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2013-05-21伊吹 拓 展「“ただなか”にいること」 展示記録
撮影日:2013年5月3日 撮影:長谷川 朋也
2013-05-20ttk開廊および伊吹拓展に関する、掲載プレビュー・レビューのご紹介
ttkの開廊と伊吹拓展につきまして、各所にて多くのプレビュー・レビューをご掲載いただきました。
主だったご掲載記事を以下にまとめてご紹介させていただきます。ttkおよび伊吹展をご紹介くださったみなさまに、心より御礼申し上げます。
・Lmaga.jp「小吹隆文が選ぶ2月のスペシャル展覧会」(プレビュー/2月19日)
http://lmaga.jp/article.php?id=2055
・CNTR「the three konohana オープン」(プレビュー/3月13日)
http://cntr.jp/news/the-three-konohana/
・ブログ「プラダーウィリー症候群(Prader-Willi Syndrome)の情報のメモ」(レビュー/3月16日)
http://d.hatena.ne.jp/prader-willi/20130316
・『美術手帖』4月号 ART NAVI(プレビュー/3月18日)
・『GALLERY 4月号』「NEW GALLERY特集(P.101)」(プレビュー/4月1日)
・ブログ「アートのある暮らし allier style」(レビュー/4月6日)
http://allierstyle.blog.fc2.com/blog-entry-33.html
・ブログ「よしもと芸人 おかけんた・ブログ」(レビュー/5月1日)
http://nicevoice.laff.jp/blog/2013/05/post-64bb.html
・『美樂舎 会報第258号』「丹伸巨のコレクター日記」(レビュー/5月7日)
美樂舎HP:http://bigakusya.com/
2013-05-16伊吹拓展を振り返って
まず、この伊吹拓展はttk最初の展覧会であること。今後ttkが認知されていくにつれて、この展覧会によってギャラリーのイメージの半分は確実に形成されていく、ただの1回目では止まらない非常に重要なものでした。そして、伊吹さんにとっても、本格的に当展の出品作品を制作し始めた時期にギャラリー空間が出来上がっていないという(最終的には作品搬入の当日に引き渡し完了)、あくまでもギャラリー空間の完成予想のイメージのみで作品の構成を考えなければならなかった稀有な状況の中で完成した展覧会でした。
伊吹さんにとっては、こういう特殊な環境の中で、自分自身のこれまで積み重ねてきた表現から次への新たな展開を見せようと意気込んでいただき、それが明確な形となって当展の展示構成に現れたと、私自身強く自負しております。これまで感性による世界観を抽象絵画というフォーマットに描き続けてきた伊吹さんでしたが、今回は特にホワイトキューブのスペースに並んだ3点の横長の大作と、メインイメージになった100号スクエアの作品に、次の展開を示唆させる表現がはっきりと見られました。
それは明確な意識を持って画面上に刻まれた強い筆致と、画面に押し込められた数多くの要素たち。筆致の強弱、多様な色彩、かたち、更には表面上のマチエールと、これまでの伊吹さんの作品には無かった、膨大な情報量としてのディティールでもって画面上を埋め尽くすことを意図した作品群が提示されました。
これら当展のメインというべき4作品の特徴は、これまでの伊吹さんの作品に頻繁に見られた心象的とされるイメージや空間的表現ともいえる描写から、いかに絵画、画面というプリミティブな概念に向き合っていくかという、彼の強い意志が垣間見られるものでした。解釈によっては、これまでの鑑賞者が介入する余地の大きかった画面から、自分自身の世界へ没入していくような様もあり、時には鑑賞者をも突き放すかのような冷たさも感じられました。更に、彼の自発的なストロークや数々のディティールを過剰なほどに画面上に入れ込むことによって、逆にオールオーヴァーなイメージは影を潜めて、限られた画面上でいかに自らの多様な要素をコンポジションしていくかが、伊吹さんの今回の大きな目的であり成果だったように思えます。
