泉 茂

2017-04-19
泉 茂「PAINTINGS 1971-93」 展示記録

撮影日:2017年3月13日 撮影:長谷川 朋也

 

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2017-04-19
泉 茂「PAINTINGS 1971-93」に関する、掲載プレビュー・レビューのご紹介

泉 茂「PAINTINGS 1971-93」展につきまして、各所にてプレビュー・レビューをご掲載いただきました。
主だったご掲載記事を以下にまとめてご紹介させていただきます。当展をご紹介くださったみなさまに、心より御礼申し上げます。

・『GALLERY 2月号』 今月の展覧会50+(プレビュー/2月1日)

読売新聞関西版 夕刊文化欄(レビュー/3月6日)

毎日新聞関西版 夕刊芸術欄(レビュー/3月8日)
http://mainichi.jp/articles/20170308/ddf/012/040/025000c

・大阪芸術大学ブログ(レビュー/3月15日)
http://geidai-blog.jp/2017/03/15-3.html

・artscape 「artscape レビュー」(レビュー(小吹隆文氏)/4月1日)
http://artscape.jp/report/review/10133847_1735.html

・ブログ「みづェ…」(レビュー [前田裕哉氏]/4月7日)
http://atashika-ymyh.hatenablog.jp/entry/2017/04/07/180422

 

 

2017-03-22
トークイベント 「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」 講演記録公開のお知らせ

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3月4日(土)に泉 茂「PAINTINGS 1971-93」の関連イベントとして開催いたしました、トークイベント「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」の講演記録を公開いたします。

当日の植野氏の講演の文字起こしに加筆修正をおこない、スライド資料の一部を加えて編集したものです。植野氏にも編集にご協力いただきました。
泉茂の生涯と作品の変遷の解説を中心とした資料になっております。ぜひ多くのみなさまにご一読いただき、泉茂の作家活動への認識・理解の一助になれば幸いです。

* * *

トークイベント 「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」 講演記録

開催日時:2017年3月4日(土)15:00~16:15
会場:the three konohana
講演:植野 比佐見 氏(和歌山県立近代美術館 学芸員)

主催:Yoshimi Arts、the three konohana

—–

記録:山中 俊広(the three konohana)、稲葉 祐美子(Yoshimi Arts)
編集:植野 比佐見(和歌山県立近代美術館)、山中 俊広

講演記録はこちらからダウンロードください。 [PDF 4.0MB]

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2017-03-02
「PAINTINGS 1971-93」はじまりました!

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いま美術の現場では、20世紀後半の日本のアートシーンを見直し、再評価する機運が高まっています。関西でも具体や関西ニューウエーブを中心にその活動を再考する展示やイベントが目立っています。本展でご紹介する泉茂さんは、戦後すぐに瑛九と共に「デモクラート美術家協会」を設立し、大阪芸術大学で教鞭をとられた間に多数の作家を輩出するなど、亡くなられて20年余りが経ちますが泉さんの活動面については明らかに大阪および関西のアートシーンを捉えるための重要なポイントになっています。

一方でその活動面だけでなく、泉さん自身の作品表現においてもその要素を考察することが本展の大きな目的です。それは、同時に開催されている和歌山県立近代美術館での泉展も同様です。
泉さんの作品を実際に目の当たりにして、当時の表現の傾向を再考する機会であると同時に、本展を開催する私たちコマーシャルギャラリーとしての立場としては、いまの若い世代の表現を考える上でも絶好の機会であろうと考えています。とりわけ、近年の絵画・平面表現の傾向としては、直接的な身体性や感情といった主観的要素から意識的に距離を置くアプローチが、若い世代の作品に目立ってきている印象があり、本展で紹介している泉さんの作品群にも同様の傾向が随所に見受けられます。以前から美術の表現は常に更新されていると同時に、一定のスパンで同様の傾向を繰り返す図式もあります。もちろんそれぞれの時代背景や環境は異なりますが、細部を比較することによって見えてくる泉さんの作品といまの若い世代の作品の間との共通項を、様々な角度から見出していければと思います。ただ過去を懐かしむだけでなく、現代を過去から見直すことが、過去と現代を隔絶することなく歴史を継承していく大切な考え方だと思います。

