お知らせ

2016-04-18
藤崎 了一「Vector of Energy」 ギャラリスト・トーク開催 4月23日(土)17:00~18:30

日時:4月23日(土)17:00~18:30
河西 香奈(KANA KAWANISHI GALLERY 代表)、山中 俊広(the three konohana 代表)、藤崎 了一(アーティスト)

 

先週の土曜日から始まりました藤崎了一さんの個展「Vector of Energy」、初日のライブパフォーマンスに続きまして、もう一つの関連イベントとして今週の土曜日、4月23日の17時から弊廊にてギャラリストトークを開催いたします。
藤崎さんの取扱ギャラリーであり、本展にご協力いただいておりますKANA KAWANISHI GALLERY(東京)のディレクター河西香奈さんにお越しいただいてのトークショー形式です。

当展の内容を通じて、河西さんとttk山中、それぞれのギャラリストの立場から藤崎さんの作家像について語り合う内容です。作家の藤崎さんにももちろんお話に加わっていただきます。「Gallerist’s Eye」シリーズの主旨にも関連する、ギャラリストと作家との協働のかたちについても話題を広げていければと思っております。ぜひお誘い合わせの上、多くのみなさまのご参加を心よりお待ちしております。

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2016-04-18
鮫島 ゆい「5時の点は白と黒」 展示記録

撮影日:2016年3月24日 撮影:長谷川 朋也

 

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2016-04-18
鮫島 ゆい「5時の点は白と黒」に関する、掲載プレビュー・レビューのご紹介

鮫島 ゆい「5時の点は白と黒」展につきまして、各所にてプレビュー・レビューをご掲載いただきました。
主だったご掲載記事を以下にまとめてご紹介させていただきます。当展をご紹介くださったみなさまに、心より御礼申し上げます。

・Lmaga.jp 「小吹隆文撰・週末おでかけアート」(プレビュー/2月10日)
http://www.lmaga.jp/news/2016/02/4315/

・日本経済新聞 関西版 展覧会情報(プレビュー/2月19日夕刊)

・『シティリビング』(プレビュー/2月26日号)

・『美術手帖 2016年4月号』 ARTNAVI(プレビュー/3月17日)

・ブログ「プラダーウィリー症候群(Prader-Willi Syndrome)の情報のメモ」(レビュー/3月19日)
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20160319/art2

 

2016-04-16
Gallerist’s Eye #2 藤崎 了一「Vector of Energy」

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藤崎 了一 「Vector of Energy」 展示記録

藤崎 了一 展に関する、掲載プレビュー・レビューのご紹介

 

Gallerist’s Eye #2
藤崎 了一 「Vector of Energy」
2016年4月16日(土)~5月29日(日)

開廊時間:木・金曜 15:00~21:00/土・日曜 12:00~19:00
休廊日:毎週月曜~水曜
会場:the three konohana

協力:KANA KAWANISHI GALLERY

≪関連イベント≫
・藤崎 了一パフォーマンス「Energy Equal」&オープニングパーティー 4月16日(土)17:00~

・ギャラリスト・トーク 4月23日(土)17:00~18:30
河西 香奈(KANA KAWANISHI GALLERY 代表)、山中 俊広(the three konohana 代表)、藤崎 了一(アーティスト)

* * *

このたびthe three konohanaでは、藤崎 了一(Ryoichi Fujisaki, b.1975)の個展を開催いたします。本展は2013年秋以来の実施となるGallerist’s Eyeシリーズの企画として、東京のKANA KAWANISHI GALLERYの協力にて開催いたします。

藤崎は、京都市立芸術大学で彫刻を専攻したのち、一昨年まで京都の複合型スタジオ「SANDWICH」のテクニカル・ディレクターとして、現代美術家・名和晃平氏の作品制作管理を担当しました。昨年から個人としての作家活動を再開し、東京を中心に個展、グループ展の作品制作・発表のみならず、幅広いジャンルの人々とのトークショーの開催など、学生時代からのブランクを全く感じさせない、かつ「SANDWICH」での経験に培われた精力的かつ多岐にわたる活動を展開しています。