そのプロセスが概念的に伝わるという点で効果的だったものが、奥の和室にあったワーク・イン・プログレスの作品でした。6畳の和室に仰向けに置いた巨大なキャンバスに、最終的に会期中4回の重ね塗りをおこない、実際の作品が出来上がるプロセスを垣間見せるものでした。しかしながら、この試みは公開制作としてはおこなわず、お客さんが帰られた夜に加筆はおこなわれ、油の匂いが充満し表面が全く乾いていないみずみずしい画面が、翌日に突然現れるという状況を幾度と見せることになりました。行為としてのプロセスが決して具体的な様では見られない、あくまでも鑑賞者の想像の中で新しい画面が塗り重ねられることによって、鑑賞者の関心はより画面の方に集中し、油が乾いていく時間経過の中で細部が徐々に形成されていく感覚にも、絵画としての純粋なプロセスが強調されていくものとなりました。更にこの作品には、伊吹さんがこの1ヶ月半の会期の中で此花の町の雰囲気に触れ、その印象が自然に作品へと反映されていった、サイトスペシフィックな要素が予想以上に強かったこともここに書き加えておきます。
改めましてこの伊吹展では、伊吹さん自身の「絵画」そのものへの意識の強まりと共に、ttkとしましても、現代の絵画における本質というものに、私自身を含めて多くの方々への関心の誘導とその必要性を訴え、それらが明確に打ち出せた内容となったと思います。当展のテキストにも書かせていただきましたが、「あえて絵画そのものの概念や本質についてじっくりと考える機会になれば」の通りに、お越しいただいた方々からもそのような機会となったとの声を多数いただきました。ホワイトキューブと和室、二つの展示室の対比から、画面上に具体的なイメージが存在しない本来の「抽象絵画」としての存在をより一層強調させることで、純粋な絵画性を多くの方々に強く印象付けることができ、伊吹さんの従来からのイメージの転換にも、そしてttkのブランドイメージの創出にも意義のある展覧会であったと思います。
最後になりましたが、ttk最初の展覧会として、大変多くのみなさまにご来廊いただきましたこと、心より感謝申し上げます。そして、これからの伊吹さんの更なる展開にもぜひご期待ください。
2013-05-16KAMO 4th Meeting 【5/11(土)20:00〜】
2013年5月11日(土)20時~23時(19時半開場)
会場:OTONARI(大阪市此花区梅香1-15-18 梅香堂のお隣)
トークゲスト:宮本 典子さん(ART OSAKA・フェアマネージャー)
今年で11回目となるアート大阪は、国内で現在継続しているものでは最も歴史のあるアートフェアです。
アート大阪の変遷から、そもそものアートフェアの仕組み、そして作品売買のリアルな現状と共に、アート大阪の課題や今後の方向性など、幅広くアートフェアについてお話いただきました。
2013-05-06Director’s Eye #1 結城加代子「SLASH / 09」 【6/7(金)~7/14(日)】
the three konohana、次回の展覧会情報を公開いたします。
開廊後2本目の展覧会は、「Director’s Eye」の第1弾として、東京に拠点を置くギャラリスト、結城 加代子(YUKI Kayoko, b.1980)のディレクションによる「SLASH / 09」を開催いたします。
小林 礼佳、斎藤 玲児、藤田 道子、以上3名の作家によるグループ展形式です。
【詳しくはこちら】
2013-04-11「伊吹拓展」会期折り返しです!
