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2025-04-10「大阪・関西万博」開催期間中休廊のお知らせ
平素より皆様には格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
the three konohanaは、現在開催中の「中村幹 影にそそぐ」展終了後、大阪・関西万博が開催される10月中旬までの約半年の間休廊いたします。
皆様にはしばらくご不便をおかけすることとなり申し訳ございません。半年後の活動再開をお楽しみにお待ちいただければ幸いです。
その間のお問い合わせは、通常通り電話とメール、またはSNSのメッセージにて承ります。
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長い休廊期間を設けるのは開廊以来二度目となりますが、今回は弊廊の位置する大阪市此花区内でまもなく開催される大阪・関西万博がその判断の主たる要因です。
主催者側は期間中に相当な規模の来場者を想定していますが、それに見合った交通網の整備は万全でないまま開催に向かおうとしています。近年のインバウンドの影響などから、近隣の交通網はすでに混雑が頻発しており、そこに万博の来場者が加わることを想像すると、さらに混雑度が高まる交通機関でご来廊いただくことをお客様に求めるのは大変心苦しく思います。このような状況下では期間中のお客様の減少も避けられず、展覧会のために作品を制作し発表する作家にも申し訳ない気持ちになることから、このような判断をしました。
また近年は、この地で長年育まれてきた民間のアートの動きと相容れない価値観や目的を持った、いくつかの新たなアートの動きが弊廊の周辺で現れていました。それらが大阪・関西万博の機運醸成という目的の下、公的に推奨するものとして扱われていく場に私自身が巻き込まれそうになった経験をしたことで、改めてアート・芸術は常に社会の大きな動きに左右されていく存在であること、そしてそうした流れに対しての自らの無力さも痛感しました。この地に10年以上ギャラリーを構える活動者の一人として、この地に根差した特殊なアートの動きに寄与してきた自負があるからこそ、近年の大阪・関西万博の開催が発端となった一連の出来事から、それへの強い違和感を表明するものでもあります。
弊廊がある大阪市此花区梅香・四貫島エリアは、昭和の下町の雰囲気が残る地域に、ゼロ年代後半から徐々に集った広くアートに関わる人々が小さな拠点を数多く立ち上げ、各々の活動や表現を主体的におこなっていくスタンスが、現在に至るまで脈々と受け継がれてきた、大阪はもとより国内でも極めて珍しい地域です。権威や流行、私利私欲に絡めとられることなく、各々の関心事に忠実な表現活動が尊重され続けてきたこの環境に支えられた一人として、これを機にこの先の自らの活動はもちろんのこと、この地で培われてきたアートの文脈とどう向き合うかをより一層真摯に考える時間にしたいと思います。
そしてこれからの休廊期間中、そして活動再開後も、この万博が今の私たちの芸術や文化にどのような作用をもたらすのかを確かめつつ、これから先のあらゆることについて、多くのみなさまと様々な意見交換や対話ができることを願います。
2025年4月10日 the three konohana 代表 山中 俊広
2025-02-13【次回展のご案内】中村 幹「影にそそぐ」2025年3月14日(金)~4月13日(日)

陶土、釉薬、顔料、漆 W 47.0 x D 75.0 x H 40.0 cm
the three konohana、次回の展覧会のご案内です。
弊廊では初めてとなる中村 幹(NAKAMURA Motoki, b.1999)の個展「影にそそぐ」を、2025年3月14日(金)~4月13日(日)の会期で開催いたします。
2024-12-19「光を練り合わせる -絵画と科学の対話から」@BankART Station 2025年1月18日(土)~2月9日(日)


加藤 巧が共同企画・出品する展覧会「光を練り合わせる -絵画と科学の対話から」が、神奈川・横浜市のBankART Stationにて、来年1月18日(土)より開催されます。
ttkは本展の開催に協力しています。
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「光を練り合わせる -絵画と科学の対話から」加藤巧×山脇竹生
日時|2025年1月18日(土)~2月9日(日) 11:00〜19:00 無休
会場|BankART Station (220-0012 横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅地下1F)
入場料|500円
主催|加藤巧× 山脇竹生
助成|公益財団法人 小笠原敏晶記念財団[本調査・研究は小笠原敏晶記念財団の調査・研究等への助成(現代美術分野)を受けたものです]
協力|資生堂グローバルイノベーションセンター、BankART1929、ファンダメンタルズ プログラム、the three konohana、𡈽方大(展示設営)、伊藤啓太(展示照明)、伊藤晶子(デザイン)
2024-10-31加賀城 健 染色展「一つのメルヘン」@小矢部市美術館 アートハウスおやべ 2024年12月14日(土)~2025年1月13日(月・祝)


