加藤 巧

2021-06-24
加藤 巧「Re-touch」2021年6月24日(木)~7月18日(日)

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・加藤 巧「Re-touch」 展示記録

 

加藤 巧 「Re-touch」
2021年6月24日(木)~7月18日(日)

休廊日:毎週月~水曜
開廊時間:12:00~18:00(* 18:00以降はアポイントメント制/電話orメールでお問い合わせください)
会場:the three konohana

 

【関連イベント】
「トークセッション 加藤巧×岩名泰岳」

トークゲスト:岩名泰岳氏(画家)
収録日・場所:2021年6月27日(日)、the three konohanaにて
※ 本展会期中にYouTubeに公開

現在開催中の加藤巧「Re-touch」展の関連イベントとして、「トークセッション 加藤巧×岩名泰岳」を収録で実施しました。
共に関西圏に近い東海地方に拠点を置き、同世代のペインター(画家)のお二人が、本展の加藤さんの作品を起点に、お互いの制作や活動の環境、絵画制作についての思考や向き合い方など、幅広い対話を展開しました。

* * *

このたびthe three konohanaでは、加藤 巧(KATO Takumi, b.1984)の弊廊では5年ぶりの個展を開催いたします。

14~15 世紀の画家、チェンニーノ・チェンニーニの絵画技法を起点に、絵画の材料研究と並行して制作を続けてきた加藤は、ここ5年国内外の企画展を中心に精力的な発表をおこなってきました。2018年の京都芸術センターでの企画展とイギリス・ロンドンのCity & Guilds of London Art Schoolでのアーティスト・イン・レジデンス、19年の京都大学総合博物館での「タイムライン-時間に触れるためのいくつかの方法」、そして20年のVOCA展など、それぞれ技法や材料を起点にした作品を発表し、加藤が手掛ける絵画制作の範囲に広がりと深みを得る時期となりました。

この5年の活動の展開を経て、本展は「接触」をキーワードに、加藤の絵画にまつわる思考や行為を新たな枠組みで捉え直すことを狙いとします。本展の出品作品は、加藤がこの1年間に制作したもので構成しますが、コロナ禍以前と現在の制作の状況や環境に大きな変化はないと加藤は言います。ひとりスタジオの中で絵画材料や技術に触れ、思索と行為の積み重ねによって作品に仕上げていく。この日常的な制作環境を保つことを、自らの活動の中で変わらず一貫しておこなってきました。あらゆる物事に先入観なく丁寧に触れ続け、自らに受容することにより、過去と現在それぞれの時間に対等に向き合うことができる、今の時代に即した絵画のあり方の探究をさらに推進させています。

さらに、現在の社会状況の中で、改めて自らの「接触」への意識の強さに気づいたことから、本展の作品には近年見られなかった具体的なモチーフが散見されます。加藤の絵画を構築する行為に、社会への主張が明確に帯び始めたしるしであり、現代社会との接点としての絵画のあり方、制作行為の拡張・越境へと進む彼の意識が、本展の作品からは強く垣間見られます。

このコロナ禍で頻繁に見聞きする「接触」という言葉には、物理的な行為と人間同士のコミュニケーションについてイメージすることが多くなりました。加藤の絵画への対峙にはこの双方の要素がまさに含まれており、彼の絵画材料や技術との対話は、絵画のみの限られた範囲に留まらない、私たちの日常にあるあらゆるコミュニケーションに示唆を与える可能性を有しています。ただ一度ではなく、何度も思索や行為を重ねることにより理解・体得への道標があること。日常への回帰とこれまでの日常の根底にあるものを見直すために、目の前の物事に繰り返し接触することに躊躇わないこと。加藤の作品から立ち現れる、彼の様々な思考に積極的に触れていただければ幸いです。

 

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《Dialogue (P.D.F)》2020【出品予定作品】
顔料、アクリル樹脂(Paraloid B72)、乾性油、蜜蝋、樹脂プラスター、寒冷紗、兎膠、木製パネル  各 47.0 x 33.0 cm [2枚組]

 

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《One month》2021【出品予定作品】
顔料、漆喰、蜜蝋、乾性油、Jesmonite®︎ AC100、樹脂プラスター、木製パネル 60.0 x 80.0 cm

 

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「タイムライン-時間に触れるためのいくつかの方法」展示風景(京都大学総合博物館、2019年)[撮影:守屋友樹]