本展では、ニューヨークとパリにいた60年代を経た、帰国後の70年代以降の絵画作品を取り上げています。若かりし頃からデモクラート時代の作品には有機的な雰囲気がありましたが、60年代から徐々にその要素が薄まっていきます。そして本展でご紹介する70年代以降の作品は、ほぼエアブラシによって制作されている絵画ですが、いかに身体や感情と距離を置くことで絵画が成立するかに取り組んでいた時代のものです。そのアプローチは、ただ画面をいかにシンプルに構成するかというものではなく、客観性を保ちながら、論理的かつ理知的に画面を構成する制作方法でした。

Yoshimi Artsで展示している70年代の絵画と、ttkで展示している80年代以降の絵画は、以上の観点で一貫性はありますが、実際の作品は両会場でとても対照的です。自らと絵画そのものとの間に距離を置くことと、泉さんが生涯通じて変化を求めてきた狙い、そして壮年期から晩年期に向かう際の変化なども、両会場の作品の比較を通じて見えてくるポイントだと思われます。

本展はYoshimi Artsと2会場の展示に加えて、和歌山県立近代美術館で開催されている回顧展の計3会場で同時に泉さんの展示をご覧いただける機会になりましたが、3会場それぞれ違う視点で泉さんの作品と向き合えるかと思います。和歌山近美の展示では、本展では展示されていない初期の絵画からデモクラート時代、海外渡航時代の作品に加えて、版画作品もあり、泉さんの活動の全容を時代に沿って総体的に捉えることができます。一方で本展は、泉さんの生涯の後半部分を取り上げ、さらに絵画に絞ることで泉さんの平面表現における本質的な思考を読み取っていただく構成になっています。また美術館と対照的な展示空間の規模もあって、個々の作品やその細部に向き合いやすい鑑賞環境になっていると思います。3会場すべての展示を通じて、泉さんの総論と各論の双方を捉えることができる構成です。

本展と和歌山近美でご紹介している泉さんの作品を通じて、過去を整理すると同時に、現代の価値観と結びつけ、さらには絵画や平面表現における将来の展望まで議論や思考が広がっていく機会になればと思います。以前から泉さんをご存じだった方はもちろんのこと、これまで泉さんを知らなかった方々にもぜひご覧いただきたい展覧会です。違う時代、違う価値観であってもそれらを包括できる要素は、泉さんの作品群の随所に散りばめられています。

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2017-03-01
外部の展覧会情報 17年3月

ttkとご縁のあった作家・ディレクターによる、ttk外での展覧会情報をお知らせいたします。

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2014年6~7月にttkにて個展を開催しました小出 麻代さんが、尼崎のあまらぶアートラボ A-Lab.にて個展を開催いたします。

小出 麻代 「うまれくるもの」

会期:2017年3月10日(金)~4月9日(日) 火曜休
開場時間:月・水~金 11:00〜19:00/土・日・祝 10:00〜18:00
会場:あまらぶアートラボ A-Lab.(尼崎市西長洲町2-33-1 TEL:06-7163-7108)
入場料:無料

http://www.ama-a-lab.com/

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昨年2~3月にttkにて個展を開催しました鮫島 ゆいさんが、京都・烏丸のVOUにて個展を開催いたします。

鮫島 ゆい 「punctuation」

会期:2017年3月17日(金)~28日(火) 水・木曜休
開廊時間:16:00~22:00
会場:VOU (600-8091 京都市下京区東洞院通四条下る元悪王子町47-12 TEL:075-744-6557)

http://voukyoto.com/

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2013年11~12月にttkにて個展を開催しました岡本 啓さんが、東京・京橋のギャラリー椿にて個展を開催いたします。