出身地の大阪で初めての個展となる本展は、地元でのお披露目として昨年の作家活動再開時からのコンセプトに沿った作品群と、これからのコンセプトの深化を推し進めるための新たな実験作の、大きく2つの内容で構成します。藤崎は立体作品をはじめ、写真や映像などジャンルにとらわれずに制作をおこなっています。素材技法の違いに関係なく、自らの身体感覚を制作行為に直接反映させるプロセスを通じて、偶発的な物理現象を作品に取り込みながら、作品が成立する基準の探求に努めてきました。単純な制作行為と素材への執着から状況的要素および造形を作品内に留めるアプローチや、素材の特性を引き出した制作行為によって、自然物が作り出す造形との関係性の考察にも取り組んでいます。これらは並行して、彫刻を起点とする彼自身の身体感覚と造形表現から得られるリアリティを確認する作業でもあります。

本展では、新たに「エネルギー(力量)」への考察が、これまでの作品群の延長線上の表現として加わります。本展のオープニングイベントにておこなう、藤崎自身による制作パフォーマンス「Energy Equal」が、今後の彼の展開を示唆させるものとなります。素材に解体と構築、対極のエネルギーを等しく与える行為を積み重ねて、作品化へ結び付けていくこのパフォーマンスには、ただ作品制作のプロセスを提示するだけではなく、一方向ではないエネルギーのあらゆるベクトルが交わって、作品を成立させていく視点を強調させる意味があります。人為的なエネルギーの多様性と、素材の持つ物理学的なエネルギーとその特性から生じるイレギュラーなエネルギー。これら複数のエネルギーのベクトルが組み合わさり、その集合体として一つの作品が制作・成立していくという状況の提示が、これまでの藤崎の作品群にも新たな解釈を付与することになると思います。

現在の藤崎は、現象・状況的な要素に意識を傾けながらも、大学時代から一貫して彫刻への愛着が強く、作品にいかに物体としての強度を獲得できるかに努めています。制作行為や素材に触れることによる身体感覚を尊重しながらも、時代に合致したリアリティを得るための物理学的思考を重ねることで、さまざまな思考のベクトルを交差させて新たな価値観を巻き込んでいく可能性を、彼の一連の作品群から感じ取っていただければ幸いです。ぜひこの機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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《Metaball Red》 Movie 2016 © Fujisaki Ryoichi 【本展出品作品】

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《colored oil_purple cosmos 01》 アーカイバルピグメントプリント 2015  © Fujisaki Ryoichi courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

 

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《blue plaster twins》 石膏・インク 2015  © Fujisaki Ryoichi courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

 

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藤崎 了一「ADDICT」  video installation (CC4441 THE GALLERY・東京、2015)  
courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

 

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藤崎 了一「ADDICT」 video installation(island MEDIUM・東京、2015) courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

 

2016-03-28
外部の展覧会情報 16年4月

ttkとご縁のあった作家・ディレクターによる、ttk外での展覧会情報をお知らせいたします。

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昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家末永 文尚さんが、東京・神楽坂のMaki Fine Artsにて個展を開催いたします。

末永史尚 「息づきの絵画」

会期:2016年4月2日(土)~5月1日(日) 月・火、祝日休廊
会場:Maki Fine Arts (162-0802 東京都新宿区改代町4 黒川ビル1F TEL:03-5579-2086)
開廊時間:12:00~19:00

http://www.makifinearts.com/jp/

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一昨年1月~3月にttkにて開催しました「まよわないために」展の出品作家田中 秀介さんが、東京・トーキョーワンダーサイト渋谷にて個展を開催いたします。

TWS-Emerging 2016 「田中秀介展 円転の節」

会期:2016年4月9日(土)~5月8日(日) 月曜休館
会場:トーキョーワンダーサイト渋谷(東京都渋谷区神南1-19-8 渋谷区勤労福祉会館1F TEL:03-3463-0603)
開館時間:11:00~19:00(最終入場は閉館の30分前まで)

http://www.tokyo-ws.org/shibuya/

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昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家上田 良さんが、京都・四条烏丸のkara-Sでのグループ展に参加いたします。

