EXHIBITIONS

2026-10-03
小松原 智史「解く 組む」 2026年10月3日(土)~11月8日(日)

小松原 智史「解く 組む」
2026年10月3日(土)~11月8日(日)

開廊時間|12:00~19:00
休廊日|毎週月・火・水曜

会場|the three konohana

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このたびthe three konohanaでは、2年ぶりとなる小松原 智史(KOMATSUBARA Satoshi, b.1989)の個展「解く 組む」を開催します。

弊廊での直近2回の個展、「ばける|きえる|うけいれる」(2022年)と「ふたたび巣をたてる」(2024年)では、これまでドローイングの反復と蓄積を起点に制作を続けてきた小松原が、自らの表現を更新するために取り入れた様々な制作方法による作品群を発表し、平面と空間それぞれの枠組みからその変化と展開を見つめ直す機会としました。この過程はただ自らの表現の幅を広げるためではなく、自らの身体の動き、材料や道具、場所など、制作を取り巻く環境に観察すべき対象が広がったことにより、それらの構造や性質に応じて作品が変化するように心がけた結果だと彼は語っています。
さらに、今年の冬に千葉・流山のartcenter NAZUKARI WAREHOUSEで開催した個展では、自ら漉いて制作した和紙による大規模な作品を初めて発表しました。普段の描く行為と同等な身体の動作を、紙を漉く工程の随所に取り込むことで、意図的に表面の凹凸や隙間を造形することが可能となりました。さらにこの平滑でない支持体に筆を加えることで、2種類の制作行為を並行かつ平等に作品内に成立し得るつくりを見出しました。

本展では、近年取り組んできた様々な制作方法を融合させつつ、平面と空間それぞれの表現を分け隔てなく作り上げることを志向した新作を軸に発表します。双方の枠組みにとらわれず、自らの身体の運動と制作環境へのあらゆる観察から直接的に現れる制作の行為を、フラットに作品内に結び付けること。自らを取り巻くあらゆる要素を「解く」ことと「組む」ことを繰り返しながら、自らの作品となりうる必然性を探し求めている、いまの小松原の制作の姿勢と過程に触れる機会になれば幸いです。

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本展とあわせて、高槻市立自然博物館 あくあぴあ芥川で開催する企画展「自然とかたちの表現 書と墨の“かたち”」に、小松原は招待展示として新作を発表します。当館から提供された「標本にはならないもの」を取り入れて制作した、自然系博物館での発表ならではの作品をご覧いただけます。

 

2026-02-19
「Gallery Collection 2026」2026年3月12日(木)~4月5日(日)

「Gallery Collection 2026」
2026年3月12日(木)~4月5日(日)

出品作家|加賀城 健、加藤 巧、中村 幹

開廊時間|12:00~19:00
休廊日|毎週月・火・水曜

会場|the three konohana

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このたびthe three konohanaでは、3月12日(木)より「Gallery Collection 2026」を開催します。
昨年2025年に弊廊で個展を開催した3名の作家の作品を、弊廊での未発表作を中心にご紹介します。

また、肥後橋のYoshimi Artsでも、同じ会期・タイトルでの展覧会を連携して開催します。

 

2025-10-18
加賀城 健「ニュー・ストロークス」2025年10月18日(土)~11月30日(日)

・ 加賀城 健「ニュー・ストロークス」展示記録

加賀城 健「ニュー・ストロークス」
2025年10月18日(土)~  11月30日(日)

開廊時間|12:00~19:00
休廊日|毎週月・火・水曜

会場|the three konohana

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このたびthe three konohanaでは、弊廊では約3年半ぶりとなる加賀城 健(KAGAJO Ken, b.1974)の個展を開催いたします。

加賀城は、染色の手法を軸に、工芸と美術の狭間を探究する表現に一貫して取り組み続けています。2022年に弊廊で開催した前回の個展「Manipulation / Interchange」では、染色の技術における自力と他力の手法の対比と、布の特性を様々な形状や展示方法で強調した発表を前後期に分けておこないました。さらに昨年2024年の年末から今年の年初にかけて、富山の小矢部市美術館・アートハウスおやべにて開催した個展「一つのメルヘン」では、全長25mの作品をはじめとした長大な布に多様な染色表現を施した作品群などで構成し、彼にとって過去最大規模の作品発表となりました。近年の彼の制作では、新たな染色の技術や材料の知識を積極的に取り入れつつ、これまでに習得した様々な技法や展示手法を混交させながら、染色表現のさらなる拡張を推し進めることを志向しています。