岡本 啓 展 「minima(ミニマ)」

会期:2017年3月11日(土)~4月1日(土) 日・祝休
開廊時間:11:00〜18:30
会場:ギャラリー椿(104-0031 東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F TEL:03-3281-7808)

http://www.gallery-tsubaki.jp/

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一昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家上田 良さんが、東京の上野の森美術館での「VOCA展」の受賞作品展に参加いたします。(VOCA奨励賞を受賞しました。)

 「VOCA展2017 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」

会期:2017年3月11日(土)〜3月30日(木) 会期中無休
開館時間:10:00~18:00
会場:上野の森美術館(110-0007 東京都台東区上野公園 1-2 TEL:03-3833-4191)
入場料:一般600(500)円/大学生500円/高校生以下無料 ※( )は一般前売料金

http://www.ueno-mori.org/exhibitions/main/voca/2017/

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2014年1月~3月にttkにて開催しました「まよわないために」展の出品作家田中 秀介さんが、京都・南山城村のGallery Den mymにてグループ展に参加いたします。

 「Big Sensation」

会期:2017年3月12日(日)~4月1日(土) 水・木曜休
開廊時間:12:00~17:00 (初日のみ12:30から)
会場:Gallery Den mym(619-1422 京都府相楽郡南山城村字高尾小字下廣見35 TEL:0743-94-0012)

http://galleryden-mym.com/

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一昨年4~5月にttkにて個展を開催しました加賀城 健さんが、東京・銀座のGALLERY ART POINT にてグループ展に参加いたします。

「SQUARE 染 textile 3」

会期:2017年3月20日(月)~3月25日(土) 会期中無休
開廊時間:12:30~19:30 (初日20日は18:00、最終日は17:00まで)
会場:GALLERY ART POINT(104-0061 東京都中央区銀座 8-11-13 エリザベスビル B1 TEL:03-5537-3690)

http://www.art-point.jp/

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2014年1月~3月にttkにて開催しました「まよわないために」展の出品作家田中 秀介さんが、京都・三条河原町のGALLERY PARCにて個展を開催いたします。

田中 秀介 「ふて寝に晴天、平常の炸裂」

会期:2017年3月31日(金)~4月16日(日) 月曜休
開廊時間:11:00~19:00
会場:GALLERY PARC (604-8082 京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48 三条ありもとビル2階 TEL:075-231-0706)

http://www.galleryparc.com/

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2014年1月~3月にttkにて開催しました「まよわないために」展のディレクター野口 卓海さんが、京都・堀川丸太町のマガザンキョウトにて展覧会の企画を担当いたします。

「みたりのやりとり」

会期:2016年1月28日(土)~終了日未定
出展作家:松見拓也 ・迎英里子・九鬼知也
会場:マガザンキョウト(602-8126 京都府京都市上京区中書町685−1 TEL:075-202-7477)

http://magasinn.xyz/article/2017/01/13/yokoku_art/

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現在ttkにて個展を開催中の泉 茂さんが、和歌山県立近代美術館にて個展を開催いたします。

「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」

会期:2017年1月27日(金)~3月26日(日) 月曜休(ただし月曜日が祝休日の場合は翌平日休館)
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
会場:和歌山県立近代美術館 (640-8137 和歌山市吹上1-4-14 TEL:073-436-8690)

入場料:一般510(410)円、大学生300(250)円 ( )内は20 名以上の団体料金
*高校生以下、65 歳以上、障がい者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料。毎月第4土曜日は「紀陽文化財団の日」として大学生無料。

http://www.momaw.jp/

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2017-02-27
泉 茂「PAINTINGS 1971-93」 トークイベント開催 3月4日(土)15:00~16:30

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【泉 茂「PAINTINGS 1971-93」 関連イベント】
トークイベント 「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」

日時:3月4日(土)15:00~16:30
会場:the three konohana
出演:植野 比佐見 氏(和歌山県立近代美術館 学芸員)
予約不要・参加無料

* * *

現在ttkとYoshimi Artsの2会場にて開催中の泉 茂「PAINTINGS 1971-93」の関連イベントとして、トークイベント「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」を、今週末の土曜日にttkにて開催いたします。