 「船底に銅をかぶせる」

会期:2016年4月4日(月)〜10日(日) 会期中無休
会場:kara-S (600-8411 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地 COCON KARASUMA 3F TEL:075-352-0844)
開廊時間:11:00〜20:00 ※4日は17時〜、10日は18時まで。

http://www.kara-s.jp/

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一昨年6月~7月にttkにて個展を開催しました小出 麻代さんが、京都市美術館での「PATinKyoto 京都版画トリエンナーレ 2016」に参加いたします。

「PATinKyoto 京都版画トリエンナーレ 2016」

会期:2016年3月6日(日)〜2016年4月1日(土) (毎週火曜日、12月29日〜1月3日休館)
出品作家:池田俊彦、井上康子、上野友幸、大坂秩加、小野耕石、垣内 玲、加納俊輔、北野裕之、金 光男、小出麻代、鈴木智惠、髙橋耕平、中田有華、林 勇気、冨谷悦子、増田将大、門馬英美、山下拓也、山田純嗣、吉田ゆう

開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
会場:京都市美術館 本館2階南展示室(606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124(岡崎公園内) TEL:075-771-4107)
入場料:一般700円、学生(高校生以上)500円、中学生以下/70歳以上/障害者無料

http://patinkyoto.com

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昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家荒木 悠さんが、東京・中目黒の青山|目黒にて展覧会のキュレーションを担当いたします。

囚われ、脱獄、囚われ、脱獄:Time Tunnel 「時間の穴」

会期:2016年3月19日(土)~4月17日(日) 月・火曜休廊
会場:青山|目黒 (153-0051 東京都目黒区上目黒2-30-6 TEL:03-3711-4099)

開廊時間:12:00~19:00

http://aoyamameguro.com/

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昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家荒木 悠さんが、横浜美術館にて個展を開催いたします。

New Artist Picks「荒木悠展 複製神殿」

会期:2016年2月26日(金)~4月3日(日) 木曜休館
会場:横浜美術館 (220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1 TEL:045-221-0300)

開館時間:アートギャラリー1 11:00~18:00/Café小倉山   10:45~18:00 (入場は17:45まで)
入場無料

http://yokohama.art.museum/exhibition/index/20160226-461.html

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昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家小濱 史雄さんが、移動型バスミュージアム・MOBIUMにて、全国各地を巡回するグループ展に参加いたします。

 「MOBIUM 10th Anniversary & Final Tour」

会期:2016年3月15日(火)〜4月3日(日)
会場:会期中9か所にて。場所と展示日時は下記HPにてご確認ください。

入場無料

http://www.mobium.org/new/mobium_final_tour/

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2013年11月~12月にttkにて個展を開催しました岡本 啓さんが、東京・京橋のギャラリー椿でのグループ展に参加いたします。

「SPRING SHOW」

会期:2016年3月19日(土)~4月2日(土) 日曜祝日休廊
開廊時間:11:00〜18:30
会場:ギャラリー椿(104-0031 東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F TEL:03-3281-7808)

http://www.gallery-tsubaki.jp/

 

2016-03-25
KAMO活動終了の御礼

KAMO(Konohana Arts Meeting for Osaka)は、今月21日に実施しました20回目の開催を持ちまして、3年間の活動を終了いたしました。
最終回は、1年目の会場があった此花での久々の開催となりましたが、いつものKAMOと変わらない幅広い立場の方々にご参加いただき、フィナーレにふさわしい1日になりました。本当にありがとうございました。