加賀城 健の個展を、富山の小矢部市美術館 アートハウスおやべにて12月14日(土)より開催します。ttkは本展の開催に協力しています。
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アートの実験空間2024-25 加賀城 健 染色展「一つのメルヘン」
会期|2024年12月14日(土)-2025年1月13日(月・祝)
(休館日:毎週水曜、12月25日(水)-1月3日(金))
開館時間|10:00ー18:00(最終入場17:30)
会場|小矢部市美術館 アートハウスおやべ
(932-0821 小矢部市鷲島10 クロスランドおやべ内 TEL: 0766-53-5344)
入場無料
会場へのアクセス|
お車でお越しの方:北陸自動車道小矢部I.C./能越自動車道小矢部東I.C.より車で約7分
公共交通機関でお越しの方:
[JR金沢駅より]IRいしかわ鉄道線富山方面の電車に乗車し、あいの風とやま鉄道線石動駅下車
[JR新高岡駅より]JR城端線に乗車し高岡駅下車、あいの風とやま鉄道線に乗り換え、石動駅下車
[石動駅より]石動駅北口より加越能バス若林線に乗車、鷲島停留所下車/タクシーで約5分/徒歩で約30分
主催|アートハウスおやべ
共催|小矢部市、 小矢部市教育委員会
後援|小矢部市芸術文化連盟、北日本新聞社、富山新聞社、読売新聞北陸支社、北陸中日新聞、朝日新聞富山総局、北日本放送、富山テレビ放送、チューリップテレビ、FMとやま、エフエムとなみ、となみ衛星通信テレビ
協力|金沢美術工芸大学、 the three konohana
2024-10-24《次回展のご案内》加藤 巧「愛情、畏敬、恭順、忍耐 -Enthusiasm, Reverence, Obedience and Constancy-」/「Shadow Works」

木材、亜麻布、膠、顔料、卵黄、ライ麦粉、乾性油、アクリル樹脂 160.0 × 130.0 cm
[「愛情、畏敬、恭順、忍耐」展出品作品]
the three konohana、次回展のご案内です。
弊廊では3年ぶりとなる加藤 巧(KATO Takumi, b.1984)の個展を、2つのテーマに分けて連続して開催します。
「愛情、畏敬、恭順、忍耐 -Enthusiasm, Reverence, Obedience and Constancy-」は2024年11月23日(土)~12月22日(日)、「Shadow Works」は2025年1月9日(木)~26日(日)の会期でそれぞれに開催します。
○ 「愛情、畏敬、恭順、忍耐 -Enthusiasm, Reverence, Obedience and Constancy-」開催概要
○ 「Shadow Works」開催概要
2024-08-15MINAMI MIYAJIMA「BAIKA PIXEL」関連イベント情報
9月14日(土)より開催しますMINAMI MIYAJIMAの個展「BAIKA PIXEL」では、2つの関連イベントを開催します。
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まち歩き+座談会イベント「BAIKA POINTS」
日時|9月23日(月・祝)11:00~15:00
事前予約制(メール info@thethree.net へ、申込代表者のお名前と参加人数を明記の上お申し込みください)
参加定員10名/参加費500円(当日、現金でお支払いください)
ナビゲーター|MINAMI MIYAJIMA(本展出品作家)、Koichiro Kojima(写真家)、新村 葉月(美術家)
タイムスケジュール|
11:00~12:30 the three konohana集合後、此花区梅香・四貫島エリアのまち歩き
13:30~15:00 the three konohanaにて、ナビゲーターと参加者による座談会
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本展の関連イベント第一弾として、まち歩きと座談会の2部構成でおこなう「BAIKA POINTS」を、9月23日(月・祝)に開催します。
前半のまち歩きは、MIYAJIMAが彼女と縁の深い2名のアーティストにまちを案内する形式で進行し、彼女の思い出の地の他、2名のアーティストに勧める作品制作の素材になりそうな場所を巡ります。
お昼休みを挟んでの後半の座談会は、MIYAJIMAの個展会場内で参加者のみなさんと一緒に前半のまち歩きを振り返りながら、様々な話題から意見交換をしていきます。
なお当日は休廊日のため、展覧会は当イベント参加者のみご覧いただけます。