本展と同時開催中の、和歌山県立近代美術館の泉茂展の企画担当をされている学芸員・植野比佐見氏をお招きして、泉さんの活動や人となりの紹介から、和歌山近美と本展の計3会場の展示および作品構成を通じて、泉さんの作品の変遷とその思考についてのお話をしていただきます。
生前の泉さんをよく知る方のみならず、本展で初めて泉さんを知ったという方にもお楽しみいただける内容となっております。泉さんの生涯にわたる作品や活動を様々な角度から読み取り、感じ取っていただく機会になればと思います。
3月4日のトークイベントにも、多くのみなさまのご参加を心よりお待ちしております。

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2017-02-25
泉茂展 両会場のアクセス・開廊日時の案内

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写真左:若狭ビル(Yoshimi Arts)の外観  写真右:the three konohanaの外観

 

泉 茂「PAINTINGS 1971-93」は、ttkとYoshimi Artsの2会場で開催いたします。
Yoshimi Artsでは70年代の作品を、ttkでは80年代以降の作品を展示しておりますので、作品の年代に沿ってYoshimi Arts→ttkの順にご覧いただくことをお勧めいたします。(逆ルートでもご自由にご覧ください。)
Yoshimi Artsからttkへのアクセス方法は複数ございますが、寄り道なしでお越しの際は下記のルートがお勧めです。乗り換え時間を含めて所要時間は約30分です。

 

Yoshimi Arts→(徒歩1分)→肥後橋駅→(大阪市営地下鉄四つ橋線・1駅)→西梅田駅【運賃:180円】
西梅田駅→(徒歩2分)→大阪駅→(JR環状線内回り・普通3駅/快速2駅)→西九条駅【運賃:160円】
→(徒歩9分)→the three konohana
(※ 西九条駅からttkまでは、阪神なんば線・尼崎方面に乗り換えて1駅目の千鳥橋駅下車【運賃:140円】でもお越しいただけます。快速急行は止まりませんので、普通または区間準急をご利用ください。千鳥橋駅からttkまで徒歩3分。)

また、ttkとYoshimi Artsの開廊時間および休廊日は少し異なりますのでご注意ください。

【開廊時間】
・ Yoshimi Arts 11:00~19:00
・ the three konohana 12:00~19:00

クローズの時間は共に19時ですが、オープンの時間はYoshimi Artsが11時、ttkが12時となっております。ご注意くださいませ。

【休廊日】
・ Yoshimi Arts 毎週火・水曜、3/16(木)~20(月)
・ the three konohana 毎週月・火・水曜

月曜日はYoshimi Artsのみオープンで、ttkは休廊日です。両会場を1日でご覧いただく際には、木~日曜にお越しください。
なお、会期4週目、3月の第3週はttkのみオープンで、Yoshimi Artsは休廊いたします。こちらもくれぐれもお間違えのありませんようご注意くださいませ。

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和歌山県立近代美術館で開催中の泉展をご覧いただいた後に、ttkおよびYoshimi Artsにお越しの際は、以下のルートがお勧めです。

・ JR和歌山駅→(阪和線~環状線・紀州路快速)→西九条駅→the three konohana
・ 南海和歌山市駅→(特急サザン)→新今宮駅→(JR環状線外回り)→西九条駅→the three konohana
・ 南海和歌山市駅→(特急サザン)→難波駅→(大阪市営地下鉄四つ橋線)→肥後橋駅→Yoshimi Arts

美術館から各会場までの所要時間は、行先やルートで多少異なりますが1時間半くらいを目安にお越しください。

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2017-02-25
泉 茂 「PAINTINGS 1971-93」 2017年2月25日(土)~3月26日(日)

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泉 茂 「PAINTINGS 1971-93」 展示記録

・泉 茂 展に関する、掲載プレビュー・レビューのご紹介

・トークイベント 「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」 講演記録

 

