜のみ17時まで)/月・火、10/7(水)休
the three konohana:9月15日(金)~10月8日(日) 12時~19時/月・火・水休
(2会場にて開催/会期・休廊日は会場によって異なります)
会場|
Yoshimi Arts
〒550-0002 大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル3F/06-6443-0080/info@yoshimiarts.com
会場アクセス|大阪メトロ四つ橋線・肥後橋駅より徒歩1分、大阪メトロ御堂筋線・淀屋橋駅より徒歩5分
ギャラリーURL|http://www.yoshimiarts.com
the three konohana
〒554-0013 大阪市此花区梅香1-23-23-2F/06-7502-4115/info@thethree.net
会場アクセス|阪神なんば線・千鳥橋駅より徒歩3分、阪神なんば線/JR環状線・西九条駅より徒歩9分
ギャラリーURL|https://thethree.net/
協力|中川 佳宣(大阪芸術大学 美術学科 特任教授)、大阪芸術大学博物館
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このたび、Yoshimi Artsとthe three konohanaの共同企画として、泉 茂の個展「Newly Discovered Works」を開催します。本展は、the three konohanaの開廊10周年記念展の第2弾としても位置付けます。
両ギャラリーでは、2017年の初めての共催展以降、泉茂の調査を継続しておこなっていますが、最近になりロールの状態で保管されていた大きなサイズのキャンバス作品群を発見しました。これらは、2012年まで大阪府河南町にあった泉のアトリエを完全に引き払う際に関係者が引き取ったものの一部でしたが、その当時にまとめられたリストには記載のなかった作品群でした。
本展では、その作品群からセレクトした約10点を、2つのギャラリーで同時に公開します。出品作品は、当時の資料や情報が不確かな要素が随所にあると同時に、完成された作品として発表実績がないと思われるものも含んでいます。本展を通じて、生前の泉や作品制作時のことを知る方々から作品の情報やエピソードを収集する機会とします。
また本展では、かつて泉の助手を務めていた大阪芸術大学美術学科の特任教授、中川佳宣氏に展示協力を得て、さらには大阪芸術大学が所有する泉の作品資料を借用して、本展で紹介する作品群とあわせて展示します。加えて関連企画として、Yoshimi Artsの稲葉征夫とthe three konohanaの山中俊広の2人のギャラリストと、国立国際美術館主任研究員の福元崇志氏が、それぞれに執筆した泉茂についてのテキストをまとめたリーフレットを、両ギャラリーにて部数限定で無料配布します。
2017年から3回の共催展を経て、近年は全国各地の美術館のコレクション展や企画展で、泉の作品が公開される機会が増えるようになりました。4回目の泉茂共催展となる本展から、また新たに泉の魅力を掘り起こすべく、さらに多角的な作品分析や解釈のためのヒントを見出し、かつその体制を再構築する機会としたいと思います。
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泉 茂(Izumi Shigeru) 経歴
1922年大阪府生まれ。大阪市立工芸学校図案科卒業。瑛久らと1951年に結成した「デモクラート美術家協会」で活動し、叙情的な作風の版画が国内外で高い評価を得る。同会解散後、1959年から10年間にわたり滞在したニューヨークとパリで、当時の現地の美術の動向に触れ、抽象的な平面表現へと大きく転換する。帰国後は、主観を排除し、描くことの本質を追究した作品を、晩年まで精力的に制作・発表した。また、1970年から92年まで大阪芸術大学の教授に就き、後進の作家を多く輩出した。1995年没。
和歌山県立近代美術館、国立国際美術館、パリ市立近代美術館、ニューヨーク近代美術館など、国内外の美術館に多数作品が収蔵されている。2017年よりYoshimi Arts とthe three konohana が取扱ギャラリーとなり、定期的に展覧会を開催している。
【これまでの両ギャラリーの泉茂展 開催実績】
2017 泉 茂「PAINTINGS 1971-93」Yoshimi Arts、the three konohana 共同開催
2018 泉 茂「1960-70’s」Yoshimi Arts 単独開催
2019 泉 茂「Drawings 1960’s」Yoshimi Arts、the three konohana 共同開催
2020 泉 茂「70’s」 Yoshimi Arts 単独開催
2021 「2つの時代の平面・絵画表現-泉茂と6名の現代作家展」Yoshimi Arts、the three konohana 共同開催
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【近年の国内美術館での主な泉茂作品出品歴】
2017
「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」和歌山県立近代美術館
「コレクション特集展示 ジャコメッティと Ⅰ」国立国際美術館
「平成29年度 第1回コレクション展」京都国立近代美術館
2018
「新収蔵作品展」西宮市大谷記念美術館
「コレクションを核に 関西ゆかりのデモクラートの作家たち 泉茂・山中嘉一・吉田利次・吉原英雄」BBプラザ美術館
「大阪芸大“はたち”の頃 ―元美術学科長・松井正と泉茂―」大阪芸術大学博物館
2019
「2019年度コレクション展Ⅲ もうひとつの日常」兵庫県立美術館
2020
「2020年度コレクション展Ⅰ コレクションにみる 拡がる現代アート 眼で聴き、耳で視る」BBプラザ美術館
「和歌山県立近代美術館 コレクションの50年」和歌山県立近代美術館
2021
「所蔵作品展 MOMATコレクション」(3/23-5/16)東京国立近代美術館
「コミュニケーションの部屋」和歌山県立近代美術館
2022
「Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―」大阪中之島美術館
「扉は開いているか―美術館とコレクション 1982-2022」埼玉県立近代美術館
「Back to 1972 50年前の現代美術へ」西宮市大谷記念美術館
「ニッポンの油絵 近現代美術をかたち作ったもの」和歌山県立近代美術館
「内海柳子とデモクラートの作家たち」町田市立国際版画美術館
2023
「コレクション展IV 造形紀行 「デザイン」の楽しみ」大分県立美術館
「とびたつとき 池田満寿夫とデモクラートの作家」 和歌山県立近代美術館、宇都宮美術館、長野県立美術館
「2023年度Ⅰ 人のよそおい」徳島県立近代美術館
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