レビュー

2015-03-03
「OBJECTS IN MIRROR ARE CLOSER THAN THEY APPEAR」展に関する、掲載プレビュー・レビューのご紹介

「OBJECTS IN MIRROR ARE CLOSER THAN THEY APPEAR」につきまして、各所にてプレビュー・レビューをご掲載いただきました。

主だったご掲載記事を以下にまとめてご紹介させていただきます。当展をご紹介くださったみなさまに、心より御礼申し上げます。

 

・『美術手帖 1月号』 ARTNAVI(プレビュー/12月17日)

・「Art Annual Online」(プレビュー/1月5日)
http://www.art-annual.jp/news-exhibition/exhibition/44791/

・「ARTiT」 Picks/おすすめ展覧会 (プレビュー/1月7日)
http://www.art-it.asia/u/admin_ed_pics/jdwbSOyctfF09HNk58CK

・『Meets Regional 3月号』 「竹内厚の途轍もヘチマもない」(長谷川新インタビュー/1月31日)

・『Kansai Scene 2015年2月号』 「Art Listings」(プレビュー/2月1日)

・日本経済新聞 関西版夕刊「関西ビュー」(レビュー/2月6日)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASIH03H0I_T00C15A2AA1P00/

・ブログ「みづェ……(前田裕哉氏執筆)」(レビュー/2月20日)
http://atashika-ymyh.hatenablog.jp/entry/2015/02/20/212403

・ブログ「プラダーウィリー症候群(Prader-Willi Syndrome)の情報のメモ」(レビュー/3月1日)
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20150301/art

 

 

2015-01-16
小松原 智史 展 「エノマノコノマノエ」 展示記録

撮影日:2014年12月18日 撮影:長谷川 朋也

 

1501komatsubara_voice01

1501komatsubara_voice02

1501komatsubara_voice03

1501komatsubara_voice04

1501komatsubara_voice05

1501komatsubara_voice06

1501komatsubara_voice07

1501komatsubara_voice08

 

1501komatsubara_voice09

1501komatsubara_voice10

1501komatsubara_voice11

1501komatsubara_voice12

1501komatsubara_voice13

1501komatsubara_voice14

1501komatsubara_voice15

 

1501komatsubara_voice16

1501komatsubara_voice17

1501komatsubara_voice18

1501komatsubara_voice19

1501komatsubara_voice20

1501komatsubara_voice21

1501komatsubara_voice22

 

1501komatsubara_voice23

1501komatsubara_voice24

1501komatsubara_voice25

1501komatsubara_voice26

1501komatsubara_voice27

1501komatsubara_voice28

 

1501komatsubara_voice29

1501komatsubara_voice30

 

 

2015-01-16
小松原 智史 展に関する、掲載プレビュー・レビューのご紹介

小松原 智史 展「エノマノコノマノエ」につきまして、各所にてプレビュー・レビューをご掲載いただきました。

主だったご掲載記事を以下にまとめてご紹介させていただきます。当展をご紹介くださったみなさまに、心より御礼申し上げます。

 

・Lmaga.jp「小吹隆文のアート男塾-11月の10本ノック」(プレビュー/11月5日)
http://lmaga.jp/article.php?id=3127

・artscape 「artscape レビュー」(レビュー/12月1日)
http://artscape.jp/report/review/10105149_1735.html

・ブログ「プラダーウィリー症候群(Prader-Willi Syndrome)の情報のメモ」(レビュー/11月29日)
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20141129/art

・「大阪芸術大学ブログ」(レビュー/12月19日)
http://geidai-blog.jp/2014/12/post-6748.html

 

2014-11-03
NO ARCHITECTS 「NO SHOP」 展示記録

撮影日:2014年10月8日 撮影:長谷川 朋也

 

1411no_voice01

1411no_voice02

1411no_voice03

1411no_voice04

1411no_voice05

 

1411no_voice06

1411no_voice07

1411no_voice08

1411no_voice09

1411no_voice10

1411no_voice11

1411no_voice12

1411no_voice13

1411no_voice14

1411no_voice15

1411no_voice16

 

1411no_voice17

1411no_voice18

1411no_voice19

1411no_voice20

1411no_voice21

1411no_voice22

1411no_voice23

1411no_voice24

 

1411no_voice25

1411no_voice26

1411no_voice27

1411no_voice28

1411no_voice29

1411no_voice30

 

2014-11-03
NO ARCHITECTS展に関する、掲載プレビュー・レビューのご紹介

NO ARCHITECTS 「NO SHOP」につきまして、各所にてプレビュー・レビューをご掲載いただきました。

主だったご掲載記事を以下にまとめてご紹介させていただきます。当展をご紹介くださったみなさまに、心より御礼申し上げます。

・COLOCAL 「コロカルニュース  #0787」(レビュー/9月24日)
http://colocal.jp/news/37119.html

・『シティリビング大阪版』(プレビュー/9月12日号)

