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2016-07-26《次回展のご案内》 Konohana’s Eye #13 小松原 智史 「コノマエノコマノエ」 2016年9月2日(金)~10月16日(日)
小松原 智史 《コマノエ》[部分] 墨、ジェッソ、キャンバス 182.0 x 145.4 cm 2016 【本展出品作品】
the three konohana、次回の展覧会のご案内です。
「Konohana’s Eye」シリーズの通算第13弾として、弊廊では2年ぶりとなります小松原 智史(Satoshi Komatsubara, b.1989)の個展「コノマエノコマノエ」を、9月2日(金)~10月16日(日)の会期にて開催いたします。
【詳細はこちら】
なお本展の会期中、9月10日(土)と11日(日)の2日間は、此花区梅香・四貫島エリアの毎年秋の恒例イベント「見っけ!このはな 2016」が開催されます。
ttkを含め20以上のスペースで様々なイベントが繰り広げられます。ぜひこちらも合わせてお楽しみくださいませ。
2016-07-07加藤 巧「ARRAY」 トークセッション開催 7月10日(日)15:00~16:30
【加藤 巧「ARRAY」 トークセッション】 加藤 巧、福元崇志(国立国際美術館 研究員)
日時:7月10日(日)15:00~16:30
会場:the three konohana
現在ttkにて開催中の展覧会、加藤 巧「ARRAY」の関連イベントを今週末の日曜日に開催いたします。
「絵画」における「描くこと/つくること」を起点に、国立国際美術館研究員の福元崇志さんと加藤さんの対話形式で進める1時間半です。話題の自然な展開に沿って、関連する事柄にもその都度触れながら、「絵画」を巡る概念や価値観を考える機会になればと思います。
トークセッション終了後も、福元さん、加藤さん共に在廊いたしますので、ご参加いただいたみなさまと引き続き会場でゆっくりご歓談していただければ幸いです。多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
2016-06-27アートフェア「ART OSAKA 2016」出展のお知らせ【7/1(金)~3(日)】
このたびthe three konohanaは、7月上旬にホテルグランヴィア大阪で開催するアートフェア「ART OSAKA 2016」に、昨年に引き続いて出展いたします。
ttkのブースは6010号室にて、森村 誠、乃村 拓郎、小濱 史雄の3名の作家を、初出展の昨年とは対照的な内容と空間構成にてご紹介いたします。
多くのみなさまのご来場、心よりお待ち申し上げます。
http://artosaka.jp/jp/contents/gallery/g-6314/
さらに、ART OSAKAの企画展「進撃!抽象絵画」(6219号室/キュレーション:加藤義夫氏)に加賀城 健が選抜され、新作を出品いたします。
http://www.artosaka.jp/jp/event
なおART OSAKAの会期中、ttkでは加藤 巧「ARRAY」を同時開催しております。
この期間中の7月1日(金)~3日(日)は、開廊時間を12:00~18:00に変更いたします。
また、6/30(木)はART OSAKA搬入のため休廊とさせていただきます。
ART OSAKAの会場、ホテルグランヴィア大阪からttkまでは、ホテル直結のJR大阪駅から環状線で西九条駅下車、約20分で移動が可能です。ぜひ合わせてご高覧くださいませ。
□ 開催概要
名称:ART OSAKA 2016
開催期間:2016年7月1日(金)- 3日(日)
プレビュー:7月1日(金)14:00-20:00 [※招待者・プレス関係者のみ]
一般公開:7月2日(土) 11:00-20:00、7月3日(日) 11:00-19:00 [※入場はフェア終了の1時間前迄]
フェア会場:ホテルグランヴィア大阪 26階 (ワンフロア貸切り)
〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田3-1-1
T. 06-6344-1235(代表) U. www.granvia-osaka.jp
出展ギャラリー数:53ギャラリー
入場料:¥1,500- / 1 day pass
主催:ART OSAKA 実行委員会
特別協力:ホテルグランヴィア大阪
公式URL:http://www.artosaka.jp/
森村 誠 《Hope on the earth No.6》 地球儀、修正液 40.0 x 30.0 x 30.0 cm 2016