泉 茂 「PAINTINGS 1971-93」
2017年2月25日(土)~3月26日(日)

□ 会場 (会場間のアクセス情報
Yoshimi Arts
(550-0002 大阪市西区江戸堀1-8-24 若狭ビル3F/地下鉄四つ橋線・肥後橋駅より徒歩1分、地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅より徒歩5分)
・the three konohana
(554-0013 大阪市此花区梅香1-23-23-2F/阪神なんば線・千鳥橋駅より徒歩3分、西九条駅より徒歩9分)

□ 開廊時間 Yoshimi Arts:11時~19時/the three konohana:12時~19時
□ 休廊日 Yoshimi Arts:毎週火・水曜、3/16(木)~20(月)/the three konohana:毎週月・火・水曜

◇ 関連イベント
トークイベント「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」 【講演記録】
開催日時:3月4日(土)15:00~16:30
会場:the three konohana
出演:植野 比佐見(和歌山県立近代美術館 学芸員)
参加無料・予約不要

* * *

このたび、Yoshimi Artsとthe three konohanaは、20世紀後半の関西の現代美術界を牽引した代表的作家の一人である、泉 茂(IZUMI Shigeru, 1922-95)の展覧会を共同開催いたします。

大阪に生まれた泉は、画家として芸術家のキャリアをスタートさせ、戦後すぐの1951年に瑛九らと共に前衛的美術団体「デモクラート美術家協会」を設立し、その中心人物として精力的に活動を進めていきます。この頃に版画の制作を始め、1957年には第1回東京国際版画ビエンナーレ展で新人奨励賞を受賞するなど、全国的にも頭角を現します。その後1959年からの約10年間はニューヨークとパリに活動拠点を移して、当時の欧米のアートシーンに強く影響を受けながら自らの表現を構築しました。帰国後は絵画と版画の表現を軸に晩年まで制作活動を続け、また大阪芸術大学の教授に就任して多くの作家を育成・輩出し、20世紀後半の関西の現代美術界の成熟に大きく寄与してきました。

本展では、泉の絵画作品に焦点を絞ってご紹介いたします。ニューヨークとパリでの活動を経て帰国後すぐの70年代の作品をYoshimi Artsにて、80年代以降晩年までの作品をthe three konohanaにて出品する構成となります。彼の死後に残された作品は版画が多く、これまで各地の美術館などで開催された展覧会でも、主に版画作品を取り上げたものが目立ちます。泉の作家活動の原点であり、かつ常に表現の軸にあった絵画に目を向けることにより、彼の美術表現の本質を深く掘り下げることができるのではと考えます。

なお本展の会期中には、泉の大規模な回顧展「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」が、和歌山県立近代美術館で開催されます(1/27~3/26)。また、この和歌山の企画を担当された学芸員・植野比佐見氏をお招きしてのトークイベントを、会期中にthe three konohanaにて開催いたします。

いまの日本の現代美術の状況は、社会の様相の流動化や作品に使用するメディアの多様性によって、過渡期を迎えているように思います。そんな中、20世紀後半の現代美術を再考・再評価して、二つの世紀を歴史の文脈の上で結びつけようとする機運も高まりつつあります。関西のアートシーンの時代の橋渡しとして、泉の作品から現代の美術表現に結びつくエッセンスを見出していく契機になれば幸いです。ぜひこの機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

* * *

◇ 泉 茂(いずみ しげる) 略歴

1922 大阪市に生まれる
1939 大阪市立工芸学校工芸図案科 卒業
1951 「デモクラート美術家協会」設立(~’57)
1959 渡米、ニューヨークの版画工房「Pratt Institute」客員教授(~’62)
1963 パリへ移住(~’68)
1970 大阪芸術大学美術学科教授に就任(~’92)
1995 逝去