先月15日のオープン以来、続々と多くのみなさんにギャラリーへお越しいただき、まことにありがとうございます。ttkの売りの一つである、展覧会の会期1ヵ月半もちょうど折り返しを迎えようとしています。1ヵ月半という会期に設定している理由は、お見逃しの無いようにということ、そして展示や作品、作家の世界観をみなさんの心により深く刻んでもらうために、会期中に複数回ご覧いただきたいという狙いがあります。
まだお越しになられていない方も、すでに各所で知られていると思いますが、ttkには2つの展示室があります。約37㎡のホワイトキューブの展示室には、この規模には珍しい約10mの長いまっ平らな壁面があります。そして、私のデスクの後ろをくぐると、まさに此花梅香地区の生活単位とも言える、6畳一間の和室があります。まさに対極にあると言える二つの展示空間を、自らの表現のためにいかに効果的に使いこなすか。これは、今後ここで展覧会を作っていく作家やディレクターにとっては高いハードルであり、展示をすること企画をすることにおいては大きな醍醐味だと思います。
そんなttkの空間で最初の展示をおこなった伊吹さん。ttkのオープニングを飾るタイミングが彼の様々な要素と交じり合って、明らかにこれまでの作風からの新たな展開を垣間見られる内容となっております。これからギャラリーにお越しいただく方には、ここで話すとネタばれになってしまうのでほどほどにしておきますが(笑)、特にホワイトキューブの展示室の10mの壁面に並ぶ大作たちは見ごたえ十分です!階段を上がり終えた瞬間に、この荘厳な大画面がみなさまを出迎えてくれます。伊吹さんの「絵画」そのものに対する意識の強まりを、ここでしっかりと感じていただければと思います。
そして、奥にある和室の展示室にあるWork in Progressの作品も、昨日2度目の加筆が加えられて、新たな画面に塗り替えられました。2週間前の加筆よりもかなり大規模なものとなって、前回前々回の画面の面影は全く見られないほどになっております。そして、加筆の度に起きることですが、油絵具の匂いはスペース全体に充満しております(笑)。
この作品の見どころは、絶対に日中だと私は思います。南向きのベランダの窓から差し込む陽光が、伊吹さんのみずみずしい画面に触れると…。この作品が提示する絵画としての意識は、ある意味ホワイトキューブに展示している作品とは対照的なものです。
自発的かつ積極的なアプローチと、他者や偶然性に委ねるアプローチ。この絵画そのものに対する両極の概念の「ただなか」にいる感覚を、ぜひ当展の展示空間の中で直接触れていただきたく思います。会期もあと4週間余り、展示空間に変化が生じる余地がまだ随所にあります。引き続きみなさんのお越しをお待ちしております!
2013-04-01山中 俊広 Toshihiro Yamanaka
– director –

山中俊広 Toshihiro Yamanaka
ギャラリスト/キュレーター
1975
・大阪府生まれ
1998
・大阪府立大学 経済学部 卒業
2001
・大阪芸術大学大学院 芸術文化研究科 博士前期課程修了
[主な職歴]
2002
・大阪芸術大学博物館 学芸員(~’03年度)
2008
・YOD Gallery (大阪) ディレクター(~’11年)
2012
・インディペンデントキュレーターとして活動を開始
2013
・the three konohana 代表/ディレクター[現職]
・KAMO [Konohana Arts Meeting for Osaka] 運営メンバー(~’16年)
・飛鳥アートヴィレッジ プログラム・コーディネーター(~’19年度)
2014
・大阪芸術大学 芸術計画学科 非常勤講師(~’24年度)
・奈良・町家の芸術祭 はならぁと アートディレクター(~’15年度)
・見っけ!このはな 実行委員会メンバー(~’17年)
2016
・近畿大学 文芸学部 文化デザイン学科 非常勤講師[現職]
2018
・大阪アーツカウンシル 部会委員(~’21年度)
・HUB-IBARAKI ART PROJECT チーフディレクター(~’22年度)
2023
・オオサカアートフェスティバル Art Exhibition & Fair部門 展示アドバイザー
・大阪芸術大学博物館 学芸員[現職]
2025
・大阪芸術大学 芸術計画学科 客員教授【現職】
[主な企画(キュレーター)]
2012