乃村 拓郎 《Hai》 橡、胡粉、膠 8.5 x 16.0 x 11.5 cm 2015
小濱 史雄 《長い休日》 映像 12分13秒 2013
2016-06-25外部の展覧会情報 16年7月[7/14更新]
ttkとご縁のあった作家・ディレクターによる、ttk外での展覧会情報をお知らせいたします。
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今年4月~5月にttkにて個展を開催しました藤崎 了一さんが、東京・南麻布のKANA KAWANISHI GALLERYにて個展を開催いたします。
藤崎了一個展 『Material Phenomenon』
会期:2016年7月15日(金)~8月13日(土) 日月祝休廊
会場:KANA KAWANISHI GALLERY(106-0047 東京都港区南麻布3-9-11 TEL:03-5843-9128)
開廊時間:12:00~19:00
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昨年9月~10月にttkにて個展を開催しました伊吹 拓さんが、神戸・元町のGALLERY 301にて個展を開催いたします。
伊吹 拓 個展 『元をながめ ゆくえを辿る』
会期:2016年7月8日(金)~24日(日) 水曜休廊 (7月14日(木)より展示室が追加されます)
会場:GALLERY 301 (650-0023 神戸市中央区栄町1-1-9 東方ビル301 TEL:078-393-2808)
開廊時間:12:00~18:00(最終日は17時まで)
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昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家末永 史尚さんが、東京・馬喰町のgallery αMにてグループ展に参加いたします。
「トランス/リアル - 非実体的美術の可能性 Vol.3 末永史尚・八重樫ゆい」
会期:2016年7月16日(土)~8月27日(土) 8/7~15、日月祝休館
出展作家:末永史尚、八重樫ゆい
会場:gallery αM(101-0031 東京都千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビルB1F TEL:03-5829-9109)
開廊時間:11:00~19:00
入場無料
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昨年4月~5月にttkにて個展を開催しました加賀城 健さんが、京都・四条河原町のギャラリーマロニエにてグループ展に参加いたします。
「暑中お見舞い申し上げます」
会期:2016年7月5日(火)~17日(日) 月曜休廊
会場:ギャラリーマロニエ 3F gallery3 (604-8027 京都市中京区四条上ル塩屋町332 TEL:075-221-0117)
開廊時間:12:00~19:00(最終日は18時まで)
http://www.gallery-maronie.com/
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昨年4月~5月にttkにて個展を開催しました加賀城 健さんが、リトアニア・ケダイネイのJanina Monkute-Marks museumにてグループ展に参加いたします。
「What is fiber ?」
会期:2016年7月8日(金)~9月10日(日)
会場:Janina Monkute-Marks museum (J.Basanaviciaus str. 45, LT-57182 Kedainiai, Lithuania TEL:+370 347 57398)
開廊時間:12:00~19:00(最終日は18時まで)
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今年2月~3月にttkにて個展を開催しました鮫島 ゆいさんと、今年4月~5月にttkにて個展を開催しました藤崎 了一さんの作品が、京都・九条のホテルアンテルーム京都のリニューアル企画「365日アートフェア」にて、客室・館内に展示されます。(展示終了時は未定)
「アンテルーム増床リニューアルオープン」
会期:2016年7月14日(水)~
会場:ホテルアンテルーム京都 (601-8044 京都市南区東九条明田町7 TEL:075-681-5656)