トークイベント「MY HOMETOWN, KONOHANA」
日時|10月6日(日)16:00~17:30
参加無料、予約不要
登壇|MINAMI MIYAJIMA(本展出品作家)、村瀬ともゆき(カメラマン)
会場|the three konohana
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本展の関連イベント第二弾は、MIYAJIMAと同じく此花区で生まれ育ったカメラマン村瀬ともゆきさんを招いてのトークイベントを、10月6日(日)に開催します。
此花区で生まれ育ち、アートを志向する2人の若者が、当地の風土やアートの動きから、自らの表現や思考に受けている影響を起点に、広く此花区のことや自らの活動について対談します。
村瀬ともゆき(カメラマン)
2005年大阪市此花区伝法生まれ。今年の春に大阪YMCA国際専門学校高等課程 表現・コミュニケーション学科を卒業し、日本写真映像専門学校に進学、在籍中。
高校2年生の頃に友人からカメラを譲り受けて以来、地元此花区内をカメラ片手にくまなく回り、まちの景色やイベントの様子を撮影することをライフワークとしている。最近は、書籍などから見つけた過去の此花区の写真と同じアングルで、現在の景色をカメラに収める「此花今昔」シリーズを、Instagramで定期的に発表している。
2024-08-01《次回展のご案内》Gallerist’s Eye #3 MINAMI MIYAJIMA「BAIKA PIXEL」2024年9月14日(土)~10月13日(日)
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the three konohana、次回の展覧会のご案内です。
弊廊では初めての発表となるMINAMI MIYAJIMA(b.1997)の個展「BAIKA PIXEL」を、2024年9月14日(土)~10月13日(日)の会期で開催します。
本展は8年ぶりのGallerist’s Eyeシリーズの企画として、アトリエ三月の協力で開催します。
2024-05-20《次回展のご案内》小松原 智史「ふたたび巣をたてる」2024年6月22日(土)~7月28日(日)

the three konohana、次回の展覧会のご案内です。
弊廊では2年ぶりとなる小松原 智史(KOMATSUBARA Satoshi, b.1989)の個展「ふたたび巣をたてる」を、2024年6月22日(土)~7月28日(日)の会期で開催いたします。
2024-02-19《次回展のご案内》「Gallery Collection 2024 Spring」 2024年3月2日(土)~24日(日)

the three konohana、次回の展覧会のご案内です。
昨年弊廊で展覧会を開催した3名の作家の作品を紹介する「Gallery Collection 2024 Spring」を、3月3日(土)~24日(日)の会期で開催します。
2023-11-03「PRE KONOHANA MUSEUM」公開情報について
「PRE KONOHANA MUSEUM」では、2つの情報をオンライン上で公開しています。
共に会期中随時更新します。本展の予習・復習にぜひご活用ください。
〇 出品リスト
https://drive.google.com/file/d/19fOOV0jVSYoO5xir8IEkcXHEKff-GjuY/view?usp=sharing
本展に出品している資料の一覧表です。期間中、新たに資料が追加されたり、情報修正などがあった際は、随時更新します。
本展に出品されていない関連資料をお持ちの方は、ご提供いただければ幸いです。
〇 KONOHANA TIMELINE
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1whvrk_eTmLzhHtppsT4EA6L1gy4zxBuTMMfgDTU05dM/edit?usp=drive_link
当エリアの主要スペースの活動一覧などのデータを、時系列で掲載しています。
期間中に新たな情報が得られた際には、随時更新します。
本表に掲載されていない情報をご存じの方は、ご提供いただければ幸いです。