・「リアリティとの戯れ -Figurative Paintings-」なんばパークス(大阪)
・「ぐるりとギャラリー 大阪ツアー」 [ART OSAKA 2012関連企画] ※ギャラリーツアー、関西アートカレンダーと共同企画
・「『記憶』をゆり動かす『いろ』」大和郡山市 旧川本邸(奈良) [奈良・町家の芸術祭 HANARART 2012]
2013
・「ボーダーレスのゆくえ」なんばパークス(大阪)
・「ぐるりとギャラリー 大阪ツアー」 [ART OSAKA 2013関連企画] ※ギャラリーツアー、関西アートカレンダーと共同企画
・「ギャラリストのまなざし - Management for Artists -」なんばパークス(大阪)
・「飛鳥アートヴィレッジ 2013」 [アーティスト・イン・レジデンス/展覧会]
2014
・「奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2014」
・「飛鳥アートヴィレッジ 2014」 [アーティスト・イン・レジデンス/展覧会]
2015
・「奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2015」
2016
・「飛鳥アートヴィレッジ 2016」
2017
・「飛鳥アートヴィレッジ 2017」
2019
・「HUB-IBARAKI ART PROJECT 2018-2019」
・「飛鳥アートヴィレッジ 2019」 [アーティスト・イン・レジデンス/展覧会]
2020
・「HUB-IBARAKI ART PROJECT 2020」
2021
・「HUB-IBARAKI ART PROJECT 2021」
2022
・「HUB-IBARAKI ART PROJECT 2022」
2023
・「Artworks as Gift」大阪芸術大学博物館
2024
・「群衆|不在 アンリ・カルティエ=ブレッソン—揺れ動く世界へのまなざし」大阪芸術大学博物館
・「吉川静子と大阪芸術大学」大阪芸術大学博物館
[主な執筆、トーク・講演など]
2012
・「森村誠展 Daily Hope」Tokio Out of Place(東京) DM・リーフレットテキスト執筆
・『月刊アートコレクター』9月号 「評論家が選ぶ新人特集」執筆
・『アートビレッジボイス』(神戸アートビレッジセンター発行) Vol.66 「レコメン」執筆
2013
・「5 Artist Exihbition」阪急メンズ館(大阪) アーティストトーク・司会コーディネート
・『大阪保険医雑誌』10月号 「ピープル」執筆
2014
・『FLAG – Foreigner’s Live Art Guide』 展覧会レビュー執筆
_ 4-5月号 「上出惠悟 硯海の貝」
_ 6-7月号 「続続 木内貴志とその時代 ~帰ってきたキウチさん~」
_ 8-9月号 「水内義人のライトアーカイブス ~パブリック・パブリッシュ・パブ~」
_ 10-11月号 「森村誠 g+α」
_ 12-1月号 「おおさかカンヴァス2014」
_ 2-3月号 「act_ 城下浩伺とTACOの展覧会」
・「絹谷幸二賞」 推薦委員(-’17)
2015
・「国際発信力のある現代美術のキュレーター育成のための状況等に係る調査 意見交換会」登壇(京都芸術センター)
・『大阪保険医雑誌』5月号 特集「サードプレイスをご存知ですか」執筆
・「capacious STUDIES #01 アートと福祉と著作権」 レクチャー(大阪府社会福祉会館)
2016
・『REMIX TOWN』(NO ARCHITECTS 著) 「まちのアート」執筆
2017
・『染織情報α 2017年11月号』「「工芸」と「現代美術」を横断する染色表現」執筆(加賀城健「Physical / Flat」レビュー)
2018
・『融』2018年7月号 「此花区梅香・四貫島エリアの10年」執筆
2019
・おおさかアートコモンズ(仮称)ギャザリング「アートを伝える。アートを感じる。」 スピーカー(大阪府立江之子島文化芸術創造センター)
・TENRI ARTIST-IN-RESIDENCE in NARA 特別トークイベント「アーティスト・イン・レジデンスの可能性をさぐる。」 トークゲスト(Art-Space TARN、奈良)
・東大阪市民美術センター 美術教養講座「アートをしる、みる、かた〜る」 レクチャー(東大阪市民美術センター、大阪)