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一昨年1月~3月にttkにて開催しました「まよわないために」展の出品作家田中 秀介さんが、「トーキョーワンダーウォール公募2016」に入選し、ワンダーウォール賞を受賞しました。トーキョーワンダーサイト渋谷で開催する入選作品展に出品いたします。
「トーキョーワンダーウォール公募2016」
会期:[第1期]2016年6月25日(土)~7月10日(日) 月曜日休館
会場:トーキョーワンダーサイト渋谷(150-0041 東京都渋谷区神南1-19-8 渋谷区立勤労福祉会館1F Tel:03-3463-0603)
開場時間:11:00~19:00
http://www.tokyo-ws.org/archive/2016/04/s0625.shtml
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昨年1月~3月にttkにて開催しました「OBJECTS IN MIRROR~」展の出品作家上田 良さんが、大阪・阿波座のspace_inframinceにて個展を開催いたします。
上田 良 「Anecdote of the Jar」
会期:2016年6月8日(水)〜7月2日(土) 月~水、祝日休
会場:space_inframince (550-0011 大阪市西区阿波座 1-9-12 丹後ビル1F)
開廊時間:10:00~18:30
http://inframince-inc.tumblr.com/
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一昨年1月~3月にttkにて開催しました「まよわないために」展の出品作家金崎 亮太さんが、大阪・東天満のLinlowにて二人展を開催いたします。
Ryota Kanasaki & Yann Becker 「the hidden room」
会期:2016年6月10日(金)〜7月3日(日) 水曜休廊
会場:Linlow (530-0044 大阪市北区東天満2丁目3-10 181ビル2F TEL : 06-6358-1815)
開廊時間:13:00~20:00
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2013年6月~7月にttkにて開催しました「SLASH/09」展の出品作家斎藤 玲児さんが、東京・国分寺のswitch pointで個展を開催いたします。
斎藤 玲児「#18-4」
会期:2016年 6月23日(木)~7月9日(土) 火・水曜休廊
会場:switch point (185-0012 東京都国分寺市本町4-12-4 1F)
開廊時間:11:30~18:30 (最終日のみ17:00まで)
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一昨年1月~3月にttkにて開催しました「まよわないために」展のディレクター野口 卓海さんが、京都・東山五条のHAPSにて展覧会の企画を担当いたします。また、「まよわないために」展の出品作家田中 秀介さんの展示期間が始まります。
ALLNIGHT HAPS 2016 「人と絵のあいだ」
会期:2016年4月22日(金)~8月14日(日) 会期中無休
※田中 秀介 展示期間:2016年7月20日(水)~8月14日(日)
出展作家:鬣恒太郎/加藤方彦/しまだそう/田中秀介
会場:HAPS オフィス1F(京都市東山区大和大路五条上る山崎町339 )
展示時間:19:00~10:00(翌日朝)
http://haps-kyoto.com/allnight-haps-2016-noguchi/
2016-06-22「ARRAY」はじまりました!
加藤巧さんの関西初の個展となる本展では、加藤さんの本来の制作コンセプトをストレートに押し出した内容になっています。絵画における「描くこと」の本質や前提となる事柄を浮かび上がらせることを狙いにしています。
一般的に「絵画」における「描く」ということを考えると、絵の具と筆を使って、視覚や思考の中でとらえたかたちや色を画面に描写するイメージが思い浮かぶと思います。加藤さんはそれら作品としての認識が容易な要素よりも、その前段階としての要素やプロセスを露呈させるために、あえて中世に成立した卵テンペラの技法を選択して絵画を作り出しています。