 

2014-08-08
小出 麻代 展「空のうえ 水のした 七色のはじまり」 展示記録

撮影日:2014年6月7日、18日 撮影:長谷川 朋也

 

1408koide_voice01

1408koide_voice02

1408koide_voice03

1408koide_voice04

1408koide_voice05

1408koide_voice06

1408koide_voice07

1408koide_voice08

1408koide_voice09

1408koide_voice10

1408koide_voice11

1408koide_voice12

1408koide_voice13

1408koide_voice14

1408koide_voice15

1408koide_voice16

1408koide_voice17

1408koide_voice18

 

1408koide_voice19

1408koide_voice20

1408koide_voice21

1408koide_voice22

1408koide_voice23

1408koide_voice24

1408koide_voice25

1408koide_voice26

1408koide_voice27

1408koide_voice28

 

2014-08-05
小出 麻代 展に関する、掲載プレビュー・レビューのご紹介

小出 麻代 展「空のうえ 水のした 七色のはじまり」につきまして、各所にてプレビュー・レビューをご掲載いただきました。

主だったご掲載記事を以下にまとめてご紹介させていただきます。当展をご紹介くださったみなさまに、心より御礼申し上げます。

 

・Lmaga.jp「小吹隆文のアート男塾-6月の10本ノック」(プレビュー/6月4日)
http://lmaga.jp/article.php?id=2884

・『美術手帖 7月号』 ARTNAVI(プレビュー/6月17日)

・artscape 「artscape レビュー」(レビュー/7月1日)
http://artscape.jp/report/review/10100469_1735.html

毎日新聞 関西版夕刊 文化面(レビュー/7月2日)
http://mainichi.jp/feature/news/m20140702ddf012040003000c.html

・ブログ「プラダーウィリー症候群(Prader-Willi Syndrome)の情報のメモ」(レビュー/7月23日)
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20140723

・『美樂舎 会報第273号』「丹伸巨のコレクター日記」(レビュー/7月31日)
美樂舎HP:http://bigakusya.com/

 

2014-05-29
鮫島 ゆい 展「中空の雲をつかむように」 展示記録

撮影日:2014年5月9日 撮影:長谷川 朋也

 

1405samejima_voice01

1405samejima_voice02

1405samejima_voice03

1405samejima_voice04

1405samejima_voice05

1405samejima_voice06

1405samejima_voice07

1405samejima_voice08

1405samejima_voice09

1405samejima_voice10

 

1405samejima_voice11

1405samejima_voice12

1405samejima_voice13

1405samejima_voice14

1405samejima_voice15

1405samejima_voice16

 

1405samejima_voice17

1405samejima_voice18

1405samejima_voice19

1405samejima_voice20

 

2014-05-29
鮫島 ゆい 展に関する、掲載プレビュー・レビューのご紹介

鮫島 ゆい 展「中空の雲をつかむように」につきまして、各所にてプレビュー・レビューをご掲載いただきました。

主だったご掲載記事を以下にまとめてご紹介させていただきます。当展をご紹介くださったみなさまに、心より御礼申し上げます。

 

・『美術手帖 4月号』 ARTNAVI(プレビュー/3月17日)

・『シティリビング』(プレビュー/3月28日号)

・朝日新聞「A+1」関西版(プレビュー/5月2日夕刊)

・「よしもと芸人 おかけんたブログ」(レビュー/4月8日)
http://blogs.yahoo.co.jp/nicevoice_blog/25461446.html

・ブログ「プラダーウィリー症候群(Prader-Willi Syndrome)の情報のメモ」(レビュー/3月29日)
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20140329

 

2014-03-31
「まよわないために -not to stray-」を振り返って

これまでのttkで開催した4つの展覧会のレビューは、基本的にこの独特のギャラリー空間での「展示」に焦点を当てて、その空間アプローチの独自性や作家によるコンセプトの提示とそこからつながる概念を語るという流れが中心でした。今回の野口卓海さんのディレクションによる「まよわないために –not to stray-」は、その流れで論ずるのではなく、「同世代性/同時代性」を読み解くためにこの展覧会を企画したという彼の意図から見る、次の美術史の文脈創出のためのアプローチに絞り、ここで言及したいと思います。

voice140331_1

まず、野口さんが最初に着手したものは今回の4組の作家のセレクトでした。そのセレクトの基準にあるものは、野口さん自身による客観的なまなざしで一定の評価をしている作家であるということですが、一方でこれは主観的とも捉えられます。これは決して批判的なものではなく、明確に価値や評価が大きな歴史的な文脈として確立するのは、早くても30年長くても50年であると私は考えます。(実際に現在の風潮では、「具体美術」や「もの派」の評価軸がようやく落ち着き、次に「関西ニューウェーブ」周辺が、研究者や評論家の間では文脈づくりのターゲットとして向けられているのではと推測します。)つまり、私がttkで若手中堅の作家を取り上げるのも同様ですが、ディレクターとして多くの鑑賞者に共感あるいは共通認識を与えるために、作家や作品や展示に複数の客観的な視点を提示するための仕掛けは作りますが、作家のセレクトにおいてはあくまでも主観的な基準からは逃れられないのです。特に、若い世代を取り上げるという前提においては。