 

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《Macaloni》2019 (「VOCA展2020」出品作品)
顔料、漆喰、樹脂プラスター、ジェスモナイト、アルミ材、木材 240.0 × 170.0 × 2.0 cm[撮影:上野 則宏]

 

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「ニューミューテーション」展示風景(京都芸術センター、2018年)[撮影:大島拓也]

 

2021-05-09
《次回展のご案内》加藤 巧「Re-touch」 2021年6月24日(木)~7月18日(日)

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《Dialogue (P.D.F)》2020【出品予定作品】
顔料、アクリル樹脂(Paraloid B72)、乾性油、蜜蝋、樹脂プラスター、寒冷紗、兎膠、木製パネル  各 47.0 x 33.0 cm [2枚組]

 

the three konohana、次回の展覧会のご案内です。

弊廊では5年ぶりとなる加藤 巧(KATO Takumi, b.1984)の個展「Re-touch」を、6月24日(木)~7月18日(日)の会期で開催いたします。

【詳細はこちら】

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2021-02-10
書籍『タイムライン――時間に触れるためのいくつかの方法』取り扱いのお知らせ

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加藤 巧さんが出展し、企画にも携わった展覧会、「タイムライン――時間に触れるためのいくつかの方法」(京都大学総合博物館、2019年)の記録集の取り扱いを開始しました。

予約制で現在開催中の「Gallery Collection 2020-2021」にお越しの際には、直接ご購入いただけます。本展では、タイムライン展で発表した加藤さんの作品も数点展示しております。

ご来廊でのご購入が難しい方には、メールでのご注文・郵送でご購入も承ります。
ご住所、お名前、購入冊数、お支払方法(銀行振込orクレジットカード決済)をご記入の上、メール(info(at)thethree.net)にてお申し込みください。
折り返しのメールにて、送料を含めたお支払金額とお支払い手続きのご案内をお送りいたします。(※ 送料は1冊200円、2冊370円、3冊以上は確認してお知らせします。)

『タイムライン――時間に触れるためのいくつかの方法』 TIMELINE: Multiple measures to touch time

価格:2,200円(税込)
仕様:A4判 297 × 210 mm 80頁 並製 カバー有
ISBN:978-4-9910062-2-7 C0070

編集:「タイムライン――時間に触れるためのいくつかの方法」プロジェクト アーカイヴ制作チーム
デザイン:熊谷篤史
執筆:中村史子、武田宙也、岡田温司、田口かおり
発行所:this and that

出展作家:井田照一、大野綾子、加藤巧、土方大、ミルク倉庫+ココナッツ
企画:タイムライン展実行委員会(岡田温司 実行委員長/京都大学大学院人間・環境学研究科教授、岩﨑奈緒子 京都大学総合博物館教授、武田宙也 京都大学大学院人間・環境学研究科准教授、加藤巧 美術家、田口かおり 東海大学創造科学技術研究機構講師/修復士、土方大 アーティスト/インストーラー〈所属・役職は2019年当時〉)
展覧会:2019年4月24日~6月23日「京都大学総合博物館2019年度春季企画展『タイムライン――時間に触れるためのいくつかの方法』」

 

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また、弊廊にて2015年に開催した「OBJECTS IN MIRROR ARE CLOSER THAN THEY APPEAR」展のキュレーター、長谷川新さんが企画した展覧会「STAYTUNE/D」(ギャラリー無量・石川、2019年)の図録も、合わせて取り扱いをしています。

『STAYTUNE/D』

価格:3,300円(税込)
仕様:A4判変形 256×210×9mm 120頁 並製 カバー有
ISBN:978-4-9910062-1-0 C0070

編著:長谷川新
デザイン:熊谷篤史
発行所:this and that

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写真左:『タイムライン――時間に触れるためのいくつかの方法』
写真右:『STAYTUNE/D』

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2021-01-11
「Gallery Collection 2020-2021」2021年1月14日(木)~3月下旬[完全予約制]

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「Gallery Collection 2020-2021」
2021年1月14日(木)~3月下旬(予定)

主な出品作家:泉茂、加賀城健、加藤巧、森村誠

※ ご来廊は終日予約制にて承ります。(曜日、時間は問いません。)
※ ご来廊をご希望の方は、SNS(Twitter、Facebook)のメッセージまたはメール(info(at)thethree.net)にて、ご希望の日時を明記の上、ご希望日の2日前までにご連絡ください。
※ 当方の都合により、ご希望の日時に添えない場合がございます。なにとぞご了承くださいませ。