加藤さんの作品は、ラフなドローイングのような単純な筆の動きで描かれているように見えますが、実際には細い筆を使ってまるで細密画のように制作しています。一見シンプルな絵画の形状ながらも、論理的に制作されている「コンセプチュアル」な作品です。しかし一方では、身体感覚や直感に則ったプロセスもあって、論理と感覚の双方を行き来することで加藤さんの意図が見えて来るものです。さらに、加藤さんの本展の作品は比較的小さめのものが大半で、個々の作品を近距離で細かく観察すると、一般的な絵画の前提との矛盾に確実に突き当たるようになっています。そこから、「絵画」のそもそもの前提を起点につながっていく色々な要素に思考を巡らせていただければと思います。また独特な作品配置となっている展示空間も、展覧会タイトルの「ARRAY」をヒントに読み取っていただくことで、視点がさらに広がっていくことと思います。
本展では、7月10日(日)に国立国際美術館・研究員の福元崇志さんをお迎えして、加藤さんとのトークセッションを開催いたします。絵画論や造形論といった作家の表現の基盤から、歴史的事象と参照しながら深く語り合う内容にしたいと考えています。Konohana’s Eyeシリーズでは初のトークイベントとなりますので、一般的なギャラリーのトークショーとは一線を画した濃密なものにできればと思います。
また本会期中の来週末7月1日からは、ART OSAKAがJR大阪駅前のホテルグランヴィア大阪にて開催いたします。それに合わせて大阪にお越しになられる関西外の方々には、ぜひこの機会に本展もご高覧いただければ幸いです。
2016-06-22藤崎 了一「Vector of Energy」 展示記録
撮影日:2016年5月28日 撮影:長谷川 朋也
2016-06-22藤崎 了一「Vector of Energy」に関する、掲載プレビュー・レビューのご紹介
藤崎 了一「Vector of Energy」展につきまして、各所にてプレビュー・レビューをご掲載いただきました。
主だったご掲載記事を以下にまとめてご紹介させていただきます。当展をご紹介くださったみなさまに、心より御礼申し上げます。
・『美術手帖 2016年5月号』 ARTNAVI(プレビュー/4月17日)
・日本経済新聞 関西版 展覧会情報(プレビュー/4月22日夕刊)
・artscape 「artscape レビュー」(レビュー(小吹隆文氏)/6月1日)
http://artscape.jp/report/review/10123688_1735.html
・ブログ「プラダーウィリー症候群(Prader-Willi Syndrome)の情報のメモ」(レビュー/6月5日)
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20160605/art
2016-06-20ART OSAKA 2016 開催中の加藤巧展オープン日時のご案内
先般ご案内の通り、「ART OSAKA 2016」への出展に伴い、6月第5週/7月第1週の加藤巧展の開廊日時は、通常のスケジュールから変更して以下の通りとなっております。
・ 6/30(木)ART OSAKA 搬入のため休廊
・ 7/1(金)~3(日)12時~18時のオープン(曜日関係なく同じ開廊時間です。)
くれぐれもお間違えのありませんように、ご来廊くださいませ。
2016-06-17Konohana’s Eye #12 加藤 巧 「ARRAY」
Konohana’s Eye #12
加藤 巧 「ARRAY」
2016年6月17日(金)~7月31日(日)
開廊時間:木・金曜 15:00~21:00/土・日曜 12:00~19:00
(※ART OSAKA 2016開催期間中の7/1(金)~3(日)は、12:00~18:00)
休廊日:毎週月曜~水曜、6月30日(木)
会場:the three konohana
オープニングパーティー:6月17日(金)18:00~
≪関連イベント≫
トークセッション:7月10日(日) 15:00~16:30
加藤 巧 × 福元 崇志(国立国際美術館 研究員)
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このたびthe three konohanaでは、弊廊では初めての発表となる加藤 巧(Takumi Kato, b.1984)の個展を開催いたします。
当初から平面表現への志向を持っていた学生時代に、あえて彫刻専攻に籍を置くなどして、絵画表現を造形の意識で捉え続けてきた加藤は、現在は卵テンペラの技法による表現を軸に作家活動を展開しています。大学卒業後は、国内での発表にとどまらず、海外の展覧会やアーティスト・イン・レジデンス、プロジェクト系の企画に精力的に参加してきました。さらにはキュレーションの活動も並行しておこない、昨年の「奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2015」では、キュレーターとして橿原市今井町の町家2軒を担当した企画が好評を博しました。6年前から奈良に在住している加藤ですが、関西での個展は本展が初めてとなります。