2020
・「第2回 大阪芸術文化交流シンポジウム 大阪から「美術/アート」を拓く」登壇(大阪府立大学 I-siteなんば)
・『TENRI ARTIST IN RESIDENCE in NARA 2019 ARCHIVE BOOK』「土地をトレースすることの意味」執筆(RAD「Moment in Landscape 反復-干渉-並置」レビュー)
・『カコイバ(茨木市市民会館仮囲いART PROJECT)記録集』「離合集散のモニュメントとしての「カコイバ」」執筆
・「天若湖アートプロジェクト2020」オンラインイベント・アート部門座談会登壇
2023
・ NEST ロンチイベント「24 hour × 8 event」 トークゲスト(NEST、大阪)
・ UNKNOWN ASIA 2023 トークセッション「関西のアートシーンの今を紐解く」 トークゲスト(大阪デザインセンター)
・「バグスクール:うごかしてみる!」関連トークイベント 「キュレータークロストーク」登壇(BUG、東京)
2024
・ はじのさと芸術祭 プレイベント 「教えて山中さん!」登壇(アサノヤ、大阪)
・ HUB-IBARAKI ART PROJECT「ディレクターバトンタッチトーク」登壇(茨木市市民総合センター[クリエイトセンター]、大阪)
2025
・「泉茂のサイトスペシフィックアート─ 1970年代のひとつの表現より」執筆(『藝術文化研究』第29号、大阪芸術大学大学院芸術研究科)
レクチャー実績校:大阪芸術大学、近畿大学、宝塚造形芸術大学、阪南大学、四天王寺大学、立命館大学、大阪成蹊大学、大阪公立大学
2013-04-01泉 茂 Shigeru Izumi
– artist –
1922 大阪市に生まれる
1939 大阪市立工芸学校工芸図案科 卒業
1951 「デモクラート美術家協会」設立(~’57)
1959 渡米、ニューヨークの版画工房「Pratt Institute」客員教授(~’62)
1963 パリへ移住(~’68)
1970 大阪芸術大学美術学科教授に就任(~’92)
1995 逝去
[主な展覧会(生前)]
1957 「第1回東京国際版画ビエンナーレ展」[新人奨励賞受賞]、「第4回サンパウロビエンナーレ展」(ブラジル)
1965 「日本の新しい絵画と彫刻展」ニューヨーク近代美術館など全米8館を巡回(~’67)
1975 「アートナウ’75」兵庫県立近代美術館
1978 「今日の作家シリーズ 泉茂展 -1963年以後-」大阪府民ギャラリー
1980 「泉茂 個展」番画廊(大阪)※生前は’81、’84、’87、’92、’93、’94年に個展開催
1983 「関西の美術家シリーズ 1 津高和一・泉茂・吉原英雄展」和歌山県立近代美術館
1986 「瑛九とその周辺」埼玉県立近代美術館など3館を巡回
1993 「久保定次郎と芸術家-戦後 初期版画を中心に」町田市立国際版画美術館(東京)
1994 「関西の美術 1950’s~1970’s」兵庫県立近代美術館
[主な展覧会(没後)]
1996 「泉茂展」 伊丹市立美術館(兵庫)
1998 「泉茂-初期版画作品を中心に」和歌山県立近代美術館
1999 「デモクラート 1951~1957 -開放された戦後美術-」和歌山県立近代美術館など3 館を巡回
2005 「没後 10 年 遺業・泉茂展」和歌山県立近代美術館
2006 「画家泉茂の写真展」滋賀県立近代美術館
2012 「泉茂 挑戦する画家」堺市立文化館ギャラリー(大阪)
2015 「没後 20 年 泉茂の版画紀行」BBプラザ美術館(兵庫)
2016 「受贈記念 泉茂の版画」徳島県立近代美術館
2017 「泉茂 ハンサムな絵のつくりかた」 和歌山県立近代美術館
2017 「PAINTINGS 1971-93」 Yoshimi Arts、the three konohana(大阪)
2018 「1960-70’s」Yoshimi Arts
2019 「Drawings 1960’s」Yoshimi Arts、the three konohana
2021 「2つの時代の平面・絵画表現-泉茂と6名の現代作家展」Yoshimi Arts、the three konohana
2023 「Newly Discovered Works」 Yoshimi Arts、the three konohana
[主なパブリックコレクション]