* * *

このたびthe three konohanaでは、3月下旬までの間、「Gallery Collection 2020-2021」を完全予約制で開催いたします。

本展では、昨年ttkで開催した展覧会に出品した4名の作家の作品を中心に展示いたします。
また、ttk山中のプライベートコレクションの展示も併設し、合わせてご覧いただけます。

通常の開廊日・時間以外もご来廊可能な場合がございますので、お気軽にご希望の日時をお問合せくださいませ。

なお、昨今の新型コロナウイルス感染拡大予防として、ご来廊のお客様へは以下のご対応をお願いいたします。

  • マスクを必ず着用の上お越しください。体調不良の方はご来廊をお控えください。
  • 展示会場入口にアルコールを用意しておりますので、手の消毒をお願いいたします。
  • ご来廊時に非接触型の体温計にて体温を測定いたします。37.5度以上のお客様はご入室をご遠慮ください。
  • スマートフォンをお持ちの方は、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の稼働、または「大阪コロナ追跡システム」の登録をお願いいたします。

 

2020-10-02
Gallery Collection 「Takumi Kato – Selected Works [from artTNZ]」2020年10月2日(金)~5日(月)

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Gallery Collection
Takumi Kato – Selected Works [from artTNZ]
2020年10月2日(金)~5日(月)

開廊時間: 13:00~19:00(会期中無休、予約不要)
※ 新型コロナウイルス感染予防のため、マスクを必ず着用の上お越しください。体調不良の方はご来廊をお控えください。
※ 予約不要でのオープンのため、会場が混雑している時は入場をお待ちいただく場合がございます。(同時に入場できるお客様は、5名を上限とします。)

出品作家:加藤 巧

* * *

このたびthe three konohanaでは、10月2日(金)から5日(月)の4日間限定で「Gallery Collection」を開催いたします。
本展では、9月17日(木)~21日(月)に東京・天王洲のTERRADA ART COMPLEXⅡで開催されたアートフェアartTNZに出品した、加藤巧の作品をセレクトしてご紹介します。

artTNZでは、新作から過去作までここ5年の加藤の作品を一堂に展示し、彼の近年の制作活動の変遷を多くのご来場者に認識していただく機会となりました。しかし、新型コロナウイルスの影響により、遠方からのご来場が難しい状況でしたので、関西やその近隣のみなさまに改めて加藤の作品群をご覧いただける場を設けました。短い期間ではありますが、ぜひこの機会にご高覧ください。

 

2020-07-28
アートフェア「artTNZ produced by AFT with APCA」出展のお知らせ【9/17(木)~21(月)】

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このたびthe three konohanaは、東京・天王洲のTERRADA ART COMPLEX IIで開催するアートフェア「artTNZ produced by AFT with APCA」に出展いたします。
当初出展予定で中止になりました「ART in PARK HOTEL TOKYO 2020」の代替となるアートフェアです。

ttkのブースは3階のAセクションにて、加藤 巧の個展形式で、新作から近作まで多彩な作品をご紹介します。
みなさまのご来場、心よりお待ちしております。

 

□ 開催概要

「artTNZ produced by AFT with APCA」

開催日程:2020年 9月17日(木)‒ 21日(月・祝) ※9月17日(木)は招待制

会場:TERRADA ART COMPLEX II   (〒140-0002 東京都品川区東品川 1-32-8)https://terrada-art-complex.com/ja/
[アクセス]東京臨海高速鉄道りんかい線・天王洲アイル駅「B 出口」より徒歩約8分、東京モノレール羽田空港線・天王洲アイル駅「中央口」より徒歩約11分

出展ギャラリー:44軒

入場料:無料/完全予約登録制
(※一般入場受付予約開始は8月7日(金)正午12時から[限定600枚/入場無料]。公式HPからお申し込みください。)

主催:一般社団法人 アート東京
共催:一般社団法人日本現代美術振興協会
特別協賛:寺田倉庫株式会社

公式HP:https://arttnz.com/

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加藤 巧 《To Rub #04》 顔料、アルデヒド樹脂(81)、アクリル樹脂、白亜、膠、木材 44.0 × 36.4 cm 2018