[主な展覧会(生前)]
1957 「第1回東京国際版画ビエンナーレ展」[新人奨励賞受賞]、「第4回サンパウロビエンナーレ展」(ブラジル)
1965 「日本の新しい絵画と彫刻展」ニューヨーク近代美術館など全米8館を巡回(~’67)
1975 「アートナウ’75」兵庫県立近代美術館
1978 「今日の作家シリーズ 泉茂展 -1963年以後-」大阪府民ギャラリー
1980 「泉茂 個展」番画廊(大阪)※生前は’81、’84、’87、’92、’93、’94年に個展開催
1983 「関西の美術家シリーズ 1 津高和一・泉茂・吉原英雄展」和歌山県立近代美術館
1986 「瑛九とその周辺」埼玉県立近代美術館など3館を巡回
1993 「久保定次郎と芸術家-戦後 初期版画を中心に」町田市立国際版画美術館(東京)
1994 「関西の美術 1950’s~1970’s」兵庫県立近代美術館

[主な展覧会(没後)]
1996 「泉茂展」 伊丹市立美術館(兵庫)
1998 「泉茂-初期版画作品を中心に」和歌山県立近代美術館
1999 「デモクラート 1951~1957 -開放された戦後美術-」和歌山県立近代美術館など3 館を巡回
2005 「没後 10 年 遺業・泉茂展」和歌山県立近代美術館
2006 「画家泉茂の写真展」滋賀県立近代美術館
2012 「泉茂 挑戦する画家」堺市立文化館ギャラリー(大阪)
2015 「没後 20 年 泉茂の版画紀行」BBプラザ美術館(兵庫)
2016 「受贈記念 泉茂の版画」徳島県立近代美術館
2017 「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」 和歌山県立近代美術館

[主なパブリックコレクション]
和歌山県立近代美術館、国立国際美術館、伊丹市立美術館、西宮市大谷記念美術館、大阪新美術館建設準備室、大阪府、堺市、兵庫県立美術館、徳島県立近代美術館、東京国立近代美術館、埼玉県立近代美術館、宮崎県立近代美術館、町田市国際版画美術館

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泉 茂 《JF10035》 油彩、キャンバス 130.3 x 162.0 cm 1971 年【Yoshimi Arts 出品作品】

 

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泉 茂 《タイトル不明》 油彩、キャンバス 162.0 x 130.3 cm 1975 年【Yoshimi Arts 出品作品】

 

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泉 茂 《凹む楕円》 油彩、キャンバス 162.0 x 130.3 cm 1981 年【the three konohana 出品作品】

 

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泉 茂 《雲形》 アクリル、キャンバス 162.0 x 260.6 cm 1993 年 【the three konohana 出品作品】

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2017-01-26
外部の展覧会情報 17年2月

ttkとご縁のあった作家・ディレクターによる、ttk外での展覧会情報をお知らせいたします。

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一昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家佐伯 慎亮さんが、大阪・心斎橋のFUKUGAN GALLERYにて個展を開催いたします。

佐伯 慎亮「リバーサイド」

会期:2017年2月18日(土)~2月26日(火) 会期中無休
開廊時間:14:00~20:00 (20日(月)のみ17:00まで)
会場:FUKUGAN GALLERY (542-0086 大阪市中央区西心斎橋1-9-20 4F TEL:06-6253-3266)

http://fukugan.net/

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2014年1月~3月にttkにて開催しました「まよわないために」展のディレクター野口 卓海さんが、京都・堀川丸太町のマガザンキョウトにて展覧会の企画を担当いたします。

「みたりのやりとり」

会期:2016年1月28日(土)~終了日未定
出展作家:松見拓也 ・迎英里子・九鬼知也
会場:マガザンキョウト(602-8126 京都府京都市上京区中書町685−1 TEL:075-202-7477)

http://magasinn.xyz/article/2017/01/13/yokoku_art/

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昨年4~5月にttkにて個展を開催しました藤崎 了一さんが、東京・渋谷のBLOCK HOUSEにて二人展に参加いたします。