当初KAMOは、広く「アート」についての知見を広げ理解を深めるきっかけを、アートに従事する人々のみならず観客側に立つ人々にも対等に得ることを目的 に、大阪や関西を中心としたアートにかかわる方々の現場の声を聞くための場として始動しました。この3年の間に、アートの現場の動向も少しずつ変化し、 KAMOと同様の勉強会スタイルのトークショーも各所で多数立ち上がるようになりました。また、KAMOメンバー各々の環境の変化もあり、KAMO自体の 開催意義や活動方針も臨機応変に対応させながら、当初からの計画でした3年の活動を無事に遂行することができました。
このKAMOを通じて、アートについての考え方や関わり方について深く考える機会になった、これまで出会うことのなかった分野の人々とつながりができた、 さらには実際のアートの現場で新たな活動をするきっかけとなったという声も多数頂戴しました。あらためて3年のKAMOの活動が、みなさまのアートと触れ 合う日常や、大阪・関西のアートの現場に少なからず刺激を与えられたことに安堵しております。この3年間20回のKAMOの企画にご参加いただきました多 くのみなさま、トークやワークショップのゲストとして、また会場提供でご協力いただきました多くのみなさまに、心より御礼申し上げます。

今後KAMOメンバーも、それぞれの立場でアートにかかわる活動を続けてまいります。また各所で何らかのかたちで、アートの現場でご一緒する機会もあるか と思いますが、これからも共にアートの魅力を楽しみ、深めあい、そして一人でも多くの方々に発信していける関係であり続けたいと思っております。3年間、 ありがとうございました。

2016年3月25日
KAMOメンバー一同
山中俊広 森崎幸一 安川エリナ 大歳芽里

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2016-03-08
KAMO 20th Meeting[最終回]
「KAMOの3年、コノハナの3年 ~ただいまコノハナ、おかえりKAMO~」【3/21(月・祝)12:30〜22:00 @ 大阪市此花区梅香・四貫島】

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第20回KAMO 【最終回】
KAMOの3年、コノハナの3年 ~ただいまコノハナ、おかえりKAMO~

日時:3月21日(月・祝)12:30~22:00
会場:大阪市此花区梅香・四貫島エリア各所(モトタバコヤ、黒目画廊、the three konohana、 THE BLEND Apartmentsなど)

 

2013年から開催してまいりましたKAMO(Konohana Arts Meeting for Osaka)は、今回で最終回を迎えます。
当初から3年間限定のプロジェクトとしてスタートし、1年目と2年目はほぼ月例のペースでアートにかかわる方々を幅広いジャンルからお招きしてのトークショーを計16回実施しました。3年目の昨年は、4名のKAMOメンバーが各自半日~1日の企画を作って開催するスタイルにて、すでにメンバー3名の企画を実施しています。最終回は、KAMOメンバーでthe three konohana代表の山中俊広による企画です。

1年目の会場OTONARIが年末に営業を終えた後、2年目と3年目はコノハナから離れ、まさにKAMO(鴨)の名の通り、渡り鳥スタイルでの開催が続きました。KAMOの最終回は、2年ぶりに生まれ故郷のコノハナに帰ってきてフィナーレを迎えるという、やや感傷的なテーマ設定でプログラムを構成しました。KAMOの活動を続けてきた「3年間」という時の尺度を、コノハナのまちの「3年間」に結び付けて、参加者のみなさまそれぞれにある日常やその変化、そして時の経過というものを考えるための1日にしたいと思います。

今回のプログラムは、午後からコノハナエリアの施設を転々として4つのイベントを実施します。1年目のKAMOにご協力いただいたコノハナの方々にも、それぞれのイベントに加わっていただきます。1日通じてすべてのイベントに参加していただけると嬉しいですが、もちろんイベント単位での参加、途中合流・退席も可能です。
コノハナでのKAMO最終回、多くのみなさまのご参加を心よりお待ちしております。

* * *

【プログラム】
◇ 12:30~13:20 モトタバコヤ バアルカリーにて昼食会
会場:モトタバコヤ
参加費:無料(飲食代実費。ランチメニュー「ベジミールズ」は900円です。)
定員:約10名、事前予約制
[FacebookのKAMOページのメッセージ、またはメールkonohana@thethree.netまでお申し込みください]