古典的な技法である卵テンペラを、あえて自らの表現に選択する加藤は、その制作過程にある様々な要素を論理的に再考し、現代の諸問題にも結びつけることに努めています。古来の絵画における物理的な構成要素である顔料、展色材、支持体の三者の関係性から、絵画の構造そのものを根本的に捉えなおしていく思考と、制作行為に立脚した身体感覚。これら大きく二つのアプローチが、彼の表現の主軸となります。
彼が作品上で表現する形象は、紙に即興で描いたドローイングを基にしています。その細かな色の変化や筆致を丁寧に観察し、卵テンペラで置き直すように描くことで作品を制作しています。その際、絵筆を画面上で滑らせるような描き方ではなく、細い筆で少しずつ絵具を支持体に乗せる行為を重ねて画面を作り上げます。行為の即興性と反復性、イメージを立ち上げるための感覚的手法と構築的手法。対極の動作と思考が常に制作過程において並行するように進められていきます。さらに、自らの手で素材を調合・生成する絵具、描くというよりも画面に顔料を定着させるという意識、そして私たちの視覚の認知に関わる色彩と顔料との関係の考察は、絵画の表層をうごめく物質という本質的な思考を起点とする、彼の立ち位置を明確にしています。これまでの絵画をめぐる様々な要素を一つ一つ拾いあげながら、自らの身体性を通じて造形の在り方に立ち返らせようとする姿勢を、彼は一貫して持ち続けています。
本展では「配列(array)」をキーワードに、規則性を起点とした造形思考の派生とその多様性を、本展の個々の作品と空間構成にて考察することを狙いとします。古来の技法と素材に向き合うことにより、従来の絵画の手法や定義・目的を細分化し、その意味を現代性と照らし合わせて再構成する過程の気づきへと誘導する内容になります。
ここ最近のアートシーンには、社会における芸術の役割の提示が求められるケースが随所に見受けられます。これまでプロジェクト系の企画に積極的に関わってきた加藤にとって、この卵テンペラの技法での表現は決してその動向から距離を置くものではありません。むしろ、古来から受け継がれている絵画制作の技法と行為を多角的に分析することによって、現代の人間の行動や思考の指針を引き出す可能性を、彼は強く意識しています。愚直なまでに対照的なアプローチを重ね、絵画そのものの価値観の転換をも目指す彼の信念を、思考と表現、新旧が交差するバランスの内に見いだしていただければ幸いです。ぜひこの機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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[ARRAY 配列]
顔料とよばれる色の粒を画面の上に配列し、定着して見せている。
例えば、「包囲光配列 Ambient Array」という言葉がある。ジェームス・J・ギブソンという認知心理学者が提唱した「アフォーダンス」の概念の中で、空間や表面を満たしている光の配列が人間の認知を誘発しているという見方を示す造語である。
人間の「見え」を空間や表面の光の配列として見直す考えがそういった形で語られるずっと以前から、
画家は配列と定着を技術にしている。
私は現代においてもその事実から飛躍せず、顔料を並べ続ける。
それは画家の持っている職人的な側面を継いでいくことの決意である。
私は、画家の仕事が今も昔も変わらないことを信じる。
失われるべきでないこととして保存する。
2016/3 加藤 巧
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≪No Title≫ 顔料、卵黄、石膏地、亜麻布、木材 30.0 × 30.0 cm 2015 [本展出品作品]
≪No Title≫ 顔料、卵黄、石膏地、MDF 60.0 × 2.0 cm 2015 [本展出品作品]
《4×4》 木材、和紙、石膏地、顔料、卵黄 180.0 x 120.0 x 3.0 cm 2015 [撮影:長谷川 朋也]
「Seen from a Vehicle」展示風景 KulttuuriKauppila, Ii, Finland 2015
2016-06-07「飛鳥アートヴィレッジ」 2016年度参加アーティスト募集のご案内
奈良県明日香村が主催するアートプロジェクト「飛鳥アートヴィレッジ」、本年度の参加アーティストの募集がスタートいたしました。
ttk山中は、本年度もプログラム・コーディネーターとして、作品制作と成果発表展示のサポートを担当いたします。