本展では、「Strokes」シリーズの最新作を中心に展開します。当シリーズは、布の上に置いた大量の防染糊をシルクスクリーンのスキージで引き摺った後に、染色または脱色でその痕跡を露呈させる表現として制作を始めました。現在に至るまでも、当シリーズは随時新たな要素を加えながら制作を重ね、また他のシリーズの制作にも部分的に応用・活用することもある、彼にとってはライフワークの一つと言える表現です。また当シリーズは、彼が作家活動を始めた当初の表現手法でもあり、また10m以上の布を用いた大作で発表することが多かったことから、彼の活動を若い頃から知る方々にとっては、彼の代表的な表現の一つとして認識されています。
そしてこの「Strokes」シリーズには、四半世紀にわたる彼の作家活動に通底するテーマの中心にある「身体性」が色濃く反映されています。制作における彼の身体の動きやその強弱、さらに布に身体が接触する触覚といった、身体と布との関係について様々な視点で想像力を喚起させるものとして、彼の染色表現の独自性を語る上で外すことのできない手法です。

本展の出品作には、直近の富山での個展で初めて発表した袋状の作品から、新たな制作方法を取り入れたものまで、「Strokes」シリーズの表現の更新を模索する加賀城の身体と思考のプロセスが随所に垣間見られます。彼が長年取り組んできた一つのシリーズの現在地を通じて、彼の染色表現への意欲的な探究心に触れる機会になれば幸いです。

 

2025-03-14
中村 幹「影にそそぐ」2025年3月14日(金)~4月13日(日)

・ 中村 幹「影にそそぐ」展示記録

中村 幹「影にそそぐ」
2025年3月14日(金)~4月13日(日)

開廊時間|12:00~19:00
休廊日|毎週月・火・水曜

会場|the three konohana

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このたびthe three konohanaでは、弊廊で初めてとなる中村 幹(NAKAMURA Motoki, b.1999)の個展「影にそそぐ」を開催します。

高校生の頃に陶芸の魅力に惹かれて制作を始めた中村は、大阪芸術大学に進学してさらに陶芸の専門的な知識と技術の習得に励み、昨年同大学を卒業しました。在学時は自らの表現の幅を狭めないように、器とオブジェ、双方の表現を行き来しながら制作を続け、学生主体の展示・作品販売の場にも積極的に参加してきました。
これまでの彼の陶表現では、人体や動植物をモチーフにすることが多く、それらを反映させる際の自然かつ丁寧な造形が特徴でした。近年頻繁にみられる細密な技術の蓄積を誇張するものではなく、自然物の模倣を経て自らの造形と表現をいかに見出すかに関心が向けられていたように思います。その実現には、モチーフとなる対象物の観察力に加え、造形力の鍛錬、そして制作に応じた土や釉薬など材料の柔軟な選択にも意識が向けられており、大学での4年間はこれからの本格的な作家活動の方向性を模索することに専心していた姿勢が印象的でした。

その集大成として、昨年の卒業制作では「あわい」と名付けた作品群を制作・発表しました。この作品群は、人工物としての日常品とそれに連なる影を実際に観察し、その形象をひとつの物体として陶で表現したものです。場所や環境、時間によって変化し、存在や実体が曖昧である影。かたや、土を捏ね焼成を経て強固な物質性を有し、不変の印象を与える陶。これらの対照的な2つの概念から、日常にあふれる曖昧な物事への視座を浮かび上がらせることを主題としています。この作品群には、実体とその存在を現す影との間から想像できるあらゆる物事だけでなく、陶表現が主軸に置くことの多い工芸が、美術との関係を考えるための新たな視点をも示唆させる可能性を有していると思います。

中村にとって作家活動初の個展でもある本展では、この「あわい」を主題とした作品に特化した内容で構成します。昨年の卒業制作で発表した作品群と、同じ主題で新たに制作した作品群をあわせて発表し、「あわい」を起点としたこの1年の表現の深まりや変化を捉えながら、この先の彼の活動を展望する機会になればと思います。