和歌山県立近代美術館、国立国際美術館、伊丹市立美術館、西宮市大谷記念美術館、大阪中之島美術館建設準備室、大阪府、堺市、兵庫県立美術館、徳島県立近代美術館、東京国立近代美術館、埼玉県立近代美術館、宮崎県立近代美術館、町田市国際版画美術館、京都国立近代美術館、パリ市立近代美術館、カーネギー美術館、ニューヨーク近代美術館
泉 茂 《凹む楕円》 油彩、キャンバス 162.0 x 130.3 cm 1981 年
泉 茂 《JF10035》 油彩、キャンバス 130.3 x 162.0 cm 1971 年
2013-04-01加賀城 健 Ken Kagajo
– artist –

1974
・大阪府生まれ
2000
・大阪芸術大学大学院 芸術制作研究科修了
現在
・金沢美術工芸大学 美術工芸学部 工芸科 教授
・大阪芸術大学大学院 客員教授
[主な個展]
2000
・ギャラリーマロニエ(京都/’01、’02、’04、’06)
2002
・GALERIE SOL (東京/’05、’07)
2004
・ギャラリーギャラリー (京都/’07、’09)
2009
・YOD Gallery (大阪/’11)
2011
・ギャラリー揺 (京都)
2013
・「ヴァリアブル・コスモス|Variable Cosmos」 the three konohana(大阪)
2015
・「Essential Depths」 the three konohana
2017
・「Physical / Flat」 the three konohana、ホテルグランヴィア大阪(ART OSAKA 2017/アートフェア/the three konohanaより出品)
2020
・「Shimmering」 祇をん小西(京都)
2022
・「Manipulation / Interchange」the three konohana
・「Tide」ArtShop月映(石川)
2024
・「一つのメルヘン」小矢部市美術館 アートハウスおやべ(富山)
[主なグループ展]
1998
・「第3回昭和シェル石油現代美術賞展」 目黒区美術館区民ギャラリー(東京)
2002
・「京都府美術工芸新鋭選抜展」 京都文化博物館(’06)
・「染・清流展」 京都市美術館、目黒区美術館
2004
・「染・清流展」 京都市美術館
2005
・「Kaunas Art Biennale」 ジリンカリス美術館(リトアニア)
2006
・「Japanese Suppleness -contemporary art from Japan-」 Gjethuset(デンマーク)
・「Art Court Frontier 2006 #4」 ARTCOURT Gallery(大阪)
2007
・「染・清流展」 染・清流館(’09、’11、’13、’15)
2009
・「Art Cloth: Engaging New Visions」 Fairfiled City Museum & Gallery(オーストラリア)
2010
・「Under 100」 YOD Gallery(大阪)
・「京都工芸ビエンナーレ」 京都文化博物館
2011
・「ASIA-EUROPE, Textile Art Contemporary」 Musée JEAN-LURÇAT et de la Tapisserie Contemporaine(フランス)
2012
・「大イタリア展 Viva Italia!」 Studio J、STANDARD BOOKSTORE(大阪)
・「「記憶」をゆり動かす「いろ」」 大和郡山市 旧川本邸 [奈良・町家の芸術祭 HANARART 2012]
2014
・「大ドイツ展 Grossartige Deutschland Ausstellung」 Studio J(大阪)
・「ASIA-EUROPE II」 Deutsches Textilmuseum(クレーフェルト・ドイツ)
・「Styling Art Exhibition ドレッシンググリーン」 阪急メンズ大阪
2015
・「Contemporary NOREN」京都芸術センター
・「現在幽霊画展」 TAV GALLERY(東京)
2016
・「進撃!抽象絵画」 ホテルグランヴィア大阪
・「What is fiber ?」 Janina Monkute-Marks museum(リトアニア)
2017
・「染・清流展 ビエンナーレ」染・清流館(’19、’21、’23)