当日のスタートは、モトタバコヤでオープン1周年を迎えたバアルカリーの南インド料理のプレートランチでのお昼ごはんから!
昨年春にリニューアルしたモトタバコヤは、現在4つの飲食店が日替わりで営業するスタイルで、コノハナ内外のお客さんに多くご利用いただいている、コノハナエリアの主要施設の一つです。
まずはゆったりとおいしいごはんで歓談したいと思います。また店内では尾柳佳枝さんの個展「ふすまとひきだし」が開催されていますので、作品鑑賞もご一緒にお楽しみください。

◇ 13:30~15:30 辺口芳典 presents 「Pikankonkin Japonpon ツアー」
集合場所:初代大坂船奉行所跡前(朝日橋南西角、旧OTONARI北側)
参加費:1000円/人 予約不要

1年目のKAMOの会場「OTONARI」を運営していた辺口芳典さんによるコノハナエリアのまち歩きツアーが、「ピカンコンキン・ジャポンポン・ツアー」と名を改め久々に復活します!
昭和の下町風情が色濃く残るコノハナの町並みですが、この2、3年で景色もところどころに変化が生まれています。コノハナで結婚と出産を迎え、詩人・写真家の活動も国内外への広がりを見せるなど、ご自身の日常にも大きな変化があった辺口さんに、改めていまのコノハナの町並みをガイドしていただきます。

◇ 16:00~18:30 コノハナとKAMOの3年間をたどるトーク&ディスカッション
会場:the three konohana
参加費:無料 予約不要

今回の企画者の山中自身も、コノハナにギャラリーthe three konohanaをオープンしてちょうど3周年を迎えます。その現場のttkを会場に、前半の1時間は山中がこの3年のコノハナの動きを振り返りながら、自分の視点でその変化をまとめる発表を行います。並行してKAMOのこれまでの活動も振り返ります。(会場では鮫島ゆいさんの個展「5時の点は白と黒」が開催中で、同時に展示もご覧いただけます。)
後半は会場の参加者も加わって、2種類のディスカッションを行います。先の発表を踏まえてのコノハナの3年間の動きについてと、コノハナでも連日各所で繰り広げられている、さまざまな立場の人々が様々な企画を地域で実施することについて、コノハナで活動する方々も交えてみなさまと意見交換を進めていければと思います。

◇ 19:00~22:00 KAMOフェアウェルパーティー ~「OTONARI」から「ParadaSan」へ~
会場:THE BLEND Apartments 1階 ParadaSan
参加費:ワンドリンクオーダー制 予約不要
(※ささやかな軽食とドリンクはキャッシュオン制でご用意しております。 (通常お店として運営してないため、数に限りがありますことをご了承ください。) お食事のみ持ち込み可能ですので、差し入れ大歓迎です!!)

3年間のKAMOのフィナーレは、久しぶりのOTONARIの料理で!
OTONARIのエッセンスは、昨年夏にオープンしたTHE BLEND Apartmentsに引き継がれています。四貫島中央通商店街にあるTHE BLEND Apartmentsは 、シェアハウスとイベントスペースの機能を持ち、OTONARIを運営していた溝辺直人さんと辺口芳典さんがその運営にかかわっています。新たなコノハナエリアの顔として、オープン直後からユニークな活動を展開しているこの場で、久々に元OTONARIシェフ溝辺さんの手料理に舌鼓を打ちながら、楽しく心地よく3年間のKAMOを締めくくる夜にしたいと思います。

* * *

【開催にあたって】
KAMOを実施した3年間、KAMOにもコノハナエリアにもさまざまな変化がありました。「石の上にも三年」という言葉がありますが、ひとつのことを継続しておこなう難しさをひしひしと痛感させられた3年だったように思います。初志貫徹で継続すること。途中で目的や手法を変えながらかたちを保つこと。思い切って断念すること。それらの判断には、外的かつ社会的な要因のみならず、各々のプライベートの出来事や変化も大きく左右します。大小さまざまな波風に揺るがされながらも、私たちはそれぞれの活動を細かく選択して生きているのだと思います。この3年で、「アート」は社会との関係性をより意識せざるを得ない風潮が強まってきました。それに伴い「アート」の概念と領域も広まって、KAMOもコノハナの活動も当初の動きから変容を続け、単純に「アート」という枠組みでくくることができないものが随所に現れてきています。

