REVIEW

「飛鳥アートヴィレッジ2013」レジデンススタートしました!

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ttkの「まよわないために」展はただいま中断中ですが、その間奈良県の明日香村に来ております。

明日香村を舞台にレジデンスと作品発表がセットとなっている「飛鳥アートヴィレッジ2013」。まずは前半のプログラムとして10日間のアーティスト・イン・レジデンスが昨日から始まっております。その間、プログラム・コーディネーターを務める私山中も5名の作家と一緒に飛鳥寺研修会館に宿泊します。いわゆる合宿生活です(笑)。

5名の作家はそれぞれ一人くらいは過去に面識のある人がいたということもあり、初日から思った以上に作家同士のコミュニケーションがうまく取れて、私もAIRに初めて関わる不安の一つが早くも解消されました。

昨日は、早速全員で3月の展示会場となる万葉文化館の展示室を見に行きましたが、改めて今回の展示はかなりの難関になりそうだなと実感でした。私にとっては天井が高く 広さもある珍しい展示空間のみならず、5作家のうち4人が基本的にインスタレーションの作家で、かつ制作の傾向としても思考に重きを置く作家が多いので、この10日間の飛鳥生活の中で制作プランが流動的になる可能性も高いです。恐らく3月11日からの万葉文化館での成果展示スタートギリギリまで、内容を詰めていくことになるのかなと思います。

それらを一つの展示にまとめ上げるのが、今回の私の最大ミッションだと思っています。まずは、一人一人の作品テーマをみんならしいものに近づけるためにきちんと誘導していくことからはじめていきます。私が常々展覧会の企画作りで考えることは、「ミクロ」と「マクロ」の視点です。それが、グループ展の場合は個々の作家の表現という意味での「ミクロ」、一つの展覧会の空間としての「マクロ」。これらをきちんと両立させてこそ、良質の展示となりうるものであると考えます。そのためには、これから連日合宿らしく夜の飲みニケーションが必須の恐れもありますが(笑)。

それにしても、飛鳥の朝晩はビックリするほど寒いです。体調管理にも十分気をつけながら、5人の作家が10日間のレジデンスを有意義に終われるよう、まず28日までのサポートをしっかり頑張ります!

飛鳥アートヴィレッジHP→http://www.asukamura.jp/topics/art_village_2013/
Facebookページ→https://www.facebook.com/pages/%E9%A3%9B%E9%B3%A5%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B8/233844390077999


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Posted on 2014-01-20 | Posted in REVIEW |

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