 

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 加藤 巧 《To Paint》 木製パネルに乾性油、蜜蝋、マスチック樹脂、アクリル樹脂、顔料、金箔 28.0 × 22.0 cm 2020

 

2020-06-20
オンライン展覧会「Online / Contactless」展示記録

撮影日:2020年6月9日 撮影:長谷川 朋也

 

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2020-05-22
【O/C展関連イベント】「オンライン開廊」のご案内 5/23(土)、28(木)、31(日)/11~13時、17~20時

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本展の展示が実際におこなわれているthe three konohanaの会場を、Zoomを活用して日時限定でオンライン開廊いたします。普段のギャラリーへの訪問、展示の鑑賞、ギャラリストおよび同席する他のお客様との対話などを、全てオンライン形式に置き換えてお楽しみいただく企画です。どなたでもご参加可能です。
ホストはthe three konohanaの山中が担当し、開催日や時間帯によってはYoshimi Artsの稲葉氏、出品作家もオンラインで在廊することがあります。なお、各回のZoomのアクセス情報は、開催日前日に各ギャラリーのFacebookTwitterでお知らせします。

「オンライン開廊」
日時|5月23日(土)、28日(木)、31日(日) 11時~13時、17時~20時
会場|Zoomミーティングルーム(the three konohanaより配信)
入場無料、時間中の入退室自由

※ ご参加の際は、事前にパソコン、スマホ・タブレットにZoomアプリ(無料)をインストールしてください。アプリのダウンロード、ご参加時にかかる通信料は各自ご負担ください。
※ Zoomは原則として複数の対話が同時にできませんので、お客様が複数名おられる時は話題の譲り合いなどご配慮をお願いいたします。

 

2020-05-22
【O/C展関連イベント】オンライントークショー「コロナの時を経て―ギャラリーと作家、これからのスタンス」のご案内 5/30(土)19時~21時

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5月22日(金)より開催中のオンライン展覧会「Online / Contactless」の関連イベントとして、5月30日(土)19時よりオンライントークショー「コロナの時を経て―ギャラリーと作家、これからのスタンス」を開催いたします。

当日は、批評家の前田裕哉氏を進行役としてお招きし、出品作家、ギャラリストがコロナ禍中のそれぞれの動きを振り返り、この先のギャラリーおよび作家の動きの変化・展望について語り合います。

本企画は事前申込制、Web会議システム「Zoom」を利用して開催します。

* * *

オンライントークショー「コロナの時を経て―ギャラリーと作家、これからのスタンス」
日時|5月30日(土)19:00~21:00
会場|Zoom ミーティングルーム

進行|前田 裕哉(批評家)
トーク|加賀城 健、加藤 巧、興梠 優護(以上出品作家)、レイチェル・アダムス(出品作家/メッセージ参加)
稲葉 征夫(Yoshimi Arts)、山中 俊広(the three konohana)

参加費|500円  お申込先| info@thethree.net

■ オンライントークショーの参加申込、および参加時のご用意

  • オンライントークショーは「Zoom」を使って実施します。パソコン、スマホ、タブレットであらかじめ「Zoom」アプリをインストールできること、安定した通信環境をお持ちであることが参加の条件といたします。(通信料金は参加者個人の負担となります。)
  • 参加申込はメール(info@thethree.net)のみで受け付けます。参加費のお支払い方法は、クレジットカード決済または銀行振込となりますので、メールにご希望の方法をご記載ください。
    ご入金いただいた方には、開催3日前をめどに当日の参加URLと参加時のご案内マニュアルをメールにてお送りいたします。

 

2020-05-22
オンライン展覧会「Online / Contactless」 2020年5月22日(金)~31日(日)

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オンライン展覧会 「Online / Contactless」 展示記録(画像)

 

 

オンライン展覧会「Online / Contactless」

 

主催| Yoshimi Arts, the three konohana

会期|2020年5月22日(金)~31日(日)
会場|Yoshimi Arts, the three konohana ウェブサイト
Yoshimi Arts http://www.yoshimiarts.com/
the three konohana https://thethree.net/

出品作家|
レイチェル・アダムス、泉 茂、加賀城 健、加藤 巧、興梠 優護

 

*English Information | http://www.yoshimiarts.com/en/exhibition/20200522_Online_Contactless.html  (Yoshimi Arts Website)