・「交わるいと 「あいだ」をひらく術として」広島市現代美術館
2018
・「rejuvenation」Studio J
・「行為と現象 I」染・清流館
2019
・「方法の発露 2019-制作論の再検討」石川県政記念しいのき迎賓館
2020
・「Online / Contactless」the three konohana
2021
・「JTCテキスタイルの未来形 in 宝塚 2021」宝塚市立文化芸術センター(兵庫/’25)
・「すごもりむしとをひらく」鍛冶町倉庫(石川)
・「行為と現象 Ⅱ 本野東一へのまなざし」染・清流館
2022
・「挑む二人 舘正明・加賀城健」ギャラリー恵風(京都)
2023
・「多様化する工芸」dining gallery 銀座の金沢(東京)
・「加賀城健×加藤巧 Haste Makes Waste」the three konohana
・「INSPIRATION」Janina Monkute-Marks Art Museum(Kedainiai、リトアニア)
2024
・「染色の抽象表現 part 2」染・清流館
・「工芸のちから2024」大阪芸術大学芸術情報センター
・「行為と現象Ⅲ」染・清流館
・「布のすがた-いまむかし」大阪くらしの今昔館
[出版]
2010 『型防染で染める』 (染織と生活社)
2012 『柿渋あーと 柿渋糊でつくる身近なアート』(染織と生活社)
2015 『染める抜く 藍染め』 (染織と生活社)
2017 『柿渋×型染』 (染織と生活社)
[コミッションワーク]
2019 ハレクラニ沖縄 クラブラウンジ

[左]《Manipulation-Mentor》 綿布、染料、木材/指による糊置、糊染 280.0 x 1000.0 cm 2021
[右]《数々の夜》 綿サテン布、染料、木材/指による糊置、糊染 273.0 x 317.0 cm 2021
《Transfer-dyeing (Sanctuary#3)》 レーヨン・ポリエステル混紡布、染料、木枠/糊防染、移し染 110.0 x 110.0 cm 2022
2013-04-01加藤 巧 Takumi Kato
– artist –

1984
・愛知県生まれ(現在岐阜県在住)
2010
・大阪芸術大学 美術学科 卒業
現在
・名古屋造形大学 非常勤講師
・成安造形大学 非常勤講師
・京都市立芸術大学 非常勤講師
[主な個展]
2006
・「horse it」 YEBISU ART LABO(愛知)
2011
・「Workspace」 遊工房アートスペース(東京)
2015
・「Seen from a Vehicle」 KulttuuriKauppila(イー/フィンランド)
2016
・「~|wave dash」 awai art center(長野)
・「ARRAY」 the three konohana(大阪)
2017
・「Clock Works」 GALLERY MIKAWAYA(愛知)
2020
・「artTNZ(アートフェア)」TERRADA ART COMPLEX II(東京)
2021
・「Re-touch」the three konohana
・「Quarry」gallery N(愛知)
2022
・「判断の尺度 vol. 2 加藤巧|To Do」gallery αM(東京)
・「If it were」gallery N神田社宅(東京)
2023
・「Gallery Collection-Recent Works 2020-22」 the three konohana
2024
・「Moving Meditation」gallery N
・「愛情、畏敬、恭順、忍耐 -Enthusiasm, Reverence, Obedience and Constancy-」the three konohana
[主なグループ展]
2007
・「Wonder seed 2007」トーキョーワンダーサイト渋谷(東京)
・「衝撃のコントラスト」愛知県立芸術大学学食2Fギャラリー(愛知)
・「RISE UP」gallerie OU(大阪)
2008
・「グループ展」市民ギャラリー矢田(愛知)
2009
・「日中国際交流展」故宮博物院(北京/中国)
2011
・「肥えた土地」アキバタマビ21(東京)
・「第9回熊谷守一大賞展」(岐阜)
2012
・「460 exhibition」市民ギャラリー矢田(愛知)