日常の生活をベースに、どのように「アート」とつながりを持ち、または距離を保ちながら、それを活用していくか。改めてこの3年を振り返って、KAMOとコノハナの共通点は、そこにあるのではと感じました。そんなことを、KAMOが始まった場所であり、私の活動の拠点でもあるここコノハナで、参加者のみなさまと共にさまざまな角度から振り返り、考えて、言葉にして、気軽に楽しく語り合える1日になればと思います。

この3年間のKAMOでは、これまでに約40名の方々にトークやイベントでご登壇いただき、500名以上の方々にご参加いただきました。多くのみなさまに支えられて、無事に最終回を迎えられることに心より感謝申し上げます。

山中俊広

 

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2016-02-27
外部の展覧会情報 16年3月[3/16更新]

ttkとご縁のあった作家・ディレクターによる、ttk外での展覧会情報をお知らせいたします。

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一昨年6月~7月にttkにて個展を開催しました小出 麻代さんが、京都市美術館での「PATinKyoto 京都版画トリエンナーレ 2016」に参加いたします。

「PATinKyoto 京都版画トリエンナーレ 2016」

会期:2016年3月6日(日)〜2016年4月1日(土) (毎週火曜日、12月29日〜1月3日休館)
出品作家:池田俊彦、井上康子、上野友幸、大坂秩加、小野耕石、垣内 玲、加納俊輔、北野裕之、金 光男、小出麻代、鈴木智惠、髙橋耕平、中田有華、林 勇気、冨谷悦子、増田将大、門馬英美、山下拓也、山田純嗣、吉田ゆう

開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
会場:京都市美術館 本館2階南展示室(606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町124(岡崎公園内) TEL:075-771-4107)
入場料:一般700円、学生(高校生以上)500円、中学生以下/70歳以上/障害者無料

http://patinkyoto.com

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昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家小濱 史雄さんが、京都の2ギャラリーで同時開催するグループ展に参加いたします。

timelake 06 「茶の間/庭先」

出品作家:端地美鈴、小濱史雄、八田郁子、福田真知、東郷幸夫、岡本光博、渡辺英司、大村大悟、平田剛志(テキスト)、前田菜月

会場:ギャラリーいのくま亭京都 (604-8342 京都市中京区猪熊通六角下る 六角猪熊町603 TEL:090-2446-0186)
会期:2016年3月8日(火)~21日(日) 3/14(月)休廊
開廊時間:13:00~18:00

会場:Gallery ARTISLONG (604-8332 京都市中京区三条通堀川西入る一筋目角 TEL:075-841-0561)
会期:2016年3月8日(火)~20日(土) 3/14(月)休廊
開廊時間:12:00~19:00

http://timelake.jp/

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一昨年6月~7月にttkにて個展を開催しました小出 麻代さんと、昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家上田 良さんが、京都・三条堀川のGallery ARTISLONGでのグループ展に参加いたします。

「きのぷりんと2016」

会期:2016年3月1日(火)~3月6日(日)
会場:Gallery ARTISLONG (604-8332 京都市中京区三条通堀川西入る一筋目角 TEL:075-841-0561)
開廊時間:12:00~19:00(最終日は17:00まで)

http://www.artislong.info/

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昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家荒木 悠さんが、東京・中目黒の青山|目黒にて展覧会のキュレーションを担当いたします。

囚われ、脱獄、囚われ、脱獄:Time Tunnel 「時間の穴」

会期:2016年3月19日(土)~4月17日(日) 月・火曜休廊
会場:青山|目黒 (153-0051 東京都目黒区上目黒2-30-6 TEL:03-3711-4099)