本年度から、開催時期、実施システム、展覧会の会場など、内容が大きくリニューアルしました。
応募締切は7月15日(金)です。多くのみなさまのご応募をお待ちしております。
☆ 募集要項・応募用紙ダウンロード:http://www.asukamura.jp/topics/art_village_2016/index.html
☆ 飛鳥アートヴィレッジ Facebookページ:https://www.facebook.com/asukaartvillage/
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□ 趣旨
「飛鳥アートヴィレッジ」は、明日香村のサポートの下でおこなわれる、若手アーティストを対象とした作品制作・発表のプログラムとして、2012年度より毎年開催しています。今年度より、プログラムの実施形態をリニューアルしました。村内でのリサーチと制作活動を柔軟に進められるスケジュールとシステムになり、これまで以上に飛鳥の様々な要素を作品制作に反映できるプログラムになりました。
歴史と自然に育まれた飛鳥の風土に触れ、さらに地元の人々との交流を通じて、次の時代の芸術表現を開拓するとともに、飛鳥のアイデンティティを新たに読み解く作品が生まれる機会となることを願います。
□ 募集概要
【プログラム概要】
■ 作品制作
日程:2016年8月~11月上旬(随時)
期間中、明日香村に滞在または訪問して、必要な作品の題材のリサーチや制作を順次進めていただきます。
現地での滞在場所や制作場所、制作にかかわる地元関係者の紹介・仲介は、参加アーティストの必要に応じて、実行委員会スタッフが対応、調整します。
■ 作品展示(展覧会)
日程:2016年11月19日(土)~27日(日)
会場:南都明日香ふれあいセンター 犬養万葉記念館
会場の展示プランは、プログラム・コーディネーターと相談の上で決定します。制作準備の動向に合わせて、実行委員会スタッフ、地元関係者、他の参加アーティストとも調整しながら進めます。
■ プログラム・コーディネーター 山中 俊広
■ 制作補助費 最大1人10万円(旅費、作品運送費、滞在費、材料費、交流事業費を含む)
■ 主催 Creative飛鳥・未来への風実行委員会
■ 後援 明日香村、一般財団法人明日香村地域振興公社、公益財団法人古都飛鳥保存財団、国土交通省近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所
【公募概要】
■ 応募資格 芸術の分野で活動する20歳以上40歳未満の方(応募時の年齢とする)
■ 募集定員 3名程度
■ 応募基準
・飛鳥(明日香村)の様々な要素を主題または題材とした作品を制作・発表できること (作品のジャンルは自由)
・明日香村民との交流事業を、制作準備または作品展示期間に必ず実施できること (出品作品の制作に関する作業・リサーチ、ワークショップの実施など)
・個人のSNS、ブログなどで、作品制作の活動や展覧会の情報発信に積極的に協力できること
■ 応募方法
明日香村役場HPからダウンロードした応募用紙に必要事項を記入し、過去の活動をまとめたポートフォリオ1冊(20ページ以内)を同封して、郵送にてご応募ください。
■ 応募締切 2016年7月15日(金)消印有効
■ 選考及び結果通知
提出書類をもとに、選考委員により選考・決定し、結果は7月下旬に郵送にて通知します。
■ 選考委員(予定)
山中 俊広(インディペンデントキュレーター)
烏頭尾 精(日本画家、京都教育大学名誉教授)
脇田 宗孝(陶芸家、奈良教育大学名誉教授)
□ 応募書類の送付先/お問い合わせ先
〒634-0141 奈良県高市郡明日香村川原91-1 明日香村教育委員会内「飛鳥アートヴィレッジ」係
TEL:0744-54-3636 FAX:0744-54-4647 E-mail:a-kyoiku@tobutori-asuka.jp
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☆ 今年度の大きな変更点
・展覧会の開催時期が秋(11月)になりました。
(※これまでは、1月にレジデンス、3月に展覧会でした)
・展覧会開催までの期間中、各自の都合に合わせて、明日香村に滞在・訪問してのリサーチおよび制作活動が可能になりました。
(※これまでは、所定の10日間に明日香村に滞在することが必須でした)
・制作補助費が増額になり、用途も制作費以外に交通費、宿泊費、作品輸送費にもお使いいただけることになりました。
(※これまでは、作品制作にかかわる材料費のみ)
・展覧会会場は、南都明日香ふれあいセンター・犬養万葉記念館を初めて使用します。