 

◆ 展示映像(下の画像をクリックしてください。YouTubeにてご覧いただけます。)

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◆ 関連イベント

◆ 本展趣旨

◆ 本展の発表・鑑賞の形式について

◆ 出品作家プロフィール

 

* * *

【関連イベント】

オンライントークショー「コロナの時を経て―ギャラリーと作家、これからのスタンス」
日時|5月30日(土)19:00~21:00
会場|Zoom ミーティングルーム(PC、スマホなどでご参加ください)

進行|前田 裕哉(批評家)
トーク|加賀城 健、加藤 巧、興梠 優護(以上出品作家)、レイチェル・アダムス(出品作家/メッセージ参加)
稲葉 征夫(Yoshimi Arts)、山中 俊広(the three konohana)

参加費|500円  お申込先| info@thethree.net
(参加費のお支払は、オンライン決済[クレジットカード・銀行振込]のみとなります)

 

「オンライン開廊」
日時|5月23日(土)、28日(木)、31日(日) 11時~13時、17時~20時
会場|Zoomミーティングルーム(the three konohanaより配信)
入場無料、時間中の入退室自由

本展の展示が実際におこなわれているthe three konohanaの会場を、Zoomを活用して日時限定でオンライン開廊いたします。普段のギャラリーへの訪問、展示の鑑賞、ギャラリストおよび同席する他のお客様との対話などを、全てオンライン形式に置き換えてお楽しみいただく企画です。どなたでもご参加可能です。
ホストはthe three konohanaの山中が担当し、開催日や時間帯によってはYoshimi Artsの稲葉氏、出品作家もオンラインで在廊することがあります。なお、各回のZoomのアクセス情報は、開催日前日に各ギャラリーのFacebookTwitterでお知らせします。

・ご参加の際は、事前にパソコン、スマホ・タブレットにZoomアプリ(無料)をインストールしてください。アプリのダウンロード、ご参加時にかかる通信料は各自ご負担ください。
・Zoomは原則として複数の対話が同時にできませんので、お客様が複数名おられる時は話題の譲り合いなどご配慮をお願いいたします。

 

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【本展趣旨】

このたび、Yoshimi Artsとthe three konohanaの共同企画として、オンライン上での展覧会「Online / Contactless」を開催いたします。

本展は、the three konohanaのスペースで双方のギャラリーの取扱作家計5名の作品を展示します。ただし、実際の展示空間は公開せず、展示を撮影した映像のみの発表とします。また会期中のトークイベントもオンラインで開催し、その参加や作品購入に関する手続・決済も全てオンライン、キャッシュレスのみでおこないます。

また会期中に開催するオンラインでのトークショーでは、批評家の前田裕哉氏をお招きし、出品作家、ギャラリストがコロナ禍中のそれぞれの動きを振り返り、この先のギャラリーおよび作家の動きの変化・展望について語り合います。

昨今の新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、美術業界では多くの展覧会や企画が中断・中止となり、直接的な作品発表・鑑賞の機会が失われています。そんな状況下ですが、すでにSNSを中心としてオンライン上にシフトした動きが各所で散見されています。

ギャラリーには、作品と鑑賞者、作家・ギャラリストと鑑賞者が直接対面する場をつくることで運営を成立させることを中心に、随所にアナログなシステムが根強くあります。そのためいまは身動きが取りにくい状況ですが、遠くない時期にこの事態が収束した時には、また普段通りの活動が再開できることと思います。しかし、この特殊な時間を経て、今後は新たなシステムや考え方が広がっていく可能性も想像ができます。いまあえてコロナ禍の状況下のルールに振り切った展覧会・企画を経験することで、次の時代のギャラリー、作家の発表の場のあり方への眼差しに結びつけることができるのではと考えます。

 

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【本展の発表・鑑賞の形式について】

■ 展示映像(動画)の公開

  • 初日の5/22(金)11時より、両ギャラリーのHPに展示映像(動画)を公開します。また同時にYoutubeにも公開し、会期後も継続してご覧いただけます。
  • 現在、国内の美術館では映像(動画)で展示を公開する取り組みが多数見られますが、国内のギャラリーでは静止画での展示公開が多く、動画を用いているところはまだ多くありません。
  • なお、実際の展示会場 the three konohanaは、期間中にお越しいただいても、展示を直接ご覧いただくことはできません。