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中村 幹(なかむら もとき) プロフィール
1999 京都府生まれ、現在大阪府在住
2018 関西文化芸術学院(現・関西文化芸術高等学校)卒業
2024 大阪芸術大学工芸学科 陶芸コース卒業

[主なグループ展]
2022 「個性の想像展」浜寺公園駅駅舎ステーションギャラリー(大阪)
2023 「土とわたし」ギャラリー白(大阪)
2024 「京都花鳥館賞2023 作品展」京都花鳥館
   「大阪芸術大学卒業制作展2024」大阪芸術大学
   「工芸のちから」あべのハルカス近鉄本店ウィング館(大阪)
   「第13回国際陶磁器展美濃」セラミックパークMINO(岐阜)
   「NEW TWIST」しぶや黒田陶苑(東京)
   「アニマル展X」ギャラリー数寄(愛知)

[主な受賞歴]
2021 京都花鳥館賞奨学金 優秀賞(’22、’23)
2024 大阪芸術大学卒業制作展 学科賞
   第13回国際陶磁器展美濃・国際陶磁器コンペティション 入選

 

2025-01-09
加藤 巧「Shadow Works」 2025年1月9日(木)~26日(日)

・ 加藤 巧「Shadow Works」展示記録

加藤 巧「Shadow Works」
2025年1月9日(木)~26日(日)

開廊時間|12:00~19:00
休廊日|毎週月・火・水曜

会場|the three konohana

☆ 前回の個展「愛情、畏敬、恭順、忍耐」の情報はこちら

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このたびthe three konohanaでは、弊廊で3年ぶりとなる加藤 巧(KATO Takumi, b.1984)の新作個展を、2つのテーマで連続して開催します。

前回2021年の個展「Re-touch」以降も、加藤は自らの絵画および美術表現をさらに深めるべく、各地で精力的な制作・発表活動を続けてきました。2022年に東京のgallery αMで開催した「αMプロジェクト2022 判断の尺度」(ゲストキュレーター:千葉真智子)の個展「To Do」では、制作にまつわるあらゆる行為とそこに含まれる政治性に焦点を当てた新作を中心に発表し、それらの行為から派生していく彼の制作思考の拡張を示す機会となりました。さらに2023年夏にフィンランドのイーでおこなった滞在制作では、現地の建物の外壁塗装などに日常的に使われてきたライ麦粉を主成分とした塗料を調査し、その成果を自らの作品制作に反映させると共に、その活動記録をまとめた冊子も発行しました。

また弊廊の企画でも、2021年にYoshimi Artsと共同開催した「2つの時代の平面・絵画表現-泉茂と6名の現代作家展」と、2023年に弊廊の開廊10周年企画として開催した「Haste Makes Waste」の2つのグループ展に参加し、それぞれに他者の制作思考やプロセスに触れながら作品を制作・発表する中で、自らのスタンスを確かめることに取り組みました。これら近年の彼の活動では、技術や知識を習得することが自己武装的にならないように批判的な視点を持ちながら、作品や制作行為を介して他者や周辺の物事にまなざしを向け、それらとの接続の可能性を模索していたように思います。

今回の連続個展は、これまで加藤が制作活動の積み重ねを経て成熟させてきた、自らの表現の柱となる思想と信念を語るために、いまの彼の中で表裏一体となっている2つのテーマでそれぞれの個展を構成します。この構成の中で発表する多数の作品を通じて、美術に限らずあらゆる分野や環境で現代において考えるべきことが共有できる機会になればと思います。

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加藤の作品制作では、絵画技法および材料の研究が同時並行に進められる特徴があります。その手法を通じて、いかに完成度の高い作品を作り出すかという目的の前に、絶え間なく手元に現れる現象や行為の蓄積を日々観察し続けることと、それを基にした試みから現れるあらゆる結果が、彼の制作における原動力であります。さらにその中から、画家として生きる彼の存在意義と、自ら取り組む分野への信頼をも見出していると言えます。そのような姿勢で作られる彼のあらゆる作品には、表に現れないプロセスがその背後に数多く含まれ、その産物として発表を前提としない作品が常時生まれています。一般的に表に現れにくい仕事の痕跡には、当人の技術力よりもかえって思考や態度が反映されていることが多くあり、彼の制作においてもその傾向が強く見られます。