・「World Event Young Artists 2012」(ノッティンガム/イギリス)
・「3 Japanese Artists in WEYA 2012」遊工房アートスペース(東京)
2013
・「Woodland Gallery 2013」みのかも文化の森(岐阜)
・「The temptation of Self-portrait」pontoporos gallery(アテネ/ギリシャ)
・「Mi Casa Su casa」Mi Casa Su Casa(シンガポール)
・「Islands」The Lorong 24A Shophouse Series(シンガポール)
2014
・「美濃加茂Annual 2014」みのかも文化の森(’15)
・「Seni Mini」Mi Casa Su Casa(シンガポール)
2015
・「Gallerism 2015」KEIHAN CITY MALL天満橋(大阪)
・「作法のためのリマインダ」今井町 元トウネ精米工場・旧中野町家[奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2015]
2017
・「±0mm」STUDIO 2-2-2(岐阜)
・「Transfer Guide」the three konohana
2018
・「ニューミューテーション」京都芸術センター
・「Pacific Breeze」White Conduit Projects(ロンドン、イギリス)
2019
・「接ぎ木 Grafting」Art Space &Cafe Barrack(愛知)、naebono アートスタジオ(札幌)
・「タイムライン-時間に触れるためのいくつかの方法」京都大学総合博物館
2020
・「VOCA展2020 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─」上野の森美術館(東京)
・「Online / Contactless」the three konohana
2021
・「2つの時代の平面・絵画表現-泉茂と6名の現代作家展」Yoshimi Arts、the three konohana(大阪)
・「S U P E R N A T U R E」White Conduit Projects
2022
・「2021年度第3期コレクション展」愛知県美術館
・「An eXhibition of SMALL things with BIG ideas」White Conduit Projects
2023
・「2022年度第3期コレクション展」愛知県美術館
・「加賀城健×加藤巧 Haste Makes Waste」the three konohana
・「ファンダメンタルズ フェス (2021-2023)」東京大学駒場博物館
2025
・「光を練り合わせる -絵画と科学の対話から」BankART Station(神奈川)
[キュレーション]
2013
・「Islands」The Lorong 24A Shophouse Series #13(シンガポール)
2014
・「Big Museum」(アテネ市内,ギリシャ)
2015
・「作法のためのリマインダ」今井町 元トウネ精米工場・旧中野町家[奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2015]
[アーティスト・イン・レジデンス]
2013
・INSTINC(シンガポール/1ヶ月間)
2015
・KulttuuriKauppila (イイ,フィンランド/2ヶ月間)
2018
・City & Guilds of London Art School Artists in Residence(ロンドン、イギリス/6か月間)
2023
・Artbreak (イイ、フィンランド/1ヶ月間)
[その他]
2015
・第30回 ホルベインスカラシップ 奨学生
[パブリックコレクション]
愛知県美術館
[作家HP] http://takumikato.com/

《Dialogue》 顔料、漆喰、Jesmonite AC730、木材 155.0 x 74.0 / 172.0 x 78.0 cm(2 点組) 2021

《Spinach》 顔料、アクリル樹脂(Paraloid B-72)、Jesmonite AC100、木材、アルミ材 37.6 x 29.5 cm 2021