開廊時間:12:00~19:00

http://aoyamameguro.com/

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昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家小濱 史雄さんが、移動型バスミュージアム・MOBIUMにて、全国各地を巡回するグループ展に参加いたします。

 「MOBIUM 10th Anniversary & Final Tour」

会期:2016年3月15日(火)〜4月3日(日)
会場:会期中9か所にて。場所と展示日時は下記HPにてご確認ください。

入場無料

http://www.mobium.org/new/mobium_final_tour/

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2013年11月~12月にttkにて個展を開催しました岡本 啓さんが、東京・京橋のギャラリー椿でのグループ展に参加いたします。

「SPRING SHOW」

会期:2016年3月19日(土)~4月2日(土) 日曜祝日休廊
開廊時間:11:00〜18:30
会場:ギャラリー椿(104-0031 東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F TEL:03-3281-7808)

http://www.gallery-tsubaki.jp/

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昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家荒木 悠さんが、横浜美術館にて個展を開催いたします。

New Artist Picks「荒木悠展 複製神殿」

会期:2016年2月26日(金)~4月3日(日) 木曜休館
会場:横浜美術館 (220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1 TEL:045-221-0300)

開館時間:アートギャラリー1 11:00~18:00/Café小倉山   10:45~18:00 (入場は17:45まで)
入場無料

http://yokohama.art.museum/exhibition/index/20160226-461.html

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一昨年1月~3月にttkにて開催しました「まよわないために」展の出品作家國政 サトシさんが、鳥取・若桜町のかりやにて個展を開催いたします。

國政サトシ「線ヲ辿ル」

会期:2016年2月27日(土)〜3月10日(木) 火曜休館
会場:若桜町かりや (鳥取県八頭郡若桜町若桜298)

開館時間:10:00〜17:00
入場無料

http://kanko.town.wakasa.tottori.jp/news/2016/01/2016.html

 

 

2016-02-16
「5時の点は白と黒」はじまりました!

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2014年春以来、ほぼ2年ぶりとなる鮫島ゆいさんの個展です。ttkでは2年前の個展から昨夏のART OSAKA 2015での新作発表と、表現手法を固定させながらも着実な成長を見せてきた鮫島さんにとって、本展は一連の地固めの成果を提示する機会です。

本展も前回の個展と同様に、平面の絵画作品と立体作品を混在させた構成にしていますが、彼女の表現においての主軸の一つである「コラージュ」のアウトプットに変化が生じてきています。鮫島さんの中で表現・制作のプロセスはさらに固定化されていながらも、単一の作品を構成する要素は近年の作品よりもさらに絞られて、全体的に純化された傾向が見られます。

そして、鮫島さんにとっての「リアリティ(現実感)」への回答にも前進が見られます。「画質の荒い映像を、次々とコマ送りで見た時に残る、実像と虚像の隙間のようなもの」という、本展の趣旨文内の鮫島さんの言葉に象徴される世界観がより意識的に追究されて、作品を構成する個々のモチーフ(かたち)の選択と、それらで単一の作品を組み立てるための基準が、ますます明確になってきています。個々の作品タイトルにもその傾向が現れています。視覚による認知を軸とした彼女の現実世界との向き合い方を、本展の作品群と照らし合わせながら、現代の多様化する「リアリティ」の概念を考える機会にもなればと思います。

現実界での視覚とそれに寄り添う感覚との関係を基点に展開される、鮫島さんの表現の広がりと深化。この2年間の彼女の活動の積み重ねに裏打ちされた展示になっているはずです。本展をじっくりくまなくご覧いただき、鮫島さんの世界観の一貫性と、コンセプトの深まりによって変化する要素の両軸を読み取っていただければ幸いです。

また、ttkの通常スタイルの企画としては、本展が今年最初の展覧会となります。今年の5企画はすべて個展で構成されていますので、今年はひとりひとりの作家により一層丁寧に向き合ったプレゼンテーションを心がけたいと思っております。