本展は、直前の個展「愛情、畏敬、恭順、忍耐」の作品制作のプロセスの中で生まれた作品の他、以前から取り組んでいた蜜蝋を主体に使った作品など、加藤の試行錯誤や、材料および自らの行為の観察の痕跡が随所に反映されている作品群で構成します。

 

2024-11-23
加藤 巧「愛情、畏敬、恭順、忍耐 -Enthusiasm, Reverence, Obedience and Constancy-」 2024年11月23日(土)~12月22日(日)

・ 加藤 巧「愛情、畏敬、恭順、忍耐 -Enthusiasm, Reverence, Obedience and Constancy-」展示記録

加藤 巧「愛情、畏敬、恭順、忍耐 -Enthusiasm, Reverence, Obedience and Constancy-」
2024年11月23日(土)~12月22日(日)

開廊時間|12:00~19:00
休廊日|毎週月・火・水曜、12月5日(木)~8日(日)

会場|the three konohana

☆ 次回の個展「Shadow Works」の情報はこちら

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このたびthe three konohanaでは、弊廊で3年ぶりとなる加藤 巧(KATO Takumi, b.1984)の新作個展を、2つのテーマで連続して開催します。

前回2021年の個展「Re-touch」以降も、加藤は自らの絵画および美術表現をさらに深めるべく、各地で精力的な制作・発表活動を続けてきました。2022年に東京のgallery αMで開催した「αMプロジェクト2022 判断の尺度」(ゲストキュレーター:千葉真智子)の個展「To Do」では、制作にまつわるあらゆる行為とそこに含まれる政治性に焦点を当てた新作を中心に発表し、それらの行為から派生していく彼の制作思考の拡張を示す機会となりました。さらに2023年夏にフィンランドのイーでおこなった滞在制作では、現地の建物の外壁塗装などに日常的に使われてきたライ麦粉を主成分とした塗料を調査し、その成果を自らの作品制作に反映させると共に、その活動記録をまとめた冊子も発行しました。

また弊廊の企画でも、2021年にYoshimi Artsと共同開催した「2つの時代の平面・絵画表現-泉茂と6名の現代作家展」と、2023年に弊廊の開廊10周年企画として開催した「Haste Makes Waste」の2つのグループ展に参加し、それぞれに他者の制作思考やプロセスに触れながら作品を制作・発表する中で、自らのスタンスを確かめることに取り組みました。これら近年の彼の活動では、技術や知識を習得することが自己武装的にならないように批判的な視点を持ちながら、作品や制作行為を介して他者や周辺の物事にまなざしを向け、それらとの接続の可能性を模索していたように思います。

今回の連続個展は、これまで加藤が制作活動の積み重ねを経て成熟させてきた、自らの表現の柱となる思想と信念を語るために、いまの彼の中で表裏一体となっている2つのテーマでそれぞれの個展を構成します。この構成の中で発表する多数の作品を通じて、美術に限らずあらゆる分野や環境で現代において考えるべきことが共有できる機会になればと思います。

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本展のタイトルは、加藤が制作活動の信条として長年大切にしている一節です。この一節が書かれている、14、15世紀の画家チェンニーノ・チェンニーニ(Cennino Cennini)が著した技法書『絵画術の書(Ill Libro Dell’arte)』は、彼が現代での制作を考える上で、古今の絵画材料や技術に着目し始めた学生時代から常に傍らに置き、参照してきたものです。
これまでの彼の制作活動では、テンペラやフレスコなど絵画の古典技法を基盤とした絵画の技術・材料の豊富な知識と、その応用技術に注目が集まることが多くありましたが、彼は現代においてそれらを自由かつ適切に扱うために、日々の誠実な振る舞いと心の持ち様を保つことを意識するべく、この一節を常に心に留めて制作を続けてきました。

「このわざを初めて志すことになったら、まずは、次に言うところを身につけ給え。すなわち、愛情、畏敬、恭順、忍耐である。」(辻茂編訳、チェンニーノ・チェンニーニ『絵画術の書』岩波書店、1991年、3-4頁)

本展では、加藤が長年向き合ってきたこの一節を、自らの経験と現代に依って解釈・表現した4点組の大作を中心に構成し、彼がいま示すべき画家としての姿勢と主張の中心にある思想を実直に伝えます。

 

2024-09-14
Gallerist’s Eye #3 MINAMI MIYAJIMA「BAIKA PIXEL」2024年9月14日(土)~10月13日(日)