 

■ 出品リストの公開、作品に関するお問い合わせ

  • 動画公開に合わせて、本展の出品リストをPDFにて両ギャラリーのHPに掲載します。作品価格は、本展期間中のみの公開となります。
  • 作品に関するお問い合わせは、作品/作家の取扱ギャラリーにご連絡ください。(泉・レイチェル・興梠…Yoshimiへ。加賀城・加藤…the threeへ。)
  • お問い合わせ方法はメール、電話を推奨しますが、各ギャラリーのSNS(Facebook、Twitter、Instagram)のメッセージ機能でも可能です。作品購入希望のご連絡も以上の方法よりご連絡ください。
    泉、アダムス、興梠作品⇒Yoshimi Arts E-mail:info@yoshimiarts.com Tel:06-6443-0080
    加賀城、加藤作品⇒the three konohana E-mail:info@thethree.net Tel:06-7502-4115

 

■ 作品購入時の対応について

  • 本展の趣旨に従い、作品購入時の代金のお支払はキャッシュレス決済、作品のお届けも配送での対応にご協力をお願いいたします。(後日ギャラリーでの現金決済、作品直接お受け取りはご遠慮ください。)
  • 代金のお支払は、クレジットカードまたは銀行振込(振込手数料はお客様負担)のみとなります。送料は作品代金と別途請求いたします。
  • ttkでのクレジットカード決済は、SQUAREの請求書払いのみで対応いたします。(利用可能なブランド:VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners、Discover)
  • また両ギャラリーは、対象のクレジットカード決済で、お支払金額の5%がお客様に還元可能な「キャッシュレス・消費者還元事業」に加盟しています。
    <還元可能なカード>
    ブランド | VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners+対象クレジットカード会社発行のカード(下記のリンク先で検索できます)
    https://business.cashless.go.jp/cardcheck/input (キャッシュレス・消費者還元事業HP)
    *本展ではSQUAREの請求書払いに限ります。
    *還元方法・上限はカード会社によって異なりますので、お使いのカード会社にお問い合わせください。(6月30日迄の決済に限ります。なお還元方法はカード会社によって異なりますので、お使いのカード会社にお問い合わせください。)

 

■ オンライントークショーの参加申込、および参加時のご用意

  • オンライントークショーは「Zoom」を使って実施します。パソコン、スマホ、タブレットであらかじめ「Zoom」アプリをインストールできること、安定した通信環境をお持ちであることが参加の条件といたします。(通信料金は参加者個人の負担となります。)
  • 参加申込はメール(info@thethree.net)のみで受け付けます。参加費のお支払い方法は、クレジットカード決済または銀行振込となりますので、メールにご希望の方法をご記載ください。
    ご入金いただいた方には、開催3日前をめどに当日の参加URLと参加時のご案内ガイドをお客様のメールにお送りいたします。

 

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【出品作家プロフィール】

泉 茂 (Shigeru Izumi, 1922-95) /Yoshimi Arts、the three konohana 取扱作家

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大阪生まれ。大阪市立工芸学校図案科卒業。瑛久らと1951年に結成した「デモクラート美術家協会」で活動し、叙情的な作風の版画が国内外で高い評価を得る。同会解散後、1959年から10年間にわたり滞在したニューヨークとパリで、当時の現地の美術の動向に触れ、抽象的な平面表現へと大きく転換する。1968年に帰国した後は、主観を排除し、描くことの本質を追究した作品を、晩年まで精力的に制作・発表した。また、1970年から92年まで大阪芸術大学の教授に就き、多くの後進の作家を輩出した。
和歌山県立近代美術館、国立国際美術館、パリ市立近代美術館、ニューヨーク近代美術館など、国内外の美術館に多数作品を収蔵。2017年よりYoshimi Artsとthe three konohanaが取扱ギャラリーとなり、定期的に展覧会を開催している。
【写真】「泉 茂 PAINTINGS 1971-93」展示風景 (Yoshimi Arts、the three konohana・大阪/2017年)

 