「Shelters Vision 市川平×藤崎了一」

会期:2017年1月28日(土)~2月5日(日) 会期中無休
開廊時間:13:00~20:00 (平日はアポイント制)
会場:BLOCK HOUSE (150-0001 東京都渋谷区神宮前 6-12-9 TEL:03-6318-2003)

http://blockhouse.jp/

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今年2~3月にttkにて個展を開催予定の泉 茂さんが、和歌山県立近代美術館にて個展を開催いたします。

「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」

会期:2017年1月27日(金)~3月26日(日) 月曜休(ただし月曜日が祝休日の場合は翌平日休館)
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
会場:和歌山県立近代美術館 (640-8137 和歌山市吹上1-4-14 TEL:073-436-8690)

入場料:一般510(410)円、大学生300(250)円 ( )内は20 名以上の団体料金
*高校生以下、65 歳以上、障がい者の方、県内に在学中の外国人留学生は無料。毎月第4土曜日は「紀陽文化財団の日」として大学生無料。

http://www.momaw.jp/

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2014年6~7月にttkにて個展を開催しました小出 麻代さんが、京都・三条のGALLERY PARCにて二人展に参加いたします。

「empty park 佐藤雅晴・小出麻代」

会期:2017年1月24日(火)~2月5日(日) 月曜休
開廊時間:11:00~19:00
会場:GALLERY PARC (604-8082 京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48 三条ありもとビル2階 TEL:075-231-0706)

http://www.galleryparc.com/

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一昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展のキュレーター長谷川 新さんが、大阪・北加賀屋のCCO クリエイティブセンター大阪にて展覧会のキュレーションを担当いたします。同じく「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家荒木 悠さんも当展に出品いたします。

「クロニクル、クロニクル!」

会期:2017年1月23日(月)~2月19日(日) 火・水曜休
開場時間:13:00〜19:00

出品作家:荒木悠、伊東孝志、大森達郎、荻原一青、川村元紀、清水九兵衛、斎藤義重、笹岡敬、清水凱子、ジャン=ピェール・ダルナ、鈴木崇、高木薫、田代睦三、谷中佑輔、牧田愛、三島喜美代、持塚三樹、吉原治良、リュミエール兄弟
主催:クロニクル クロニクル!実行委員会(キュレーター・長谷川新、ディレクター・土方大)

入場無料

会場:CCO クリエイティブセンター大阪 (559-0011 大阪市住之江区北加賀屋4 丁目1 番55 号 名村造船旧大阪工場跡 TEL:06-4702-7085)

http://www.chronicle-chronicle.jp

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一昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家末永 史尚さんが、大阪・難波のCASにてグループ展に参加いたします。

「パイロットプラント展 Marcel Duchampに」

会期:2017年1月21日(土)~2月4日(土) 月・水曜休廊
開廊時間:14:00~19:00
会場:CAS (556-0016 大阪市浪速区元町1丁目2番25号 A.I.R1963 3階 TEL:06-6647-5088)

http://cas.or.jp

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一昨年4~5月にttkにて個展を開催しました加賀城 健さんが、兵庫・伊丹の伊丹市立工芸センターにてグループ展に参加いたします。

「あやなす展 Small Works - 卓上風景 -」

会期:2017年1月9日(月)~2月5日(日) 月曜、1/10休
開廊時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
会場:伊丹市立工芸センター (664-0895 伊丹市宮ノ前2-5-28 TEL:072-772-5557)

http://mac-itami.com/

 

2017-01-13
《次回展のご案内》 泉 茂 「PAINTINGS 1971-93」
2017年2月25日(土)~3月26日(日)

1702izumi01
泉 茂 《JF10035》 油彩、キャンバス 130.3 x 162.0 cm 1971 年 【Yoshimi Arts 出品作品】

 

the three konohana、次回の展覧会のご案内です。

20世紀後半の関西の現代美術界を牽引した代表的作家の一人である、泉 茂(IZUMI Shigeru, 1922-95)の個展を、2月25日(土)~3月26日(日)の会期にて開催いたします。
なお本展は、大阪・肥後橋のYoshimi Artsとの共同開催となります。

【詳細はこちら】

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