・「BAIKA PIXEL」 展示記録

・「BAIKA PIXEL MAP」(会場配布していたQRコードリンク先のGoogleマップ)

Gallerist’s Eye #3
MINAMI MIYAJIMA「BAIKA PIXEL」
2024年9月14日(土)~10月13日(日)

開廊時間|12:00~19:00
休廊日|毎週月曜~水曜

会場|the three konohana

協力|アトリエ三月
展示協力|加納 一壱、松本 理玖

関連イベント|(※詳細はタイトルをクリックしてご覧ください)
まち歩き+座談会イベント「BAIKA POINTS」
日時|9月23日(月・祝)11:00~15:00
ナビゲーター|MINAMI MIYAJIMA(本展出品作家)、Koichiro Kojima(写真家)、新村 葉月(美術家)
事前予約制/参加定員10名/参加費500円
(※ 当日は休廊日のため、展覧会は当イベント参加者のみご覧いただけます)

トークイベント「MY HOMETOWN, KONOHANA」
日時|10月6日(日)16:00~17:30
登壇|MINAMI MIYAJIMA(本展出品作家)、村瀬ともゆき(カメラマン)
会場|the three konohana
参加無料、予約不要

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このたびthe three konohanaでは、MINAMI MIYAJIMA(b.1997)の個展「BAIKA PIXEL」を開催します。本展は、8年ぶりに実施するGallerist’s Eyeシリーズの企画として、MIYAJIMAの取扱ギャラリーである大阪のアトリエ三月の協力にて開催します。

MIYAJIMAは、増殖するスクエアをモチーフとした絵画や立体作品、空間表現など美術作家としての活動のほか、イラストレーションやグッズの制作など、アート/デザインにこだわらない表現活動を幅広く展開しています。さらに、大阪市東成区今里にギャラリー「JITSUZAISEI (実在性)」を2021年に開廊し、自らと同世代の作家を中心とした展覧会を、定期的に企画・開催しています。20代にして自らのアーティスト活動と並行して、他のアーティストのサポートも手掛ける彼女の精力的な活動には、関西内外で大きな注目を集めています。

MIYAJIMAは、弊廊が位置するここ大阪市此花区梅香・四貫島地区で生まれ育ちました。幼少期から絵を描くことが好きだった彼女は、美術科のある大阪府立港南造形高校に進学し、その在学中に現在のスタイルであるスクエアを描く表現を見出し、アーティストとしての第一歩を踏み出しました。またその頃の当地は、外からアーティストやアートに従事する人々が集い、弊廊も含めて開かれた活動拠点が次々と立ち上がり、「アートのまち」として広く認知されていくこととなる「此花区梅香・四貫島エリア」の動きが成熟していく時期とも重なります。当時の彼女もこれらのアート系スペースに時々足を運び、漠然とながらもアーティストとして活動する人たちの存在に触れていました。そして最近になり彼女は、当時から現在に至る自らの表現が、幼少期から親しんできた当地のまちの景色に影響を受けていたことに気づきます。

本展は、MIYAJIMAが生まれ育ったまちで初めて自らの作品を発表する機会から、彼女の表現活動の原点を捉え直すと共に、これまで各所で語られてきた当地とアートの親和性を新たな視点で再考することを狙いとします。本展では、彼女の表現のルーツである此花区梅香・四貫島地区を改めて強く意識して制作した絵画作品と、ギャラリー空間全体を使ったインスタレーションを中心に構成し、あわせて会期中に2つの関連イベントを開催します。

これまで、「此花区梅香・四貫島エリア」にある「アートのまち」としてのイメージは、15年前より当地の外から続々とやってきた人々によって作られてきました。活動者の多くがこのまちを構成するあらゆる要素に関心と共感を持って、各々の表現活動に取り込んでいきながら、アートとまちの親和性の文脈が作られてきたように思います。一方で、「アートのまち」と語られる前からこの地に暮らし、アートを志向することになったMIYAJIMAが、自らの表現の中に当地の要素を受容したアプローチは、これまでの当エリアのアートの文脈とは明らかに異なっています。当地で広くアートの活動をする人々よりも若い頃から、かつ長くこのまちに触れてきた彼女の視点から、育ってきた環境が自らの表現に影響することとはどういうことか、そして「此花区梅香・四貫島エリア」が各々の表現活動の拠りどころになり続けている要因は何かを、改めてみなさまと共に考える機会になれば幸いです。

