REVIEW
「空のうえ 水のした 七色のはじまり」 はじまりました!
先週からスタートいたしました小出麻代展、金曜日のオープニングパーティーは夕方からは激しい雷雨になるなどあいにくのお天気にもかかわらず、多方面からお越しいただき本当にありがとうございました。
今回の小出さんの展示は、二つの空間を何度も行き来しながらとてもじっくりと時間をかけてご覧になられた方が、初日から非常に目立っていました。展示空間の特性上、これまでインスタレーション度の強い展示が多かったttkの展示の中でも、今回の小出さんの内容は「an installation of art(アートを配置すること)」よりも「installation art(インスタレーションアート)」に重点が置かれていて、ttkとしては珍しい内容の展示です。個々の「作品」の配置によって空間を構成するのではなく、ttkの2つの展示空間内にちりばめられた様々な素材や要素が融合し、一つの作品《空のうえ 水のした 七色のはじまり》として成立しています。
小出さんがttkの空間にちりばめた無数の要素が、みなさまの心やそのほかの要素に触れていきながら、みなさまの目に入ってくると思います。それから、じっくりあれこれと物思いにふけっていただき、固定概念に囚われない自由な見方でお楽しみいただければと思います。
そして、これから会期も進むにつれて、梅雨も本格化していくものと思います。この天候が変わりやすい季節、30分や1時間の滞在でも小出さんの展示は複数の表情を見せてくれる機会が多くなります。この空間、この季節だからこその必然性が大いに反映された小出さんの展示になっております。
また会期の後半には、大阪の恒例のアートフェアART OSAKAもございますので、その際に遠方から大阪へお越しの方もぜひご一緒にお立ち寄りください。これから1か月半にわたる小出麻代展、多くのみなさまのお越しを心よりお待ちしております!
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