主観的にならざるを得ない作家セレクトの中で、世代というくくりで表現の流れを論じるという点においては、展覧会の期間中に多くの方々からご指摘およびご意見がありました。特に美術史を語る上で世代論は成立しないというご意見が多くありましたが、私もそれについては同意で、野口さんも同じ意見です。美術史は時代のトレンドの集合体と考えますが、若い世代のいま現在の傾向がそのまま一定の評価の中に組み込まれることはありえません。一定の評価とされる、才能のある作家がギャラリーから美術館へとステージを上げる段階は、30代半ばから40代にかけて迎えるケースが多いと思います(もちろん例外も多いです)。いわゆるこの成熟期を迎えるまでは、表舞台で自らの存在をアピールするために、このように自らの世代で徒党を組むような企画で展覧会を提示する必要があると考えます。昨秋から大阪と東京で開催された『MOBILIS IN MOBILI -交錯する現在-』展も、同様の典型例だと思います。ただ存在感を見せ付けるだけではなく、自らの世代の傾向とそのルーツを考察することを目的に、客観的なまなざし、つまり自己反省ができるというスキルを有していることの主張によって、今後大きな美術史の文脈へと自らを組み込むことへの覚悟と誠実さの現れになるものと思います。

voice140331_2

そして、今回の野口さんの作家のセレクトには、この80年代半ば世代の傾向のいくつかの側面を提示していました。村上隆、奈良美智の台頭の後に続いたゼロ年代の「現代アート」的アプローチ。新しい概念を生み出すことに迫られてきた様相が、2008年のリーマンショックによるアートバブルの崩壊から徐々に薄れつつありました。物心がつく前に日本のバブルがはじけていた彼らにとっては、さらに学生時代のこのアートバブルも終焉を迎えたのを目の当たりにして、絶対的な価値観や権威的なものに対して冷ややかなまなざしを向けるようになったのもこの世代の特徴だと思います。野口さんはそれらの状況を意識して、ゼロ年代の「現代アート」的な表現から一線を置く態度を示す作家、そしてかつては権威的でもあった「モダニズム」的な主題を取り上げつつも、そこに絶対的な信頼を持たずに淡々とそれを扱うという作家というキーワードの下でこの4組の作家を選びました。もちろん、そこには野口さん自身の美術に対する理想が示されています。

私自身も、野口さんの理想と比較的類似しています。1980年代後半から90年代頭にかけてのバブルと、このアート業界で働いている最中に経験したアートバブル。新しいものが絶対的に良しとされた風潮には、昔からずっと違和感を持っていました。そういう意識の中で、私自身は「ボーダーレス」的な思想に対して、もう一度きちんとしたボーダーを引いてジャンルの再定義の必要性を常に強調しています。そのためにもう一度過去の「歴史」について検討し、それを私たちの時代に照らし合わせることで、一つの時代独自の表現やメッセージが生まれてくるはずと思っています。ここまでは両者の共通項の話ですが、彼らの世代との明らかな違いは、その引用してきた歴史や確かな価値観を強固な信頼軸に置くかということです。私たちのゼロ年代以前の世代は「モダニズム」や「バブル」を知っているので、確固たる権威に支えられて幸せだった時代を知っています。しかし、彼ら以降の世代には、そういう体験をしていないという絶対的な差異があります。一定の信頼を持たずに多くの事象に立ち向かうという態度については、少なくとも今の私には最終的な到達点の想像がつきません。そこにある唯一の手がかりとなるキーワードは、「客観性」の追究のように思います。

voice140331_3

そもそも現代美術自体に、社会に対する客観的なまなざしを示す役割があるかと思います。ただ一方で、美術も含めた芸術全般が、これまで政治や権力と隣り合わせであり続けたという歴史的経緯もあります。この両者の矛盾の中で形成された今の現代美術から次の展開はどのようになるのか。世代論で美術史を語ってはいけないとこの冒頭で述べましたが、美術による表現と社会がより接近しつつある昨今においては、自らの世代を客観視することが大きな世界の入口に入るための絶対的条件となっていることに疑いないと思います。10年後の野口さんたち80年代半ば生まれの世代が、どのような蓄積を重ねて、第一線に到達した人間としてどのような次の結論を提示するのかを、引き続き楽しみに注視していきたいと思います。