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2016-02-12
Konohana’s Eye #11 鮫島 ゆい 「5時の点は白と黒」

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・鮫島 ゆい 「5時の点は白と黒」 展示記録

・鮫島 ゆい 展に関する、掲載プレビュー・レビューのご紹介

 

Konohana’s Eye #11
鮫島 ゆい 「5時の点は白と黒」
2016年2月12日(金)~3月27日(日)

開廊時間:木・金曜 15:00~21:00/土・日曜 12:00~19:00
休廊日:毎週月曜~水曜
会場:the three konohana

オープニングパーティー:2月12日(金)18時~

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このたびthe three konohanaでは、鮫島 ゆい(Yui Samejima, b.1988)の2年ぶりの個展を開催いたします。

2年前の弊廊での個展以後の鮫島は、複数のグループ展への参加に、昨年弊廊が出展したアートフェア「ART OSAKA 2015」での新作発表と、着実に制作および発表を重ねてきました。前回の個展で改めて構築した自らの表現手法の枠組みを、2年間一貫して遵守してきた成果を踏まえて、今回の個展に臨みます。

前回の個展では、鮫島のこれまでの作風の展開を踏まえて取捨選択した上で、彼女の表現と作品制作のルールを定めていくことに取り組みました。これまでに随所に見られた感情を露わにした筆致や多様な色彩を排除し、自らの視覚を通じて現実から引用したかたちと、自らの思考と想像の中から得られた架空のかたち、この二つのモチーフの探究を造形への意識の軸に絞りました。さらに彼女が学生時代から意識を持ち続けているコラージュの思考を、単一の作品内で両極のモチーフを構成する際の軸に置き、絵画作品のみならず立体作品も並行して制作することにより、絵画・二次元の範疇に固執することなく、彼女の作品制作のプロセスそのものに表現の重心があることを明確にしました。

本展では、2年前の個展以来継続してきたこの表現スタイルに基づきながらも、二極化かつ対照的に置かれているそれぞれの要素の境界線および接点への探究を深める内容となります。昨年の「ART OSAKA 2015」で発表した一連の新作にもその傾向が見られましたが、各々の作品を構成するかたちや材料の扱いに独特で唐突なものが目立ち、さらに作品内でそれらが組み合わさる中でつかみどころの無い曖昧な部分が顕著に現れ出しています。前回は作品を構成する個々のパーツの考察に重きを置いていましたが、本展では個々の作品および全体の展示に更なる深みと説得力を与えるための構成力に、意識をより傾けていきます。本展でも継続して絵画作品と立体作品の双方で空間を構築し、ミクロとマクロの視点から彼女の造形思考の深化を提示する内容となります。

鮫島は、本展のイメージを「画質の荒い映像を、次々とコマ送りで見た時に残る、実像と虚像の隙間のようなもの」という言葉で表現しています。強く立ち上がった個々の不思議なモチーフを再構成する意図とともに、視覚上の違和感とモチーフのゆるやかな関係性の共存をほのめかすように露呈させる彼女のアプローチは、私たち鑑賞者へ視覚や理性のみで捉えきれない意識への誘導を促します。これまでは生命体という言葉で表現していた彼女のモチーフのあり方が、現在ではより客観的で無機質なものとなり、冷静に関係性の概念自体に向き合っているように思います。単純な調和でも違和感でもない、曖昧さの容認が前提にある彼女のコラージュ的思考による意図とそのイメージの展開を、感性と理性を行き来しながら感じ取っていただければ幸いです。この機会にぜひご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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《ある日のヴィデオ・アニメイション #1》 アクリル・綿布 30.0 x 30.0 cm 2016 [本展出品作品]

 

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鮫島ゆい展「中空の雲をつかむように」展示風景 (the three konohana・大阪、2014) [ 撮影:長谷川朋也]

 

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《ウンヨウ》 アクリル、綿布 91.0 x 72.7 cm 2014

 

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《黒いじょうろ》 ミクストメディア 40.0 x 41.0 x 31.0 cm 2015