レイチェル・アダムス (Rachel Adams, b.1985)/Yoshimi Arts 取扱作家

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イギリスのニューキャッスル・アポン・タインに生まれ、現在グラスゴー在住。エディンバラ大学 エディンバラ・カレッジ・オブ・アート卒業、オックスフォード大学 ラスキン・スクール・オブ・アート修了。
彫刻的な形態と装飾工芸技術、素材の歴史的・文化的価値において、アートとデザインが持つ階層構造の矛盾を探求し、批評性を持ち合わせた作品を制作。絞り染めやマクラメなどのさまざまなDIYの方法と、レーザーカットやデジタル印刷などの現代的な技法を組み合わせている。
近年の主な展覧会として、個展「Open Studio」Yoshimi Arts(大阪、2015年)、「Long Reach」domobaal(ロンドン、2014年)、「Posturing」Scottish National Gallery of Modern Art(エディンバラ、2012年)、グループ展に「”Material and Form” in a digital age」Yoshimi Arts(2014年)、「Paper」Saatchi Gallery(ロンドン、2013年)
【写真】《Tools, Tools 1》2015 マクラメ編みのTシャツ糸、レーザーカットしたアクリル、木製の棒 88 × h 86 cm [出品予定作品]

 

加賀城 健 (Ken Kagajo, b.1974)/the three konohana 取扱作家

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大阪府生まれ、現在石川県在住。大阪芸術大学大学院芸術制作研究科修士課程修了。
習得した技法と素材の知識を礎に、染色における新しい抽象表現の構築を目指して、平面からインスタレーションまで幅広い作風を展開する。視覚と触覚、身体性を喚起させる意識から、美術と工芸の関係性を考察する作品を制作している。
近年の主な展覧会として、個展「Physical / Flat」the three konohana(大阪、2017年)、「交わるいと『あいだ』をひらく術として」広島市現代美術館(2017年)、「行為と現象Ⅰ」染・清流館(京都、2018年)、「方法の発露2019-制作論の再検討」石川県政記念しいのき迎賓館(2019年)など。 ハレクラニ沖縄・コミッションワーク(2019年)。 2017年より、金沢美術工芸大学美術工芸学部工芸科准教授。
【写真】《Young Views-意識のスライダー》2018  糊染、綿布、染料 115 x 800 cm  6枚組

 

加藤 巧 (Takumi Kato, b.1984)/the three konohana 取扱作家

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愛知県生まれ、現在岐阜県在住。大阪芸術大学美術学科卒業。
14-15世紀の絵画技法家・チェンニーノ・チェンニーニの『Il libro dell‘arte(絵画術の書)』の技法を起点とし、現代につながる材料/メディウム史を紐解きながら制作している。
近年の主な展覧会として、個展「ARRAY」the three konohana(大阪、2016年)、「ニューミューテーション」京都芸術センター(2018年)、「タイムライン-時間に触れるためのいくつかの方法」京都大学総合博物館(2019年)、「VOCA 展2020 現代美術の展望-新しい平面の作家たち」上野の森美術館(東京、2020年)など。現在、成安造形大学、名古屋造形大学で非常勤講師、京都市立芸術大学で招聘講師として、実技、絵画材料、技法を担当。
【写真】《Macaroni》2019 木材、アルミ材、ジェスモナイト、樹脂プラスター、漆喰、顔料 240 x 170 x 2 cm

 

興梠 優護 (Yugo Kohrogi, b.1982) /Yoshimi Arts 取扱作家

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熊本県生まれ、東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻版画研究領域修了。
主に人体をモチーフに、具象と抽象の境界を思わせる筆致の絵画によって、感情の揺らぎを表現してきた。熊本、東京、ロンドン、ベルリン等アトリエを移動し制作。光や食、音、空気、人といったそれぞれの場所で感じた様々な事柄を、あらゆる技法によって抽象的に作品へと反映させてきた。
近年の主な展覧会として、個展「EYE」Yoshimi Arts(大阪、2020年)、「Roots」成山画廊(東京、2019年)、グループ展に「興梠 優護 長嶋 由季」長崎県美術館 運河ギャラリー(2019年)、「シラキノ アーティスト イン レジデンス3人展 2019-1」アートビレッジ・シラキノ(長崎県南島原市、2019年)など。
【写真】《/ Under the Skin》2018 油彩、キャンバス 97.0×145.5 cm (P80)

 

□ トークショー 登壇者プロフィール

前田 裕哉 (Yuya Maeda) /批評家
1975年生まれ。立命館大学卒業。最近の論稿に「展覧会の、あるいは展覧会という条件 「はならぁと2016こあ 人の集い」展について」(『MAPPING』第6号)