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MINAMI MIYAJIMA(ミナミ ミヤジマ) プロフィール
1997 大阪市此花区梅香生まれ
2016 大阪府立港南造形高等学校卒業、大阪芸術大学デザイン学科入学・中退
2021 大阪市東成区今里にアートギャラリー「JITSUZAISEI」を開廊

[個展]
2019 「OBJECTIVELY」アトリエ三月(大阪)
2020 「EROSION/侵食」アトリエ三月
2023 「MINAMI MIYAJIMA 台北個展」美寓藝術文旅(台北/台湾)

[主なグループ展]
2019 「手塚治虫生誕90周年記念 I♡MANGA」MDP GALLERY(東京)
2020 「whereabouts : sep」アトリエ三月
2021 「大阪アンデパンダン展」gekilin.(大阪)
   「3 trois」gekilin.
2022 「parts」ルンパルンパ(石川)
   「Group_Show_202210」ex-chamber museum(東京)
   「遊具 きゃらあい×MINAMI MIYAJIMA」CONTEMPORARY TOKYO(東京)
2023 「CASO Lounge OPENING EVENT 2DAYS」シーサイドスタジオCASO (大阪)
   「SHOW CASE “LINE”」アトリエ三月
2024   「OSAKA ART MARKET」グランフロント大阪 ナレッジプラザ
   「About the Grid and the art to revolt against orden」Gallery Gezwanzig(ウィーン/オーストリア)
   「まる・さんかく・しかくに魅せられた者たち」梅田阪急SOUQ(大阪)
   「MEET CULTURE in OSAKA」シーサイドスタジオCASO

作家HP:https://minamimiyajima.com/

 

2024-06-22
小松原 智史「ふたたび巣をたてる」 2024年6月22日(土)~7月28日(日)

・「ふたたび巣をたてる」 展示記録

小松原 智史「ふたたび巣をたてる」
2024年6月22日(土)~7月28日(日)

開廊時間|12:00~19:00
休廊日|毎週月・火・水曜

会場|the three konohana

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このたびthe three konohanaでは、2年ぶりとなる小松原 智史(KOMATSUBARA Satoshi, b.1989)の個展「ふたたび巣をたてる」を開催します。

2年前の前回の個展「ばける|きえる|うけいれる」では、屋外での作品発表や海外での滞在制作など、新たな環境の下で制作・発表を重ねる中で現れてきた小松原の新たな描きのバリエーションを、平面表現の中に引き戻す意識で制作した作品群を発表しました。それに続く本展では、近年の彼の環境の変化から現れたもう一つの側面、空間への向き合い方が主題となります。

当初の彼の空間への意識は、空間自体を規定する壁面を自らの描きで埋め尽くしていくことに徹していました。しかし、空間の外側には触れられてもその内側には入り込めないという疑問から、2018年の個展「巣をたてる」では竹や廃材などで立体的な構造体を作りながら、それ自体にも描いていくという手法を試みました。その後様々な模索を経て、2020年から3年連続で参加した芸術祭「MIND TRAIL-奥大和 心のなかの美術館」で、3Dペンを使った樹脂による立体的なドローイング作品を発表したことが、大きな成果のひとつとなりました。前回の個展以降も、大きく展開した近年の表現のあらゆる要素を、彼自身の中でひとつひとつ丁寧に見つめ直しています。

本展では、2018年の弊廊での個展以来取り組み続けてきた、空間へのアプローチに特化した作品群を中心に構成します。しかし、立体的な作品を手掛けながらも、彼の表現の根本にあるのは描くことです。筆やペンを下ろすところを、限られた二次元の領域からいかに自由になるかを模索しながら、いまの彼の志向はドローイングとペインティングを並列化して、それらの境界を解体していくことを目指しているようにも感じます。

本展は、小松原が次の表現の構築に向けて、2018年から時間をかけて模索し続けてきた過程において大きな区切りになるかと思います。当時の「巣をたてる」意識から始まり、自らの表現と空間の関係性に向き合ってきた彼の真摯な姿勢に触れていただければ幸いです。

 

2024-03-02
「Gallery Collection 2024 Spring」2024年3月2日(土)~24日(日)

「Gallery Collection 2024 Spring」
2024年3月2日(土)~24日(日)

出品作家|泉 茂、加賀城 健、加藤 巧

開廊時間|12:00~19:00
休廊日|毎週月・火・水曜、3/22(金)

会場|the three konohana

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このたびthe three konohanaでは、3月2日(土)より「Gallery Collection 2024 Spring」を開催します。

昨年2023年に弊廊で展覧会を開催した泉 茂、加賀城 健、加藤 巧の3名の作品を、昨年や過去の弊廊での展覧会出品作の他、未発表作も交えて紹介します。

なお本展は、ttk近隣のFIGYAで3月9日(土)より開催する、下道基行さんの個展「船はあの丘に登った」と連携してオープンします。此花区梅香・四貫島エリアの複数のスペースにて、2014年に閉廊した梅香堂にゆかりのある作家たちの展示をあわせてご覧いただけます。
連携企画の会場マップはこちら→https://maps.app.goo.gl/dT45oF3AuLamuPPZ6

 

2023-11-03
開廊10周年記念展 Vol.3 「PRE KONOHANA MUSEUM」 2023年11月3日(金・祝)~26日(日)

・「PRE KONOHANA MUSEUM」 展示記録

・「PRE KONOHANA MUSEUM」出品リスト(PDF)
・ KONOHANA TIMELINE(Google Spreadsheet)

the three konohana 開廊10周年記念展 Vol.3

「PRE KONOHANA MUSEUM」
2023年11月3日(金・祝)~26日(日)

企画|NO ARCHITECTS、the three konohana

開廊時間|12:00~19:00
休廊日|毎週月・火・水曜

会場|the three konohana

大阪市助成事業

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このたびthe three konohanaでは、弊廊の開廊10周年記念展の第3弾として、「PRE KONOHANA MUSEUM」を、大阪市此花区在住の建築家ユニットNO ARCHITECTSとの共同企画で開催します。

「PRE KONOHANA MUSEUM(プレ・コノハナ・ミュージアム)」は、大阪市此花区梅香・四貫島エリアを拠点に、まちとアートの関係が継続的に育まれてきた約15年間の活動の蓄積を可視化し、その変遷をたどる機会を創出することを目的とした展覧会です。

当エリアは、2007年に地元の不動産会社が主導して、アートを活用したまちづくりの取り組みが始まりました。以降現在に至るまで、随時出入りがありながらも、延べ数百人規模の人々が自らの活動をおこなう中で、大小様々なユニークなイベントが開かれています。また、毎年のように開かれた活動拠点が立ち上がる一方で閉鎖するところもあり、当エリアの動きは常に変化がありながらも持続しています。

本展では、NO ARCHITECTSが長年収集してきた、当エリアで開催された多数のイベントや展覧会の広報物を中心に、関連する各種資料を、10年前に自ら設計を担当したthe three konohanaのギャラリー空間に、仮設の「まちのミュージアム」を想定した空間を構築して展示します。

これまで当エリアは、独特のまちとアートの関係とその成熟の過程が注目を集め、様々な視点から多数の学術論文や各種メディアの取材記事などで言及されてきましたが、近年は周辺を取り巻く状況からその認識に隔たりを感じることも度々起きています。本展を通じて、当エリアの特徴や個性、そして15年もの歳月をかけて紡がれてきた、この「まち」の文脈を、地域内外の方々と共に改めて捉え直す機会になれば幸いです。

【主な出品予定資料】

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【NO ARCHITECTS(ノー アーキテクツ)経歴】

西山広志、奥平桂子により共同主宰。
2009年 神戸芸術工科大学大学院を共に修了し、nishiyamahiroshiokudairakeiko として活動を開始。
2011年 大阪市此花区へ事務所移転に伴い NO ARCHITECTS 設立。
建築をベースに、設計やデザイン、インスタレーション、ワークショップ、会場構成、まちづくりなど活動は多岐にわたる。
また、音楽家や美術家、写真家、劇作家、詩人、ダンサー等とのコラボレーションや、展覧会の企画など領域をまたいだ活動も行っている。
著書に『NO BOOK』 (OOO PRESS)、『REMIX TOWN』 (RAD)など。
現在、西山は摂南大学 ・ 近畿大学・京都芸術大学 非常勤講師。奥平は京都芸術大学 非常勤講師。
http://noarchitects.jp/